いつも釣りでお世話になっている越喜来の送り盆行事に「三陸港祭り」があります。
今まで参加したことはなかったのですが、今回の大津波によってお亡くなりになった方々の供養と越喜来の復興を共に願おうと思い、参加することにしました。参加といっても、祈ることと見ることしかできませんが・・・
越喜来漁港が東日本大震災により使用できなくなり、一時は開催が危ぶまれたそうです。しかし、全国からの支援を受け、会場を越喜来漁港から三陸公民館駐車場に変えて、なんとか開催ができたようです。
例年であれば、お祭りのメインイベントは船からの灯篭流のようですが、今回は寺院から会場までの灯篭行列と会場での灯篭供養でした。その後、追悼花火、芸能共演を行い、祭りは終了です。
芸能共演には北上の「黒岩鬼剣舞」も出ていました。遠く離れた越喜来で自分の地元の芸能が披露されるなんて、なんかうれしいですね。
三陸港祭りの様子をちょっとだけ写真で紹介します。
45号線から越喜来方面への道路に入ると、間もなく祭りの駐車場があります。
会場入り口付近にはユーモアたっぷりな看板がありました。
模擬店の風景です。灯篭供養の時間にはまだ早いため、まだ人はまばらです。
日が暮れ始めると灯篭供養が始まりました。送り火も焚かれています。
送り火は、熊本県の村おこし施設からの協力を得た竹製のたいまつです。311個あります。
大津波のあった3月11日にちなんで、たいまつの数を311個にしたそうです。
追悼花火です。花火は水門付近から打ち上げられました。
水門は会場から道路を挟んですぐです。
芸能共演が始まりました。
まずは金津流浦浜獅子踊りです。
川原鎧(よろい)剣舞です。
神着(かみつき)木遣(きやり)太鼓です。
北上の「黒岩鬼剣舞」です。
浦浜念仏剣舞です。
21時30分、三陸港祭りの終了です。
三陸港祭りはとても盛り上がったお祭りでした。
従来の会場で出来なかった三陸港祭りでしたが、そのような状況下でも越喜来の人たちの祭りにかける情熱、鎮魂と復興への強い思いを感じました。来年は復興を果たした越喜来で、盛大に海の祭りを開催できれば良いです。越喜来の皆さん、ありがとうございました。