映画「フォードvsフェラーリ」★★★★★ |  teruの日々雑感 ~そして~

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昨日、映画を観てきた。

 

観た映画は「フォードvsフェラーリ」

 

 

マット・デイモンとクリスチャン・ベール共演のバイオグラフィーである。

 

 

1966年のル・マン24時間耐久レース

フェラーリはル・マンを6連覇中の絶対王者。

 

 

そこに挑むのがフォード。

 

 

まあ、フォードの目的はもちろん優勝ではあるが、一番はそのことによるブランドイメージを高めたいことにある。そこで、目をつけられたのがル・マンで優勝経験があり、ある事情で引退したマッド・デイモン。

マシン開発の担当となったマッド・デイモンはドライバーにクリスチャン・ベールを置きたいと考える。しかし、フォード上層部はクリスチャン・ベールの性格に対して嫌悪感があり、認めようとしない。

 

という感じでドラマは進んでいき、最終的にはフォードがフェラーリを破ることになる。

 

処世術を知る男と不器用な男。その二人の間にある信頼と友情のドラマ。

 

そして、不器用な男を支える家族愛のドラマ。

息子の演技が素晴らしく魅力的だった。

 

 

そして、巨大組織ゆえの戦略的思惑と、絶対的パワーバランスによる人心操作。アメリカの映画なので、フォード賛美の映画かと思ったが、醜い部分まで見せてくれたのはあっぱれである。いやあ、フォードが嫌いになっちゃいましたわ(笑)

 

7000回転からがレッドゾーンというのが時代を反映しているね。今は普通に9000回転を超えている。

そして、なんと言ってもマシンの排気音が官能的であった。迫力のある重低音と金属音が劇場全体に響き渡る。ぞくぞくした(*′艸`)

 

この映画は単にレースのドラマではなく、ヒューマンドラマとしても見ごたえがあった。

レースのことをわからなくても、車に詳しくなくとも楽しめる映画であると思う。