わからないよ Ⅰ | たった5ページのラブストーリー

たった5ページのラブストーリー

恋に悩んで次の一歩を踏み出せないあなたへ贈るショートストーリー

通学途中に見かける女の子を好きになった。


家から学校まで10分の道のりだが

その途中にある信号で、よく隣同士になるのだ。


周りに人はなく、信号待ちの間は彼女と二人っきりだ。

小柄で頼りなさげな印象の彼女と

最近、目が合う回数が増えてきたように思う。


信号が青になると、僕の方が歩く速度が速いので

だんだん離れて行ってしまい、幸せな時間は終わる。


ある朝、思い切って挨拶をしてみることにした。


「おはよう!」


「おはようございます。」


見た目のイメージと違い、割としっかりとした口調だ。


いきなり話かけたのに驚きもせず、

無表情のまま即答したことに少し驚いた。