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一足先に。




私の帰国日が9月5日に決まりました。


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テル君は事故で怪我をした台湾人の友人を台湾まで送り届けるため、別々の帰国となりました。


私は左手がまだ上手く使えないし、役に立ちそうにないので一足先に日本に帰ります。
テル君は日本にいつ帰るか、詳しい日程はまだ決まっていません。



私達のオーストラリアでのワーホリを含めた、約2年間の長い長い旅がやっと終わります。


この2年間、本当に毎日ずーーーーーーっと四六時中一緒にいたテル君と最後の最後で別々で日本に帰ることになるとは思ってもいませんでした。


はじめに世界一周したい!と言ったのは私の方で、それがいつの間にか二人の夢になり、そして旅が実

現したら私は彼に頼りっぱなしでした。

きっと一人だったら寂しくなってすぐ日本に帰っていたと思います。



旅を始めた半年くらいは、毎日が楽しすぎて日本に帰りたくないなぁ、なんて思っていましたが、今は日

本が恋しくてしょうがない。いつの日からか気づくと「海外でこれをしたい!」ではなくて、今経験

したこと、感じたことを「日本で実現したい!」と思うようになりました。


それだけ、私は日本という国が好きだし、日本人ということに誇りを持つようになったと思います。




そして、旅を続ければ続けるほど、一番したいことが旅ではなくて、自分にとってはやっぱり手を動かし

て物づくりをすることだな、と確信しました。

物をつくったり、料理をしたり、絵を描いたりすることは自分の人生でやっぱり欠かせない。この旅に出て、アイデアを一杯吸収出来たし、それをこれから表現出来ることがすっごく楽しみ!




あと帰って勉強したいのが宗教のこと。


日本という国が信仰心に希薄ということもあるせいか、信仰心が厚い国の方が新鮮で惹かれることが多かった。信仰心が厚い国ほど、経済力が弱かったり、歴史上侵略されていることが多い。
インドにはまだヒンドゥー教のカースト制度が残っているし、イスラエルとパレスチナはまだまだ友好的

な関係を築くまで程遠いし、中国がウイグル、内モンゴル、チベットを手放すことはないと思う。宗教

と戦争は密接していると思うから、もっと詳しくなりたいと思う。


そうしたら、世界のしくみが少しでも理解出来る気がします。


そんなこんなで、日本に帰ってからの生活が楽しみです。


帰ったら和歌山に住みます。


これから、おいし~~い野菜を作ろうと思っているので、是非遊びに来てください!



(アズ)

帰国予定日、9日前の出来事




久しぶりのブログ更新です。




本来の予定なら8月24日に日本に完全帰国の予定で、今頃は湯船に浸かって、ビールでも飲んでるはずが、僕たちはまだナミビアの北部Ongwedivaという町にいます(2013年8月27日現在)。



前のブログでアフリカのケニアから一緒に旅してきた5人とレンタカーでナミビアを周り、南アフリカ・ケープタウンまでレンタカーで行き、そこから日本へ帰国という予定でしたが、レンタカー2日目。交通事故を起こしてしまったのです





事故が起きたのは8月15日。午後2時くらいまでエトーシャ国立公園でレンタカーでゲームドライブをして、そこから約400km離れたナミビア北部にいるヒンバ族の本拠地となる町オプウォに向かってる途中でした。




時刻は日の沈んだ午後6時半くらい。その日の目的地となる予定だったオプウォまではまだ150kmくらい残していました。





走っていた道は最近出来たばっかりの新しい道らしく、信号もない道をただひたすら進むだけ。道路標識の制限時速は120kmで、スピードもそれくらい出していました。






快調に走っていた僕達の車の前に本当に突然、牛が道を横切ろうと現れたのです。






「あ!危ない!」と慌てて急ブレーキをかけ、何とか牛はよけれたものの、120km近く出していた車は激しくブレーキ音を出しながら、ハンドルの制御も不可能になって、左、右と蛇行し、ちょうど道路を作るために2mくらい高くなっていた道路から外れ、坂道をそのままのスピードで4回横転し、猛烈な砂煙とともに車は止まりました。(車が止まったときに逆さで止まらなくて良かった)



その後は本当に修羅場でした。運転していた僕はちょっと首と指が痛むくらいでほぼ無傷。ただ助手席に乗っていた妻のアズサの手の甲からは血が流れていて、履いていたズボンには血が激しく飛び散っていました。




後ろを確認すると後部座席に乗っていた、しーちゃんは肩と首を軽く痛めたものの動ける状態。でもトシさんと台湾人のみっちゃんは動ける状態になく、トシさんは腰に激痛が走り、一歩も動けない状態。後部座席の真ん中に座っていた台湾人のみっちゃんが一番怪我の状態がひどく足首をパックリと切っていました。




動ける状態の3人がとりあえず車から出て、まずはもちろん救急車。とりあえず通りがかった車を止めたりしているうちに、たまたま警察の車が止まってくれて、病院に電話してくれました。





それから救急車が来るまで約1時間。本当に長かった。





そしてトシさん、みっちゃん、アズサの3人は救急車に乗って病院へ。





最初に連れて行かれた病院は小さく、応急処置だけして、そこから約100km離れた、より大きな町の病院へ移動。アズピーは手の甲を2ヶ所、計8針縫い、僕は事故を起こした当事者として翌日の早朝に警察にいかねばならないということで最初に連れて行かれた病院に救急車でまた舞い戻り、一晩を過ごしました。




そして翌日の早朝からは警察に事情を訊かれ、事故証明書を作成して貰ったり、レンタカー会社に連絡したり、ナミビアに日本大使館がないので南アフリカの日本大使館へ連絡したり、日本の保険会社に連絡したり、そして一番、心配だったのはケガをした皆のことでした。ずっと事故の後悔と溜め息を繰り返すのみでした。




そして夕方、皆のいる病院に駆けつけられたものの、アズサ以外のトシさんとみっちゃんは事故発生から約24時間経っているにも関わらず、ほとんど何も手を付けられていない状態でした。




そんな中、駆けつけてくれたJICAの方がこの病院よりもお金はかかるけど、民間のもっと良い病院が10km先くらいにあるということでMEDI PARKという病院にまずはみっちゃんがその日の夕方に移動。トシさんは次の日の朝に移動。




みっちゃんは到着して、2時間後には複雑骨折し、足首がパックリ切れていた足の中を洗浄する手術。3日後にももう一度、その洗浄の手術をして、あのまま前の病院で放置されていたら最悪の場合、足を切断しなければならないというような大怪我でした。




トシさんはレントゲンを撮り、幸いにも腰は折れてなく、お尻の方の骨が折れていて、とりあえず手術は必要なく、でも骨が自然にくっ付くまで4週間~6週間、安静が必要と言われました。




そして今、事故から約2週間経ちました。




アズピーは抜糸も終え、もちろんもう退院し順調に回復して、トシさんも歩行器を使って歩けるまでに回復し、トシさんは日本に戻ることなく、ナミビアで治し、旅を続けることになりました。




一番大きな怪我をしたみっちゃんはだいぶ明るさが戻ってきたものの、足を矯正する手術とリハビリは台湾ですることになり、完治してまた普通に歩けるようになるには数ヶ月かかると言われました。





本当に事故を起こした責任の大きさと怪我をさせてしまった皆、そして皆の家族に申し訳なく思っています。





あのまま牛を轢いていれば、もっと皆をケガをさせずに済んだんじゃないかとか、制限時速を守っていたとはいえ、120km近く出していて、もっとゆっくりと運転していればとか本当に悔やんで悔やみきれない状態が長く続きました。





でも事故から約2週間経ち、いまだ入院を余儀なくされている2人を含め、僕達は明るさを取り戻し、徐々に元気になっています。






これまで順調にいっていた僕らの旅が最後の最後、帰国9日前でこのような事故を起こしてしまって本当に残念で辛いのですが、僕達に今出来ることは入院している2人のケアをしっかりとすることと、それでもいつか良い思い出話に出来るように前向きに進んでいくことだと思っています。






心配してくださった皆様、本当にごめんなさい。そしてトシさん、みっちゃん、しーちゃん、アズサ、本当にごめんなさい。





とりあえずアズピーは予定より約2週間遅れの2013年9月5日に日本に帰国します。そして僕はみっちゃんを台湾まで送り、きちんとみっちゃんの両親にみっちゃんを預け、謝ってから日本に帰国する予定です。





とりあえず僕達は皆、元気です。優しい皆に慰められ、勇気づけて貰い、一番ひどい怪我を負ってしまった台湾人のみっちゃんから一番励まされ、パワーを貰ってる状態です。






またブログ書きます。今日はこの辺で。




(TERU)



予定不調和なアフリカ






前回ブログを更新したタンザニアの首都ダルエスサラームからマラウィ→ザンビア→リヴィングストン(ビクトリアの滝)、そして本日、ナミビアの首都ウイントフックに到着。






個人的にはマラウィ、マラウィ湖がほんとに良かった。今回は短かったのでぜひぜひもう一度再訪したい!!てなわけでマラウィ湖での写真を下にちょろっと載せ、遂に明日から7泊8日でレンタカーを借り、ナミビアを回って、南アフリカ・ケープタウンまで向かいます。





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そんなわけでケープタウンまでレンタカーで行った後は飛行機で待望のJAPANなので、もう帰国までバスに乗ることも無くなったと思うと嬉しいような、寂しいような複雑な心境です。





駆け足のアフリカですが、ここまで一貫したアフリカ全体の感想は全てが予定不調和…。これに尽きる。





かれこれ一年半ほど世界をぐるぐるまわって、予定不調和なのには慣れたつもりだけど、アフリカの予定不調和は大陸別で言えばナンバー1。1日のつもりでバスに乗ったら2日かかったり、ガソリンが切れたり、オイルが切れたり、ボラれたり、大量の砂埃をバスの中でひたすら被ったり、でも最近ではまたか~~!と思う余裕もちょっとだけ生まれたり、耐えたら耐えた分だけ日本に帰ったときの達成感、満足感が深まると思うとそれはそれでいいかななんて思ったり。それでもその時はもちろんしんどいんだけど。






そんなわけで帰国まで、あと10日






今の気持ちは早く帰りたい!!と帰国日までの日々を指折り数えて待ち望む気持ちが80%、終わるとなったらなったで、やっぱりちょっとだけ寂しい気持ちが20%。





とりあえず完全燃焼するつもりで明日からのレンタカーの旅を楽しみます。待ってろ、ヒンバ族!!!






(TERU)