学校で見かけた時と雰囲気が違った。
エプロン姿がよく似合っている。
その子は背が高いわけでも、低いわけでもない。
痩せてもないし、太ってもいない。
ごく普通の女の子で、意識したことはなかった。
胸がドキドキしたまま、パンを選び
レジへと持っていった。
「150円です」
僕は何も言えないまま150円を渡した。
「袋はご入り用ですか?」
「・・・はい」
パンを袋に入れ、差し出してくれた。
なにげなく袋を受け取ると、
僕の手が彼女の手にあたった。
一瞬目が合ったが、頭の中が真っ白になって
何も出来なかった。