この前の土曜日の練習のテーマ
張継科SZLCのグリップを自分の握りに馴染ませること。
●ANグリップの特徴とメリット
グリップ中央が膨らみ、裾は広がった独特な形状。
膨らみが手のひらに丸く収まって、まるで物を掴んでいる感覚になる。
そのために手の平の隙間がほとんどない。
そのようなことから、強めのフイット感があり、がっしりとした握りになる。
プレイでのメリットは、ドライブ時にパワーを伝えやすいこと。
昔は中国選手にANが多かったと聞くが、粘着ラバーでループドライブ多用だったためと考える。
●ANグリップのデメリット
反面、フイット感が強いことによる少しの窮屈さもある。
小指が窪みに納まっていることが関係している。
バックドライブの際、ラケットの角度や面を作る瞬間にそれを感じる。
胸ラインの高さでその態勢を取るときは特にである。
チキータの際にも同じことが言える。
●デメリットの対策
グリップを馴染ませる作業が必要になる。
グリップ形状を自分の握りに合わせる作業である。
練習をしながら自然に馴染むのを待つということはしない。
まあ、織田信長タイプなのだな(笑)
その方法は単純なもの。
色んなプレイの際に、指が違和感を感じる部分を指で擦るだけ。
紙ヤスリを掛ければ時間の節約は出来るが、失敗の可能性が高い。
ここは自分の感覚を研ぎ済ませて、指の腹から伝わってくる微妙な面のずれを何回も修正する。
各部分の修正が済んだら、今度は緩く握っての練習を繰り返す。
そうすることで、全体的な形が整う。
だから、完璧に馴染ませるには何回かの練習時間が必要。
原始的な馴染ませ方であるなぁ(;´▽`A``
STやFLグリップでも多少は同じことをするが、ANの場合はハンパない。
これを両面やると、指の腹が水膨れしそうになる(´_`。)
次の試合はこのラケットで移動む予定。
この作業の結果がどう出るか。
またフレイタスの出番が来ないことを願う(汗)