手術の結果 | ++テルコ日記++

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LEGH(良性)?悪性腺種?
症例が少なく、良性悪性の判断が難しい腫瘍が子宮頚部に見つかり
『子宮温存』か『子宮全摘出』の選択を迫られているテルコの記録日記です。
(※不妊治療の記録も始めました)
これまでの出来事とこれからの経過を気ままに綴っていきます。


12月の円錐切除手術で切り取った
一部組織の病理検査結果を聞きに
再び長野の病院へ行ってきました。


今日の医師は、手術の執刀医でもあったT先生。



まずは、内診。
切り取ったあとの傷口の状態や
エコーで病変部分の状態を見てもらった。
「うん、傷口はキレイだし問題ないね」
よかった・・・。


そしてここから母も診察室に入り
一緒に結果を聞く。ドキドキ。



先生は書類を見せながら説明を始めた。


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【経過】


子宮内膜腫瘍(粘膜下筋腫)、分葉状子宮頚部腺過形成(LEGH)の疑いにて
平成26年12月4日に子宮鏡下子宮粘膜下腫瘍摘出術、

子宮頚部円錐切除術を施行し、12月6日に退院されました。


【病理診断】


子宮粘膜下筋腫(平滑筋腫)、分葉状子宮頚部腺過形成(LEGH)


【結果と方針】


子宮内の腫瘍は良性の平滑筋腫でした。
また、子宮頚部の切除標本の断端にLEGHを認めました。
この病変は悪性ではありません

ただし、経過で悪性化する可能性もわずかに示唆されております
画像にて子宮頸管の奥にLEGHを疑う病変を認めており、その下端が
LEGHであることが確認された事になりますが、病変が子宮頸管の奥に
存在するため、その多くは残存しています。
今後も子宮頚部の細胞診を定期的に行い、悪性化が疑われる場合は
更なる詳しい検査が必要と考えられています。
しかし、このまま変化が無ければ特別な治療は必要ないと考えられます。


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T「・・・というわけで、検査の結果は良性でした。

  ただ、ここに書いてあるように、今回は検査の為の手術だから、
  切り取ったのは頚部入口と病変をちょこっとだけ削った状態。
  奥の方にある病変はまだ9割方残ってる状態なんですよね。
  腫瘍全部を取る手術は、子宮頚部をほとんど取る事になるから
  そうなるとイコール子宮全摘になっちゃうんですよ。
  なので、腫瘍のみを取るのはほぼ不可能です。」


て「そうですか・・・」


T「それと、今残ってるこの病変の顔つきが
  これから変わる可能性もあります。
  なので、今後は3か月~半年に一回くらいのペースで
  名古屋の病院へ子宮頸がん検査を受けに行ってください。

  病院へは手術内容と結果をお伝えしておきますので。」


て「わかりました。
  あの・・・顔つきが変わるっていうのは悪性になるって事ですよね?
  悪性に変わる確率ってどれくらいなんですか?」


T「うーん、それはなんとも言えないですね。。。
  前にもお話したと思うんですけど、このLEGHっていうものは
  ここ最近認識された病気なので、症例も少ないし
  まだわからないことだらけなんです。
  だからこの病気が数年後数十年後にどう変化するのか
  正直まだわかっていません。
  ただ、ここの病院でもこの病気の経過をたくさん診てますが
  今のところ何年経っても病変の状態が変わらない人が多いです。
  なので、これもこのまま変わらないと思いますよ。


  で、このLEGHが悪性に変わる確率は・・・
  もしかしたらほかの場所でガンが発症する可能性だってあるし
  人間はいつ病気になるかわからないから、それと同じだと思います。
  だからマメにガン検診を受ける事が大事だと思いますよ。」
 
て「そうですか・・・」


T「あ、ちなみに5㎝あった腫瘍は、半分が水分だったので
  手術中に破れて水分が出て今は半分くらいに小さくなってます。
まぁ、これからまた水が溜まるかもしれないし、どう変化するのか
  わからないので、ガン検診を受けながら経過観察して下さいね。」


て「わかりました。
  あっ、あの・・・私、これから先で妊娠・出産を希望してるんですが
  それは問題ないんでしょうか?」


T「それは、同じ病気の人で普通に出産してる人もいるので
  大丈夫ですよ。問題はないと思います。
  なかなか出来にくかったら、この病気が原因なのか
  他に原因があるのか、また検査が必要だとは思いますが・・・
  今のところは問題ないです。」


て「そうなんですね、よかった・・・」


T「これからの経過観察は名古屋でもできるので
  もう長野まで来る必要はないですよ。
  ここに通うのも大変でしたよね(笑)
  あとはもう大丈夫だと思うので、お大事にしてくださいね。」


て「はい!ありがとうございました!」


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という事で、良い結果だったのでひとまず安心しました。


でもこれから定期的に経過観察をしていかなければいけないし
ほぼ残されている腫瘍も100%良性とは限らないから
終わったわけじゃないんだよなー・・・と、ちょっと複雑な気持ちです。


私はこれから先、妊娠出産を望んでいるので、
全摘出は絶対に避けたかったし、子宮温存する方法を選択したけれど
温存しても治療で治るものではないし、腫瘍が消えてなくなる事もない。
完治する時は、子宮を全摘出する時ということなので
私が今後、無事に妊娠・出産できたら
またその時にどうするか考えようと思います。


病気が終わったわけじゃない、とはいえども
妊娠・出産の道を完全に断たれたわけではないので
まずは、円錐切除の結果が良性だったことに感謝して
これからもポジティブにがんばっていくぞー(`・ω・´)!!


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結果が出たので、ここで一旦ブログを終了しようかと思いましたが
これからまだまだ経過観察を続けていかなくてはならないし
その結果もきちんと報告・記録していきたいので
ブログは出来る限り続けていきたいと思います。


そして、同じ病気の方がここで情報を得たり
元気になっていただけたら嬉しいです。


いつも読んでいただいてありがとうございます。
これからもよろしくお願いいたします。