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泣いて過ごす1日も笑って過ごす1日も同じ1日なんだから笑って生きよう❗️
※92歳だった戦争未亡人の方から教えていただいた人生訓です。私の人生訓にもなっています。
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ちょうど1年前は最初のChemoの為に入院した日でした。
私はJCOG1131という臨床試験（治験じゃないです❗️)に参加を求められ、悩んだ末に参加する事を決めました。
この試験は簡単に言うと三週に一回抗がん剤を投与するグループと毎週抗がん剤を投与するグループにコンピュータがランダムに参加者を振り分けてその効果を評価するというものです。
私はコンピュータの振分けで毎週抗がん剤を投与するグループに入りました。
カルボプラチン 、パクリタキセル 、アバスチンを一周目に点滴投与し、二週目、三週目はパクリタキセル だけを点滴投与するddTC＋Bevacizumab（Avastin）というレジメンです。
仕事で抗がん剤の副作用を見ていたので本当に不安でした。
入院翌日の朝、若い女性医師にルート確保してもらい抗がん剤投与開始。
同時に吐き気留めの投与も始まりました。
こいつはあまり効かなかったなぁ。
ワイパックス（抗不安薬）の方が吐き気には効果ありましたね。
後になるけど吐き気嘔吐に効果あったのはイメンドでした。（高価なだけの事はある）
加えて悪夢を見ないで済むのもイメンドの良い効果でした。
カルボプラチン 、パクリタキセル 、アバスチン3剤投与された日の夜は悪夢ばかりを見て魘されて何度も目が覚めました。
だからワンオクロックのFight the nightをエンドレスで聴いていました。
初めて抗がん剤を投与された時、なんでこんなところで抗がん剤の点滴なんかしてるんだろうと切なくなり涙が出てきたのを覚えています。
癌は再発、転移するものだと思えと癌サバイバーの女性医師からアドバイスされて入院したのですが、今考えると非常に的確なアドバイスであったと思います。
ある意味今後の展開に心構えが出来たから。
子宮頚がんはHPVウイルスで発生する癌と言われますがHPVウイルスに感染しても癌が発病しない人はたくさんいます。
ですから子宮頚がんステージⅣbで癌が発覚した私は運が悪かったわけです。
交通事故にあったようなものですね。
仮に検診で癌が早く見つかり手術しても再発.転移は免れなかったのではないかと思ってしまう。
私の癌はリンパ節にこんなに転移していたのですが毎週投与された抗がん剤が奏功して全て消えました。
子宮は残存しているので癌の影が残っていますが縮小して動かないので経験豊富な婦人科癌の治療医である主治医は完全奏功でいいでしょうと説明してくれました。
癌発覚当時の下腹部痛やなんとも言えない倦怠感は2コース目の抗がん剤投与が終わった時にすっかりなくなりとても元気になった事に気がつきました。
腫瘍マーカーも基準値内に落ちました。
たしかに副作用はしんどいし個人差はあるけれど抗がん剤は確実に病気を抑えてくれるのです。
病気が進行しなければ生きていけます。
生きていれば新しい抗がん剤を投与できるチャンスも増えますから生きるチャンスも増える事になります。
だがしかし、癌に特効薬はなく、最終的に物を言うのは患者の体力です。
体力がないと抗がん剤投与はできませんから。
ステージⅣbは根治しません。
あるのは寛解だけ。
寛解とは病気があっても抑えることができている状況の事を言います。
1センチのガンの影には10万個の癌細胞があると言われているので根治はできないのです。
でも今は毎日仕事に行けるほど元気です。
右足のリンパ浮腫はあるけれどちゃんと歩けて車の運転も問題なく出来ています。
そして毎日生きることに一生懸命です。
仕事も勉強も遊びも一生懸命で人生を生きている実感を楽しんでいます。
癌という病気についても学びその対処方法もわかってきました。
食事はめっちゃいい加減です。
外食もコンビニ飯も多いです。
癌発覚前は玄米食べたり糖質制限したりしていましたが今は何もせずに食べたい物を食べて人生楽しんでいます。（笑）
食事やサプリやお灸や温泉で癌が治るなら癌専門病院も癌の専門医もいりません。
標準治療は1番良い治療方法なのです。
今は病気を忘れている事も多いです。
くよくよ病気の事を考えていたらこの体調の良い貴重な時間を無駄にしてしまいますからね❗️