昨日のクラブ練習で「キョウヒョウプロ3ターボオレンジ」と「トルネードキングパワー」を再検証してきた。
この記事の後に、それぞれの用具のレビューを上げようと思ったのだが、なんか同じことを書くのも面倒になってきた。なので、この記事をレビュー含めの記事にしちゃうことにした。新年早々、めんどくさがり屋の本領発揮である(汗)
キョウヒョウプロ3ターボオレンジ
※以下、ターボオレンジ
硬度:45度
厚さ:特厚
重量:53.0g
やっぱり良いラバーである。
どのキョウヒョウより飛ぶ(飛距離が出る)
下回転は切れるし、ナックルなどの変化もつけやすい
シートはプロ3と同じなので、回転量やバウンド後の変化もある。ただ、やや直線軌道なので、視覚的に感じにくいかもしれないが、間違いなく一級品のトップスピンを持っている。
粘着ラバーでの若干の不安要素であるスマッシュも気持ちよく打てるし、威力も出る。
引っ掛かりが良いので、カウンターなどで強気に攻められるのも良い。
もちろん、台上も得意分野である。
こう書くと良いことづくめなのだが、一つだけ疑問点がある。
これって、粘着ラバーという扱いで良いのかなぁと思うことである。
シートは素性の良いド粘着シートであるが、スポンジはニッタク製で45度の気泡スポンジである。このスポンジがターボオレンジの飛距離を生み出し、カウンターやスマッシュをやり易くしている。今までの粘着が持つ苦手部分を解消してくれたラバーであるが、そこに感じる違和感なのかもしれない。苦手な部分を含めて、それが粘着ラバーであるという固定観念が違和感をもたらしているのだろう。贅沢な話ではあるね。
トルネードキングパワー
※以下、トルキンパワー
グリップ:FL
板厚:6.2㎜(メーカ公表値5.8㎜)
重量:89.5g(メーカー公表値90g±)
粘着にもテンションにも合うラケットである。
適度に木材の打感もあり、台上ではとても扱いやすい。
それでいて、飛ばしたいときには飛ばせる。
打球時の木材感から素材感へ移行する感触もスムーズである。
剛性感もあり、スィートスポットも広くて、ブロックやスマッシュが安定する。
ただ、最近はビスカリアを愛用しているので、ちょっと大人しい印象を受ける。まあ、インナーなので仕方ない部分とは思う。
あと、これは個体差によるものと思うが、チキータやチョリドラがやり難かったね。
個体差というのは板厚のことである(メーカー公表値は平均5.8㎜)。今回あらためて測った結果は以下のとおりである。
板厚:6.2㎜
ラバー含み:13.6㎜
ビスカリア(両面テナジー)
板厚:5.7㎜
ラバー含み:13.0㎜
であった。
この0.6㎜の差はかなり大きい。親指と人差し指で挟むと、手首で回転をかけるのがし難かった(特にバック)。このラケットは回転をかけやすいタイプなだけに、この点はとても残念であった。トルキンパワーを購入する時は、板厚を確認できるのであれば確認して購入した方が良いともう。
チキータやチョリドラがやり難い理由としては、上記以外にグリップの厚みも影響しているように思う。グリップの断面的には、大げさに言えば円柱状になっている。でも、この形状であるためにドライブ時にパワーを伝えやすいというメリットもある。この辺は、どちらを優先するかであろう。
other
- 普段、テンションを使っていると、粘着の打ち方や扱い方に慣れるまで時間がかかるね(汗)。今回は両面粘着だったので余計にそうだったように思う。
- バックは粘着ではなく、普通にテンションを貼った方が良いと思った。バック粘着では、フォアで使うほどの球質の変化はつけにくい。これでは粘着を使うことのメリットが半減する。
- 今回の検証には入っていないが、国狂3ブルスポで感じたことを少し書きたい。
やっぱブルスポって例のもの前提のラバーであるね。前加工の已打底あり(NEOバージョン)ならばブルスポもありとは思うが、未打底ではブルスポであっても飛ばすのにはスイングスピードやパワーが必要である。已打底であっても、経時によって効果が無くなる。そうなると、後加工で例のものを使うか買い替えるかしかない。
上記のことはターボオレンジと比較したために、余計に感じたのだと思う。
- この組み合わせ一本でいくなら完ぺきにありと思った。台上は文句なしだし、ドライブの回転量もあるし、変化もつけやすい。ただ、メインと併用する(ダブルスとかで)となると、打ち方や球質の違いに順応しなければならず、使い始めは戸惑ってしまう。メインの感覚で下回転サーブを出すと、ネットまでもはるか届かない(国狂3ブルスポが)。そういう切り替えの作業を考えるとやめた方がいいかなと思った(汗)
- もう一度だけ両面粘着を試してみたいかな。
ver.D+ターボオレンジ+VS>401がいい。VS>401は粘着ラバーではあるが、微粘着であるし、ターボオレンジと同じく、粘着要素を持ちながらテンション的にも使えるので、メインとの切り替え作業に時間を要さない。
という感じであった。
いろいろと書いたが、この組み合わせはとても楽しい組み合わせであった。、メイン用具が決まっていなかったら継続とした組み合わせであろう。