映画「窓ぎわのトットちゃん」★★★★☆ |  teruの日々雑感 ~そして~

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先日、映画を観てきた。

 

観た映画は「窓ぎわのトットちゃん」

 

 

黒柳徹子の幼少期を自伝的に描いた小説の映画版である。

 

内容的には素晴らしいと思う。

天真爛漫で何に対してもまっすぐなトットちゃん。

それでいて感性が高くて人に対する気遣いも優れているトットちゃん。

トットちゃんにかかわる周りの人たちも純粋で、類は類を呼ぶという感じの人間関係図であった。

 

舞台背景は第二次世界大戦前の東京。

徐々に戦争という現実が生活に入り込み、めまぐるしく日常が変化するさまは凄く悲しいものがあった。国家の決断に否応なしに従わざる終えない現実、自分の心を押し殺さなければならない現実、これれは全ての戦争映画における共通項である。しかし、(この映画の中にはなかったが)日本の戦争が世界と唯一違うことは「特攻」があったことである。そして、特攻の指令を国が出していたのだから、それは狂気であった。

 

差別、人権、マイノリティなど…いろいろと考えさせられる映画であった。

 

 

ただ、主人公が黒柳徹子と思うと、どうしても映画に入り込みきれなかった。

 

 

それは自分が黒柳徹子という人物像をマスコミの中のイメージでしか捉えていないためと思う。どんな思想をもって、どんな発信をしているか、どんな社会活動をしているかなどを知っていれば、また違う観点で映画には入れ込めたのだろうと思う。

 

あ、そうそう。

最後のエンドローグで知った今回の声優さんに驚いた。

 

 

好調役を役所広司

父役を小栗旬

母役を杏

先生役を滝沢カレン

という凄い面々がやっていたのだ。

 

知らないで見たほうが良かったのか、知っていたほうが良かったのか。

 

う~ん…

 

知らないで観て良かったのかもね。

知っていると余計なこと考えながら観ちゃうから(汗)