ホントはもっと早くレビューをアップする予定であった。
だが！…フォルティウスFT Ver.Dの情報が急きょ入り、レビューが遅れてしまった(汗)
では、ラクザXとラクザ9のレビューを。
ラクザX（
ラクザ9）
硬度：45度～50度（40～45度）
厚さ：特厚（特厚）
重量：49.5g（48.5g）
硬さ
X
ブロックの時は少し硬さを感じるけど、他は硬度ほどの硬さを感じない。
9
ラクザXより硬さを感じるね。9の中でも硬めの個体だったのかな。
弾み
X
かなり弾む。後陣からでも楽に弾みを出せる。
9
後陣からでも大丈夫だが、威力を求めるのは弾道の関係で厳しいね。せいぜい中陣あたりまでか。
オフェンス
ドライブ
X
いい感じの弧線を描くね。
回転量もスピードも弾みも十分。
だが、上記三項目のバランスの中で、スピードだけちょっと落ちるかな。
バウンド後に沈むドライブ、バウンド後に弾むドライブを打ち分けやすい。
沈む量はけっこうあるね。相手が予想より沈むので、スイングを合わせれないこともしばしばあった。
9
ナックルドライブだね。
引っ掛けて回転を付けると、回転量はあるんだけど思ったほどの弧線を描かないので、頑張る分だけ疲れる(笑)。
回転で勝負はやめて、スピードとナックル気味の回転で勝負するラバーだね。
スピードが出るので、フォアドライブでのナックルはけっこう効くね。
下回転のサーブをループで持ち上げるのは一苦労する。
スマッシュ（ミート系）
X
可もなく不可もなくという感じ。
9
これはいいねぇ。
ほんの少し柔らか目の粘着ラバーで打っている感触がある。
ナックル気味に滑るようなバウンドなのが良い。
フリック・チキータ
※今までディフェンスのカテゴリーで述べていたが、実際は攻撃技術と思うので、今回からオフェンスの方で。
X
チキータはスピードも曲がりも申し分なし。
フリックは少し掴む感じが強いので、擦り系のフリックがいいかな。
9
チキータも直線的になりやすく、そのために曲がりも思ったように出せない。
フリックはいいねぇ。パチーンと弾くと、もの凄い速い弾道で走る。
ディフェンス
ブロック
X
程よい弧線で安定したブロックが出せる。
自分的にはバックにちょうど良い硬さである。
9
飛び出しが早めである。
弾道は直線であるが、きちんと台に納まってくれる。
少し押してやると、スピード感たっぷりのカウンター。
ツッツキ・ストップ
X
ツッツキがしやすい。
切れもある方と思う。
ストップもしやすい。
台上のソフトタッチのやり易さはラクザ7譲りと言ったところか。
9
ツッツキは長くなりやすいね。
直線弾道なので、攻撃的なツッツキにちょうど良い感じ。
ストップは可もなく不可もなくといったところ。
カット（今回からレビューに取り入れた項目）
X
いいですわぁ( ´艸｀)
少し山なりで安定してはいる。
カットのキレもある。あると言っても、攻撃テンションの中ではと言う範囲。
でも、弾むフレイタスALCであることを感じさせないほどであった。
9
弾みの強さを感じる。
直線的な弾道で、コントロールが難しい。
サーブ
X
どの種類のサーブも安定し、十分な切れがある。
コントロール性も良い。
9
こちらもサーブはやり易い。
でも、回転量はラクザXより落ちる。
スピードナックル系は弾道が低いことから、ネットには注意しなければならない。
以上。
では、ラクザ二枚を簡単に言い表すと
X
○弾み・回転ともトップレベルと思う。
〇特に、後陣からでも楽に弾みが出しやすいのは特筆もの。
○変な癖もなく、扱いやすいオールマイティなラバー。
○掴む感覚を感じやすく、打感が良い。
●スピードは普通といった感じで、回転とのバランス的にはもう少しあってもいいかなと思う。
9
○スピード感たっぷり。
〇ナックルドライブが特に効果的。
○シートの引っ掛かりが良いので、小技も出しやすい。
○弾き系が気持ち良い。
△ツッツキは長くなりやすい（その分、攻撃的なツッツキが可）
△回転量は普通と言った感じ。
△カットには向かない。
●切れた下回転をループ気味に持ち上げるのが難しい。
自分的には、ラクザXはこれからも継続して使いたいと思った。
ラクザ9の方であるが、似たラバーとしてブルファイM１ターボがある。自分的には回転のかけやすさと引っ掛かりの良さからM１ターボの方が良いと思った。ラクザ9は使い方が限定されるような気がする(汗)
今度はラケットを変えて打ってみよう。
最後に
今回は二種類のラバーを一つのレビューで仕上げた。
同系ラバーではないので、こういうレビューは良くないと思いつつも、今、レビューを二つ続けて書く気力がなかった(泣)