V20ダブルエキストラ(ヴィクタス)
カラー:黒
厚さ:MAX
硬度:52.5度±3
重量:49.5g
硬さ
硬度よりは軟らかく感じる。
硬さの感触で言えば、軽やかな硬さという感じである。
V20ダブルエキストラは今年春の発売であり、レビューはたくさん上がっていることもあり、V20単体のレビューはそちらを参考にしていただければ十分であると思う。
ということで、今回の記事はV22との比較レビューという形で進めていきたい。
回転量
V20<V22
【コメント】
実際は「≦」程度かもしれない。
では何故に「<」としたかというと、V22の方が球を持つために回転の質が高いと思うからである。そして、V22は(弾道の関係から)それほどかかっていないように見えるが、実際は十分にかかかっている。すなわち、相手が回転の量を見誤る確率がV20より高いのである。あと、V20はきれいな弧線で合わせやすい回転であることも関係している。
スピード
V20≧V22
【コメント】
スピード自体はそれほど変わらない気もする。ただ、V22は弾道の傾向からもう少しスピード感を感じて良い気もするのだが、感覚的に同程度にしか感じない。そこから見ると少しはV20の方に分があるのかなと。
弾み
V20≧V22
【コメント】
これも同程度で良い気もするが、弧線の関係(V20高め・V22低い)から、後陣で比較的楽に飛距離を出せるるのはV20である。
ミート
V20≒V22
【コメント】
V20は特に問題ないのであるが、少し球が軽い気がする。
V22は威力はあるが、コントロールに少し難があり、コントロールを良くするためにほんの少し回転を加える必要がある。
台上
V20≒V22
【コメント】
ツッツキ、ストップのコントロールや自在性はV20である。
台上ドライブ、チキータはの威力はV22である。
サーブ
V20>V22
【コメント】
下回転の長短の自在性があるのはV20である。
ナックルは圧倒的にV22である。
コントロール
V20>>V22
【コメント】
圧倒的にV20のコントロール性が高い。
V22は慣れる必要がある。
という感じであった。
なんか…このような比較で不等号を付けるとV20の方が良いんじゃね?と思われるかもしれないが、単純に不等号だけで片付けられない感覚的な優位性がV22にはある。V20は…なんというか、全てがそつなくできても、球の軽さや軌道がきれいすぎるので面白くない(笑) 相手が合わせやすいというのもある。この辺はシート構造の違いが大きく関与している気がする。
それでもV20は十分以上に性能が高く、難点が少なく、コントローラブルなラバーである。こういうラバーは、試合の緊張した場面では貴重なラバーであろう。
う~ん…
ちょっと待ってや
なんかねぇ
V20とV22の比較レビューをした後にいう言葉ではないと思うが
なんかねぇ
両者の比較はあまり意味がないようにも思った(汗)
両者は方向性が全く違うラバーであり、どの視点から評価するかによって比較結果が逆になると思うからである。それほどに両ラバーは両極端にある優れたラバーである。
最後に、
メーカーの公表している性能値って、実打してみるとあまり当てにならないと改めて思った(汗)