昨日のクラブ練習で、ディグニクスをビスカリアに貼って練習をした。
バック面はお気に入りのMX-P50°
MX-P50°と05ハードは合わなかったが、ディグニクスはまずまず合う。
ただ、MX-P50°とディグニクスだとMX-P50°の方が弾むので、バック専用と決めていたMX-P50°がフォアでないとバランス的にあわなかった(汗)
ディグニクスの本格レビューを仕上げるだけの情報は得られた。レビューはMX-P50°、ディグニクスの順でアップしていきたいと思う。
そこで今回の記事は、ディグニクスの簡単なポイントを少しだけ。
ディグニクスは前・中陣でその真価を発揮するラバーで、後陣に下がるとテナジーほどの威力を発揮しないように感じる。最近中心となっている、前・中陣での速い卓球に合わせて開発してきたのであろうか。
前・中陣での卓球は早い展開のために、小さなミスが命取りとなる。しかし、ディグニクスは無類の安定感がある。少し角度を合わせて振るだけで難なく狙ったコースやポイントに収まる。ここが、初心者でも非力な女性でも扱えるラバーたる所以のようである。安定性で思ったのだが、ディグニクスはロゼナの使いやすさをそのままに、回転とスピード性能をアップさせたという感じもある。
ディグニクスはそれほどのパワーを必要とせず、瞬間的なインパクトだけで威力が出る作りになっているように思う。しかし、フルスイングでそれ以上の威力を引き出すには硬度不足も感じる。開発のベクトルを安定側にまで割合を多く振ったためであろう。そのための代償と言っても過言ではないと思う。
自分的には、体感的な破壊力(威力)や性能を望むならばテナジーの方が良いと思う。特に05ハードとかね。これは憶測であるが、ディグニクスを購入された方のうち、何割かはテナジーに戻っているのではないかと思ったりもしている。
その意味では、ロゼナのバージョンアップ版と言っていいかもしれない。
そして、気になる点が二つ。
一つ目
角度の出し方が悪いためかどうか分からないが、前陣や台上でブロック気味に当てて凌ぐときにときに、ネット一直線に落ちることがあった。他のラバーであれば、問題のない角度の出し方であったのに少し不思議だった。
ディグニクスは全体的に軟かいのであるが、シートの表層(ホントに薄い表面)に張りがあるように思う。そのため、弱い力で当てる(or押す)と食い込みが足りずに打球が上に上がらないのではないか。まあ、これは自分の感覚的な憶測で、確かなものではないが(汗)
二つ目
ディグニクスは全体的な軟らかさがある。これは一つ目でも書いた。そのために強打では食い込みが強すぎの感もある。強インパクトの弾き系だと食い込みすぎて、ラケットの板でガツンと打っている感じの時がある。台上での弾き系などの時に特に感じる。そういう時はディグニクスの特徴である安定さが不確実なものになる。これ、何かのレビューでも書いたような気がする。カテルsoftスーパーブルスポだったかなぁ。
という感じであった。
他の方々のレビューでは褒めちぎりのディグニクスであるが、自分的には厳しめな感想もあった。もちろん、良い面もそれ以上にあるラバーではある。あれだよね、価格的な対価として、それ相当のパフォーマンスを期待するからかもしれないね。
本格レビューを上げた後は、ディグニクスを水谷隼に貼って最終検証をしよう。