V>22ダブルエキストラ(ヴィクタス)
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カラー:青
厚さ:MAX
硬度:50度±3
重量:51.5g
硬さ
硬度通りの硬さである思う。
ただ、打ち方や当て方によって硬度より硬かったり軟らかかったりする不思議さがある。
弾み
後陣でもOK。
弧線や軌道が低いので、後陣はそれなりの打ち方が必要。
●オフェンス
ドライブ
弧線は低めであるので、ループを普通に打つと低めループになる。スイング方向の調整で高めループにはなる。しかし、下回転打ちはどちらかというとループ打ちよりも、食い込ませて当て擦り気味に強引に打っていった方がV22には合っているように思う。
弾みとスピードは特に物足りなさはないので十分と思う。
回転であるが、打った感じや打球後の軌道などから足りないのかな?と思ったりするが、いやいや、かかってますわ。これ、弾道の関係でそう感じるだけであるね。
カウンタードライブが素晴らしい。特にライジングでのカウンターは相手の威力を簡単に跳ね返せる。
ナックルドライブも良い感じである。これは粒形状が関係しているように思う。この無回転(に近い)打球と強回転の使い分けは面白いし、武器になる。
このラバーの肝は、しっかり打ち切ること、しっかり食い込ませることである。そういうことから、スイングスピードやパワーが必要なラバーであるね。
スマッシュ(ミート系)
打ちやすい。威力もある。
ここはV15の良い特徴を引き継いでいると感じる。
気持ちの良さだけを言えば、V15の方かな。
チキータ・台上ドライブ
台上ドライブが超絶良い。打つ直前にパワーをため、当て擦り系で一気にパワーを開放するという感じが気持ちよい。
チキータについても少し台上ドライブ気味にすると安定感が増す。
●ディフェンス
ブロック
シートがしっかりしているので押される感じはないし、安定感もある。
ただ、フォアと比べるとバックではラバーの硬さを感じる。これ、ドライブでも同じことが言えるんだよねぇ。スイングの違いや態勢の違いによるものであろうか。
ツッツキ・ストップ
ツッツキは少し長くなる傾向があるものの、切れはある。
ストップはピタ止めとはならない。少しコントロールに気を使うが、慣れの範囲であるね。
●サーブ
下回転サーブの切れはあるが、ツッツキと同様に少し長くなる傾向がある。何というか、反発力の強さを感じるかな。かなり短い下回転を出したいときはラケットを水平より上に切って、少し弧線を出すようにしている。
スピードロングでは、ラバーの特徴である直線弾道により、自分コートの落とし(当て)どころを間違うとバウンド後にネット一直線のことがる。このラバーなりの落としどころを習得する必要がある。
ナックルサーブはそこまでの変化量ではないものの、良い感じである。これが継続ラバーになった一つの要因である。
以上。
では、V>22ダブルエキストラを簡単に言い表すと
〇シートがしっかりしているので、対ドライブに強い。
〇カウンターをしやすく、威力がある。
〇どちらかというと、回転の影響を受けにくい。
〇スピードと弾みがある。
〇感覚以上の回転量がある。
△下回転の切れはあるが、長くなりやすい傾向。
△弾道の関係でコントロールに慣れが必要。
△●価格ギリギリ高め
●重い。
●あと1㎝くらい弧線が出ればと思う。
という感じである。
久しぶりに継続ラバーに出会えた。それも両面で使いたくラバーにである。このことは(個人的に)よっぽど優れたラバーでないと出ない結論である。おかげでビスカリアがもう一本必要になった(汗)
V22は超低弾道である。しっかり食い込ませて引き攣れ効果を発揮させてこそ生きるラバーである。そのためにスイングスピードを要求される。下回転は長くなる傾向がある。そういうことから、V22は「好き嫌いの分かれるラバー」「使う人を選ぶラバー」と言えるかもしれない。
V22には麻薬的な魅力を感じる。それでもV22の麻薬性は性能の高さに裏打ちされたものなので、その麻薬性をMAX極めたいという欲望が湧いている。その結果としての両面V22である。これからが楽しみなラバーである。