それだけで良かった Ⅱ | たった5ページのラブストーリー

たった5ページのラブストーリー

恋に悩んで次の一歩を踏み出せないあなたへ贈るショートストーリー

「今日は何をお探しですか」


「今日はハラハラドキドキしたいな」


「それだったら、あれかな」


彼にリクエストすると、いろいろ選んでくれる。

これが見たいって言うと、探して持ってきてくれる。

仕事だからだろうけど、それでも嬉しいな。


「はい」


彼が1枚選んで持ってきた。


「へぇ~、面白そうだね」


「これは見てる間ずっとハラハラするし、

ラストまでアッと言う間に話が進むよ」


「そうなんだ、じゃあこれ借りてみる」


「かしこまりました。」


所どころ敬語がまじるのが、なんかこそばゆかった。