釣行記:初めての秋田の電気釣り |  teruの日々雑感 ~そして~

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日時 2011年8月7日(土)18:50~0:00
場所:秋田県 本庄沖
船名:平成丸(本庄マリーナ)
魚種:マダイ・アジ
釣法:マダイ:餌釣り(ユムシ・アオイソメ)
     アジ:サビキ釣り
 



 今回は10月に開催する海釣り大会の現地確認兼ねて、秋田の海に船釣りに行ってきました。
 とりあえず、北上からの移動距離が最短であろうと思われる本荘の状況視察です。
 クラブには船酔いをするメンバーもいるので、海釣り大会は船グループと堤防グループに分けて運営する予定です。というわけで、本荘の堤防情報の収集と堤防視察も行いました。

 実際のところ、自分の中で秋田の釣り船情報は全くありません(汗)
 ある釣りサイトに、釣り船を斡旋してくれる「釣りショップ本庄」というお店が載ってあったので、そのお店に連絡を入れてみました。
 お店の対応はとても感じが良く、船の情報や秋田でのスタンダードな釣り方などなど・・・いろいろ丁寧に教えてくれました。ありがたかったですねぇ ^_^
 秋田の船釣りについて一通りの説明を聞いたうえで、こちらの条件や希望を伝え、船ほうを探してもらうことになりました。夕方頃に返事が来て、今回お世話になる「平成丸』さんが決まりました。船に乗るまでの船長さんとのやり取りはお店のほうで代行してくれるので楽です。

それでは、釣りレポートの開始です!

 

 



 今日の出港は18時30分からです。
 乗船前の堤防視察なども考慮して、14時30分の北上出発を予定しました。しかし・・・いろいろとありまして、14時50分の出発となりました(汗)
 秋田自動車道を横手で降り、一般道で本荘まで向かいました。

 「釣りショップ本荘」に着いたのは16時50分頃です。
 北上から約2時間ですので、まずまずの時間ですね。

 「釣りショップ本荘」はこういうお店です。


 そんなに大きい店ではないですけど、お店の中はお客さんが多く、活気がありました。

 事前の電話では、竿は5:5調子か6:4調子で、錘は80~150号くらいを使うとのことでし。
 自分が持っている竿に5:5調子のものはなく、6:4調子の竿の錘負荷は80号までです。7:3調子なら150号負荷までOKなのですが・・・、残念ながら今回の釣りに適当な竿がありません(泣)
 そのことを伝えたら、「あまり良いものではないけど、お店で貸し出している竿を貸してあげられますよ」と言ってもらえました。助かったぁ ^ ^v

 お店に入って、竿とリールを借りて、仕掛けを買ってと・・・、最後にマダイ用の餌を渡されました。
・・・ん!?・・・なんじゃこれは!?


 グロい・・・))・△・;((
 まあ、アオイアソメを知らない人がアオイソメを見た瞬間の感想も似たようなものだと思いますが・・・
 1匹100円だそうです。15匹あります。マダイがこれに食いつくんですねぇ。

 

 

 

 



 お店で本荘マリーナの堤防の状況を聞き、とりあえず堤防の視察に向かいました。
 マリーナには数箇所のポイントがあるのですが、一番賑わっているポイントに行ってみました。
 みんなウキを使ったサビキでアジ釣りをしています。


 話を聞いてみたら、「今日は豆アジしかつれないよ」「あまり釣れないねぇ」とほとんどの人が言います。バケツを覗いたら・・・実際にその通りでした(--;)

 右側の方にはかなり高い堤防があります。そこでも2~3人が湾の中に仕掛けを投げ入れています。下のテトラにも人がいます。


●堤防釣りの結論

 内湾はサビキでアジ釣り
 堤防の外ではキス狙いの投げ釣りで置き竿
 テトラではメバルやアイナ、ソイ狙いで落とし込み釣り
 このポイントでは、これが海釣り大会の堤防グループにベストかもです!
 ただし、クラブの海釣り対象魚のカレイの期待は薄いようです。
 北上の上州屋さんの知り合が言うには、秋田がカレイ釣りに向かないのは、底の潮流れが激しいためだそうです。カレイがいないわけではなく、逆に濃いということでしたよ。

 

 

 

 



 堤防つりを視察した後は、マリーナのすぐ横にある本荘海水浴場に行きました。
 17時を過ぎていたので海水浴客は誰もいません。
  

 本荘マリーナに着いたのは18時頃でした。
 マリーナはかなり広く、整備された施設です。
  

 陸にもたくさんの船が置かれてあります。かっこよいですねぇ。


 遊漁船が出港するところです。

 船が日没の太陽に向かっていくみたいで勇壮かつ浪漫チックです *^_ ^*

 お店で教えてもらった指定の場所で船を待ってますが・・・時間を過ぎても船はなかなか到着しません。どうしちゃったんでしょう(/ -)


 そんな時、いきなり携帯が鳴りました。お店からです。
 「船長から電話があって、”着いてるけど、北上のお客さんはまだ?”と言ってますよ。今どこにいます?」と・・・
 30分前に指定された場所に着いてることを伝えると、お店が待機場所を間違えて教えたことが判明しました。おいおい~頼むぜ f××;)
 あわてて「平成丸」さんの船着場所へ移動です(汗)

 これが「平成丸」です。
  

 船長は話し方が穏やかな人で、とても親切な方です。
 船長はお店から借りた竿を確認すると、「これでは大物がかかったときに竿が負けちゃうよ。 俺のを貸してあげるよ」と言ってくれました。ありがとうございますm(__)m

 

 

 

 



 18時50分、港を出港です。
 船から夕焼けを撮ってみました。
 雲が多く、綺麗というほどではなかったけど、夜釣りの戦闘モードにスイッチを入れるのには十分すぎるシチュエーションでした。(ウオー!俺ハヤルドォー!・o・/)


 もう既に何艘かは船を停めて釣りの真っ最中のようです。かなり遠くにあるので、まだまだ沖に向かわないとならないみたいですね。


 走っていくうちにだんだんと日は落ち、もうこんな暗くなってしまいました。

 

 

 

 



 釣りポイントに着いたのは19時30分です。
 船の上部に灯りが点きました。これで船から半径5mくらいは明かりが届きます。船上での作業には何の不便もありません。快適です。


 船の真下の海中はこんな感じです。船の左側から外に身を乗り出して、船の底を写してみました。

 写真左下の白い部分と褐色の部分は船体です(白が船体上部で褐色が下部)。
 その先に、海中がぼんやりと緑色に明るくなっているのが見えます。これが船体から真下に落としている集魚灯の灯りです。
 この灯りを定期的に点けたり消したりして魚を寄らせるのだそうです。
 イカ釣りで使う水中ライトのでかいのを船体につけているみたいなものでしょうか。
 この灯りを見たときは感動しましたねぇ。

 

 

 

 



 いよいよ釣りの開始です。
 マダイは夜遅いほうが釣れると言うことで、まずはアジのサビキ釣りから始めることにしました。仕掛けのセットは船長さんが全部やってくれました。船での初めての釣りなので、いろいろと教えてくれて助かります。

 投入していきなり竿がブルブルと大きく震え始め、竿先が海に沈み込んだりします。
ヒットです!!


 上がってきたのは25cmくらいの肉付きの良い美味しそうなアジです ^ ^


 友人Kもたくさん釣っています。仕掛けが長いので取り込むときは悪戦苦闘しています。


 6本ある針に全部かかっているときもあります。ウオ~ッ!という感じです。

 アジは口が柔らかいので、取り込む途中口が切れて落ちてしまうこともあります。けっこう気を使いますね。

 アジ釣りは十分に堪能したので、そろそろ自分はマダイ釣りにチェンジです。
 マダイ仕掛けも船長がセットしてくれました。針は孫針仕様です。
 頭に親針を刺し、お尻のほうに孫針を刺します。ヒラメ釣りでも孫針を使うことがあり、要領は同じですね。ユムシは水の中で長く伸びたりするために孫針を使うそうです。
 出来上がりはこんな感じです。

 撮影アングルが良くないために、孫針の感じがよくわかりませんね(汗)。ユムシの下のほうに孫針をかけています。

 仕掛けを投入してから、船長のレクチャーどおりに誘いをかけたりしますが、なかなかヒットしません (--)
 友人Kはアジ釣りを続けています。しかし、アジの針外しは自分の役割なので、マダイ釣りに集中も出来ません(++)
 アジの針外しをしている間は船長が自分の竿の様子を見に来て、細かな調整をしてくれています。そこまで」やってくれるの・・・という感じです。ありがとうございますm(__)m

 船長もアジ釣りとマダイ釣りをし、マダイは既に2本も上げています。さすがですねぇ。
 途中、ワタリガニやカレイが水面を泳ぎながら漂っている姿を見つけました。どうしてでしょう、不思議ですねぇ。
 ワタリガニは船長がタモですくってくれました。明日の味噌汁が楽しみです(笑)

 約1時間くらいして、ようやくヒットらしき感触!!
 しゃくりながら巻き上げている途中、グーンと竿先が落ちて重くなりました。
 ラインをひたすら巻き上げます。
 電気釣りで初めてのマダイです。 マダイを釣ったどぉ~っ!!


 船長のと比べたら小さいけど、マダイであることに間違いはないのだ ^ ^ v
 針を外したら、針が1本しかない。1本飛んでしまったかなと思い、船長に話したら・・・なんと仕掛けを変えていたそうです。餌をアオイソメに変えたので、針は1本にしていたとのこと。
 そうだったんだぁ、知らなかった(・・) なんか自分が釣ったというより、船長が釣らせてくれたという感じですが・・・まあ、いいっか(笑)
 しかし、その後が続きません。頑張っても頑張ってもアタリらしき感覚はなく、ねばったんですが・・・いよいよタイムアップです(; ;)

 結局、マダイが1匹、アジが2人で90匹(15cm以下はリリースしていたので数には入っていません)という釣果でした。とりあえずは大満足です。
 船長からマダイを2匹プレゼントされて、マダイの持ち帰りは3匹になりました。船長、ありがとうございます。
 釣りが終わった後、船長から砕いた氷をクーラーボックスに入れてもらったうえ、ゴミは全て回収してくれました。すばらしいサービスですねぇ。今までたくさんの船に乗ってきましたが、ごみまで回収してくれたのはこの船がはじめてです。なんか、すごい驚きで感動しました。

 クーラーボックスの中はこんな感じです。




 23時40分に終了し、沖のポイントを帰路についたのが0時でした。

 

 

 

 



 0時30分、マリーナに着きました。


 本荘マリーナにはクーラボックスやタックルケース、バッカンなどを積んで運搬するキャリアカーがあるのでとても助かります。


 船長、今日はありがとうございました。
 また機会がありましたら、また世話になると思いますので、その時もよろしくお願いします。
 10月の海釣り大会のときはお願いするかもです =^▽=

 

 

 

 



 本荘マリーナを出たのは1時頃です。
 帰りの車の中では、釣れすぎたアジをどのように処分するディスカッションです(汗)

 帰りのトンネルの中の写真です。

 友人Kは、トンネルで写真を撮ると・・・怖いのが写るよぉ~と言っていましたが・・・
写っていないですよね??
(・.・;)

 そんなこんなで北上に着いたのは3時30分です。
 ちなみに、今日は朝の5時30分から河川敷の草刈奉仕作業です。寝ても1時間ほど・・・寝ないで出ようかなぁ(++)

 

 

 

 



今回の釣果

 マダイ1匹 40cm
アジ90匹(20cm以上70匹) 最大35cm

 20cm以上のアジ


 唯一のマダイ


 最大サイズのアジ

 

 

 

 



 とりあえず、今回の目的である、秋田での釣り物、釣り場、釣法を知るという目的は達成されました。あとはポイントの最終決定やスケジュール的な細かい詰めが必要ですねぇ。

そうそう、素朴な疑問。
 たくさん釣れた魚の処分って、知り合いや友人に手伝ってもら以外にどんな方法があるんでしょう。大きなフリーザーを持っていてストックするとか?、それとも、釣るときに数を調整して釣るとか?それともそれとも・・・

 なんて・・・、大好きな釣りをするんだから、いくらでも釣りたいと思うのがのが当たり前の心境ですよね。釣れないときの落胆や惨めさ(自分はけっこうあります)をえたら、釣れた魚で悩むのは釣り人として贅沢で幸せな悩みですよね!(××)

 よぉし!、これからの釣りでも同じ悩みを抱えるように頑張るぞぉ!!