情報をFacebookにアップする事が多くなっていたため、ブログの方は
少しお休みをしていましたが、もう少し多くの人たちに情報を伝えるため
ブログを再開しました。
今回は太陽光発電所のメンテナンスについて考えてみたいと思います。
2012年固定買取制度の開始により、一気に太陽光発電所が普及しました。
その中、容量ではなく件数ではいわゆる低圧案件(50kW未満)
が圧倒的に多いことは一般にはあまり知られていません。
メガソーラーなど大規模な太陽光発電所では安定した発電を続けるため
設置時より定期点検やメンテナンスが組み込まれており、トラブルが発生
してからというよりは点検中に故障箇所を発見し対応することが可能です。
しかりながら、50kW未満の低圧案件については、コスト重視という事もあり
当初より点検やメンテナンスについてしっかりと計画されていないのが現状です。
小さい設備だからといって定期点検はしなくていいのでしょうか?
残念ながら設備の大小に関わらず「発電所」には変わりありませんので
やはり点検というものは必要不可欠です。
実際は小さい設備では、発電が止まっていたとしてもそのロス(金額)が
小さくコストをかけてまでメンテナンスや点検をする事によるマイナス(金額)が
多くなってしまうの現状です。
幸いにも今のところ、一部を除いては大きなトラブルには見舞われておらず
顕著化していませんが、設置後5年10年、そして20年とトラブルなしで稼働する事は
稀と言ってもいいかもしれません。
果たしてどれくらいの数の発電所が20年間、安定した発電を続けられるのか
安定した発電を続けるためにどういった点検やメンテナンスをすればいいのか?
残念ながら日本ではまだ確立しているとは言えません。
いかにコストをかけずにO&Mをしていくのか?
これから色々とご紹介していきたいと思っています。
先日、11月16日「宝塚すみれ発電所2号」が完成し「点灯式」を行いました。
NPOメンバーを始め、工事に携わってくれた方々、メーカーの方や
ご協力してくださる方々
マスコミの方や、近所の子供達まで、総勢70名以上の人達が市民発電所の点灯を
ご覧にやって来てくださいました。
季節柄、パネルに紅葉が映し出され、奇麗な景色です。
今回の市民発電所は、昨年設置した1号機の約5倍のシステムです。
カネカソーラーの薄膜シリコンハイブリッドタイプの140Wパネルを
342枚。最大出力47.88kWのシステムです。
パネルはバックシートを使わず、
ガラス封止されている非常に耐久性の高いパネルです。
発電状況については、定期的にレポートしますので
お楽しみに。。
点灯式が終わった後、会場を変え、ちょっとしたパーティーを開催。
宝塚市長も駆けつけて来てくれ、ご挨拶を頂きました。
横に移っているのは、脱原発のゆるキャラ「ゼロノミクマ」くん
わざわざ東京からやって来ています。
先日、ついに「宝塚すみれ発電所2号」の工事が開始されました。
計画が開始してから約1年が経過し、やっと工事に着工する事が
出来ました。
今回の太陽光発電所はパネルを342枚、47.88kWのシステムです。
1号の発電所が約10kWですから、約5倍の発電容量そして
5倍の発電が期待できます。
使われていない遊休地ですので、まずは基礎工事からのスタートです。
年に1度程度は、草刈りなどをして管理はしていたようですが
この暑い夏はそのまま放置されていましたので、まずは
1日目
草刈りからのスタートです。
2日目
草刈りが終え、やっと地面が見えてきました。
重機を入れて整地をしていると、なんと昔に使われて
いたであろう、「側溝」が出てきました。
調査不足は否めませんが、今回、架台を設置するにあたっては
スクリュー杭を打ち込み基礎としますので、ある程度の変更は可能。
計画通りに設置するよりも、今後の事を考えるとやはり側溝は
残しておいた方が得策と判断。
側溝をさけて、基礎の杭を打ち込んで行く事としました。
という事で、1週目の工事が終了し明日からは整地した
土地(斜面)に砂を入れて行く予定。
しかしながら、台風が接近しています。
台風でせっかく撒いた砂が流れてしまう心配も
ありますが、今後のスケジュールを考慮して
予定通り進めていきます。
つづく。。