雅の初期レビュー
細胞の間隔が広い体組織のような、少し頼りなさを感じる打感である。
分かりにくい表現ではあるが、何となくわかる人には分かるみたいな(汗)
ところが、芯で強打した時は、爽快で心地よい打感に変化する。
この、芯で打球するというコツさえ分かれば、軽打でも強打でも爽快な打感を体感できる。
試合の勝負は打感で決まるわけではないが、使用者が心地よさを感じながらプレイすることって重要な要素である。
硬さは程よい硬さで、ついつい頬をスリスリしたくなる懐かしさと安心感がある。
何なのだろうね、この癒しの感覚って。
打球音
高い金属音ではない。
柔らかめの木材の打球音という感じ。
擬音で言えば…「パキャン」という感じかな。
スピード
速い。でも、この速さは初速が速いという感じ。ギリギリ中速まで持つかな。
後陣からのドライブでは、相手コートに着く頃はスピード感はロスしている。
回転量
回転量は思ったほど得られないね。
板厚が9㎜もあれば当たり前であろうか。
でも、掛けにくい感覚はない。
ブロック
可もなく不可もなくという感じ。
当て方によって、弾く感じにも止める感じにもできる。
板厚が9mっもあると、剛性感もあるので良い。
※ブロックではないが、ストップが気持ちよいほど止まる。
コントロール性
台上のコントロール性は良い。
ただ、台を離れての打球などは慣れるまでちと時間を要した。
クロスに打ったはずがミドルに飛んだり、イメージより上に飛び出したりした。
慣れてしまえば問題ないんだけどね。
ただ、面の出し方には工夫を要するラケットではある。
総合的に
とても楽しいラケットと思う。
ヒノキ単板の魅力に魅了された自分としては、暫くこれでいこうかとさえ思えた。
継続するとしても、ver.Dと同時進行となると思うけどね。
で、大丈夫そうだったら、10月の大会でのメインラケにしよっと( ´艸`)
あ、そうそう。
今回合わせたラバーの両面Z1であるが、雅との相性はいいね。
スピード感は最高である。元々速かったスピードがさらにアップしたような印象。
回転については、ラケット素材の性質上、最初からあまり期待しなかったが、結果もその通りだった(汗)。
雅で回転を期待するのならば、回転量抜群の粘着か05くらいしかないのでは。
という感じであった。
あ、最後に不思議だったことが一つ。
何故かカーブドライブを打つときに、親指にボールが当たることが多かった。
多分、何らかの感覚のずれがあるのだと思う。
その要因を探り、少し修正しないと(汗)