たまに大蒜を無性に食したくなる時がある。
今が正にその瞬間である!
そんな時、毎回思い出す出来事が・・・
そう、このブログに何度も登場している友人である『社長』とのエピソードです。
時は今を遡る事、約15年前
私も社長もまだ同列の会社に勤務していた頃である。
同じビルの2階に私の勤める支店・3階に社長の勤める会社が入っていたため、ちょくちょくお互いのオフィスを行き来していた。
その日も大ハードに働いた帰宅前、社員出入り口で喫煙していた社長を発見!
なんだか一人の部屋に直帰したくない・・・
そこで
こる 「おつかれ~っす!」
社長 「おう、おつかれ~」
こる 「アンタさあ、今日ひま?」
社長 「あんまり遅くならなければOKだけど」
これだけの会話で、行く店もメニューも決定同然!
なにせ、二人ともデブですから・・・
駅前の、以前はチェーン店の居酒屋だった場所に居抜きで開店した、今となっては店名は忘れてしまったが『限りなく居酒屋に近い焼肉屋』に行く事になっている。
店に入り、メニューを見る。
いつもの見開きのメニューの間に
「期間限定・店長おすすめ」
と、馬鹿デカく書かれた手書きのA4サイズの紙も入っていた。
旬の物や、こだわりの品々が列記されているが、その中で二人とも目を奪われた物が・・・
「ゴロッとにんにくモッコリ餃子」
という一品である。
こる 「これ・・・ど」
社長 「アンタも目ぇ~つけたか!?」
こる 「いっちゃう?」
社長 「と~ぜんでしょ!」
こる 「でもなぁ~、明日も仕事だし・・・」
社長 「そ~だなぁ~、まあ、後で気が向いたら注文すっか!」
店員さんを呼ぶ
駅の近隣にある大学の学生さんと思われる可憐な女子の店員さんが広い店内の狭い通路を身を捩りながら注文を受けに来る!
目と目で通じ合う二人(私と社長の事)
『あの可憐な女子のお口から「モッコリ!」というセリフを!!』
はい、分かっております、二人とも変態です!
デブで変態です!!
ごっちゃりと飲食物を注文し、その都度繰り返して注文の品の確認をする女子店員。
機は熟した!
あえて最後にメニューを指差して
社長 「すいません、あとコレも!」
ニヤケ面の社長
こる 「あぁ、2人前で!!」
ワクワクしている私
ものの数秒であろうが、高まる二人の期待感
直後
女子 「にんにくぎょうざ2人前ですね」
・・・夢破れた瞬間であった・・・
超淡々と事務的な声で略称で繰り返すといった大技に我々撃沈!
その後、いつものテンションで飲み食いし激烈なまでの大蒜臭を漂わせながら店を後にし、二人で電車に乗る。
その時、同じ車両にいらした方々、真に申し訳ありませんでした!
あの時の臭いの原因は私達です。
って、乗った段階でばれてましたね・・・
翌日、職場で後輩にまで大蒜臭を非難される私
社会人としての意識低すぎでした・・・・・
因みに、「ゴロッとにんにくモッコリ餃子」のお味ですが
一片の大蒜の入った普通の餃子でした。
明日は休みだし、今夜あたり大蒜た~っぷりの物食べたい!!!