BATTLE2 PRO(バトル2プロ):初期レビュー |  teruの日々雑感 ~そして~

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膜無し已打底の粘着テンションラバー

 

「BATTLE2 PRO(バトル2プロ)」

 

 

今回はBATTLE2(バトル2)との比較も交えてのレビュー

※以下、バトル2はノーマル、バトル2プロはプロと呼ぶ

 

硬度:38度
厚さ:21㎜
重量:51g

 

硬さ

38度ということで、ノーマルの49度よりかなり柔らかい。

柔らかいと言っても、キョウヒョウ8よりちょい柔らかい程度。

コシのある柔らかさである。何となく05と似た打感を感じる。

シートは両ラバー同じ物である。

ノーマルの49度はかなり硬い。、いかにも粘着ラバーという硬さ。

 

弾み

後陣までOKかな。

でも、一番威力を見せるのは中陣。

前陣では粘着テンションの良さがMAX出ないかも知れない。

ノーマルはその硬さゆえに、前陣でループ、カウンターという攻撃が生きる。


オフェンス

 

ドライブ

弧線は基本的に高め、食い込ませると中・低弾道という感じ。

※これ、スピンアートで使った文章と同じ(汗)

 

ノーマルより弾みは上がったが、その弾みの特徴はスポンジで押し出すという感じ。

だから、前陣でのドライブはノーマルほど初速感はない。

ノーマル同様、ループは打ちやすい。柔らかくても、強粘着により引っ掛けて擦りやすいためである。

ドライブ全般的には、中陣でフルスイングした時に一番の威力を見せる。

打点が落ちてもドライブで持ち上げやすいのが良い。

ノーマルが一番威力を見せるのは前陣。

硬いラバー故のループやカウンターが冴える。

 

スマッシュ

少しクッション性を感じるが、まずまずは打ちやすい。

でも、このラバーは完璧に弾くというよりも、少しだけドライブ回転を入れた方が良いかも。

ノーマルは単純に弾いて大丈夫。

粘着の引っ付きを感じることもなく、気持ちの良いスマッシュを打てる。

 

ディフェンス

 

ブロック・カウンター

ここがこのラバーの真骨頂のように思う。

特に、バック面でのブロックやカウンターが素晴らしい。

ほとんど回転の影響を受けることなく、狙った場所へ緩急をつけて返球できる。

だから、プロはバックで使いたくなる。

ノーマルもプロ同様にブロックやカウンター性能が高い。

ということは、シートがブロックやカウンターに合うのだろうね。

ノーマルの方は、フォアスマッシュ多用の人に向いていると思う。

 

ツッツキ・ストップ

普通に打てば長くなりやすい。

表面の強粘着を利用した切り方をすれば短くも出せる。

ここが粘着テンション的なところ。

ノーマルは硬さと強粘着によって切れの良いツッツキが可能である。

 

フリック・チキータ

一瞬だけボールを持つ感覚があり、綺麗に弾く感じにはならない。

やり難いわけではないが、その感覚に慣れるまで時間を要する。

どちらかというと、引っ掛けて擦り気味の方がいいかな。

ノーマルは弾いても擦っても良い。

適度にボールを引っ掛けて弾けるので、コントロールもしやすい。

 

サーブ

 

出しにくいサーブはない。

ノーマルでイマイチだったスピードロングも普通に出せる。

きっちり粘着を利用した時のキレはある。

ノーマルはクッション性が少ない分、切れはプロよりある。

ただ、シートは一緒なので、その差は微々たるもの。

 

初期レビューは以上。

 

では、バトル2プロを簡単に言い表すと

○前陣よりも中陣で威力を発揮する。

○打点が落ちたドライブでも持ち上げやすい。

○前陣で使うならバック面がベスト(ブロックが最高)

○中陣バックドライブも引っ掛かりが良く、安定する。

●スピード感はそれほどでもない。

 

※比較検証の結論

前陣多様ならノーマル、中陣多用ならプロ

 

という感じのラバーであった。

何だか、プラ仕様の粘着テンションになってから、打感がソフトになって、弾みが上がったというパターンが多い。新・藍鯨Ⅲもそのようなラバーであった。

このバトル2プロもそのような感じを受ける。

なんか…前までの粘着らしさが薄らいで寂しさも感じる。

 

そんな中でも、プロのバック面での優秀さは一目置くものがある。

間違いなく、バックブロック・カウンターはトップクラスと思う。