緊急搬送 | テルコさん 〜天然86歳との付き合い方〜

テルコさん 〜天然86歳との付き合い方〜

娘です。
母の名前はテルコ。
ワタクシ、母のことをどうしても好きになれません。
日々の苦悩を正直に、そしてあっけらかーんとつづります。

※バックデートで投稿しています。

 

 

帰宅すると、「腰が痛い」と訴えるテルコさん。

今日一日、ベッドの上から全く動けていないと言う。

 

トイレも、食事も、飲み物もなく、

ずーっと寝ていることしかできなかった、と。

 

 

これは・・・

また、圧迫骨折か??

 

2021年12月に第1腰椎の圧迫骨折、

2023年5月に第2腰椎の圧迫骨折。

 

この2回と症状は全く同じ。

 

 

ということは、今度は第3腰椎か??

 

 

 

とにかく、救急車だ。

 

救急車って、パーッとかけつけて、ササッと患者を乗せて、すぐにピーポーピーポーと去っていくイメージがあるが、あれはウソだ。

救急車を利用したことがある人ならわかると思うが、救急車というのは患者を乗せるまでもそれなりに時間がかかるし、そして、患者を乗せてから発車するまでも時間がかかる。

患者本人の状態を確認して、家族への事情聴取もして、その一方で搬送先を探す。

そして、この搬送先が決まらない限り、救急車は発車できないのだ。

 

 

この日、搬送先がなかなか決まらない。

 

どこも救急が一杯で、受け入れできないそうだ。

どんどん範囲を広げて探すもなかなか・・・

 

 

 

「外科系の医師がいないので、搬送しても対応できないという可能性もあって、その場合、また次の日に改めて受診となりますが、それでもいいですか?」

 

いやいや、、、

ってことは、今夜はどうしたらいいの?

この寝たきりの人を自宅に帰されても困るし、ってか帰宅はどうやって??

いや、ムリムリ。

で、明日また受診と言われても、仕事ありますし。

 

 

「あるいは、、、整形外科の医師はいるんですけど、ベッドが空いていないので入院できないんですが、それでもいいですか?」

 

いやいや、、、

だから、それ、意味ないでしょ。

どう考えても、今夜中に完治して歩いて帰宅できるイメージないでしょ。

入院が必要かどうかの判断は病院だとしても、入院が必要な場合に入院ができる病院にしてください。

 

 

 

この日は、本当に救急の空きがない、ベッドの空きがない、という最悪のタイミングだったようだ。

搬送先がやっと決まったときには、救急車到着から1時間以上が経っていました。

 

 

 

病院到着。

 

前回の圧迫骨折のときに医師から

「腰痛に対しての検査は、通常レントゲンのみです。でも圧迫骨折はレントゲンには映りません。MRIを撮らないとわからないんです。だから、MRIもやってくださいと言わないと、レントゲンだけ見て異常なしと判断されて帰されてしまいます。」

というアドバイスをいただいていたので、今回は最初からMRIをお願いした。

 

 

幸い、テルコさんは入院となる。

 

腰椎圧迫骨折だとしたら、また手術とリハビリで2ヶ月ほどか。

これでしばらく穏やかな日々を過ごすことができるだろう。

 

そう期待していのだが・・・