7日曜日(16日)、観た映画は「コンフィデマンスJP 英雄編」
ダー子(長澤まさみ)、リチャード(小日向文世)、ボクちゃん(東出昌大)でおなじみのコンフィデマンスJPシリーズ三作品目。
今回は英雄の称号を賭けての身内三人の争いがテーマである。
かつて悪質な金持ちたちから騙し取った美術品を、貧しい人々に分け与えていた英雄がいた。その英雄は「ツチノコ」と名乗り、それ以来、当代随一の腕を持つ詐欺師が受け継いできた称号となっている。
今回は、ある男が持つ美術品(ギリシャ彫刻「踊るビーナス」)がターゲットである。
ある男とはジェラール・ゴンザレス邑(城田優)。
※右は内縁の妻(生田絵梨花)
その男にダー子はこんな扮装で近づいて「踊るビーナス」略奪に奮闘する。
しかし、そこに立ちはだかったのはこの男
国際警察の超エリート、マルセル真梨邑(瀬戸康史)
だが、その実態は…的な(汗)
面白かったねぇ。
三人がそれぞれのアプローチで「踊るビーナス」を奪い取ろうと、騙し騙され、利用し利用され、最後は誰が詐欺を完遂出来るかという心理戦。どこから嘘が始まり、どこからがホントなのか、知れば知るほど感嘆し、とても見応えありましたわぁ。
この映画は是非ぜひのお勧めである。
***** 最後に *****
本作品は当初、2作品目で共演した三浦春馬(天才恋愛詐欺師のジェシー)と竹内結子(詐欺師のスタア)が軸になる予定であったらしい。20年7月に三浦春馬、9月に竹内結子が亡くなったことで、当初のストーリーは全て白紙に戻されたという。それは大変な作業であったことと思う。それでもこのような見応えのある作品を完成させたのだから、スタッフやキャストを称賛したいと思う。
また、キャスト・スタッフは二人を何らかの形で3作品目にも登場させようと考えたらしい。
確かに物語の終盤、セリフの中にジェシー(三浦春馬)とスタア(竹内結子)は登場していた。なんか、胸にこみ上げるものがあるね。