Windows使いだった人間が、MacをメインPCにするには壁があります。
それはWindowsで使っていたアプリに代替えはあるか……です。
いうまでもなく同じアプリがあるなら問題ありません。たとえばAdobeのPhotoshopやLightroomなど。できることは同じです。MicrosoftのOfficeは、MacとWindowsで若干違いがあるようですけど(Mac版のExcelでは使えない関数があるらしい)。
問題は同じアプリが存在しない場合です。
ぼくの場合、その筆頭格が「一太郎」です。
一太郎については、どーしようもないんですが、今日の話題はPDFです。
じつはわたくし、PDFの編集にも、ジャストシステムの「JUST PDF 5」ってのを使ってるんです。
何年か前に、一太郎の「プレミアム」を購入したときオマケでついてて、それ以来、便利に使わせてもらってます。
ところで、ぼくのPDF活用法ですが……
頻繁に作るのは撮影したお仕事のコンタクトシートです。PFDにしてクライアントさんに送るんですよ。
上のコンタクトシートは仕事じゃなくて、こーいうのを作るんだよっていう作例でノンちゃんにご協力いただきました(笑)。
ここまではAdobeの「Bridge」で作れるのでMacだろうとWindowsだろうと関係ないのですが、問題はここから。
Bridgeで「写真を多用したPDF」を作るとファイルサイズが大きくなるので圧縮する必要があります。
PDFの圧縮とは、JPEGの圧縮比を高くして保存し直すのに似ています。
文字どおり「圧縮」ですね。
Windowsでは、さっき話した「JUST PDF 5」を使っておりました。JUST PDFで簡単に「圧縮」することができるんです。
しかし!
Macに「JUST PDF 5」はありません。
じゃあどうするか。MacでPDFを圧縮するにはどーしたらいいの?
じつはMacに標準で入っている「プレビュー」で圧縮できるのです。
作ったPDFをプレビューで表示して「ファイル」→「書き出し」をクリックすると上の書き出しウィンドウが開くので、ここで「Quartzフィルター」のところを「Reduce File Size」にして(上書きしたくないときはファイル名を変更して)書き出すと、PDFが圧縮されます。
この場合は「5.3MB」が「866KB」まで小さくなりました。
写真のコンタクトシートをメール添付で送るのはフォトグラファーならではですよね。
でも、ふつーの書類をPDFにして送ることもあります。
とくに最近は税理士さんとやり取りすることが多いので、税務書類とか販売サイトからダウンロードした領収書のPDFとかとか。
そのとき書類が一枚一枚独立していると、枚数分のPDFが手元にあるわけですが、それだとメールで送りにくいし、そもそも閲覧しにくいので、関連書類は「結合」したいわけですよ。
それもWindowsでは「JUST PDF 5」でやっていました。
Macでは……
↑Appleのサイトにヘルプが載ってます。
やっぱり標準で入っている「プレビュー」で結合もできちゃうんですねえ!
Macのプレビューすげー!
ちなみに結合したPDFも圧縮できますが、一つ注意すべきは、テキストベースのPDFは写真を多用したPDFと違って「Quartzフィルター」の「Reduce File Size」ではうまく圧縮できないことがあるんです。その場合は「最適化PDFを作成」にチェックするとうまくいくようです。
さて、こうしてMacで作った(編集した)PDFをWindowsで確認したところ、まったく問題なく閲覧できました。
つまりPDFを送る相手がWindowsを使っていても、安心して送れるということです。
これでまた一つ、Windowsから乗り換えるときの壁を乗り越えられたようです。
めでたしめでたし。
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