まずは宣伝です。
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さて、本日の話題はきのうの続き。
「Lenovo IdeaPad Pro 5i Gen 9」を買いました。
いままでは、MacBook13インチとDELL XPS デスクトップの2台体制でしたが、これを今後、MacBook、Macのデスクトップ(MacMiniの次期モデルが出たら買う予定)、そしてWindowsノートPCという3台体制に変えてゆきたいのです。
というのは、AppleSiliconの性能がめっちゃいいので、写真の現像のような重い処理は、Macでやりたいなと。
ですがWindowsもKindle作るのに必要なので外すわけにはいきません。
メインマシンをMacのデスクトップにする予定なので、Windowsはどこでも作業できるノートにするべきだ。という結論に至りました。
いままで執筆はMac、写真の加工をWindowsという、われながらひねくれた使い方をしていたので、世間さまの常識に合わせるって感じでしょうか(苦笑)。
それらを一度に揃える財力はないし(汗)、狙っているMac Miniの新型が出るうわさもあるので、それまではDELLのデスクトップにがんばってもらいつつ、まずはWindowsのノートから揃えていこうというわけです。
長い前ふりですいません。
というわけで――
Lenovoの「IdeaPad Pro 5i Gen9」が手元にやってまいりました。
今日はその使い勝手について書いてみます。
当たり前ですけど――
注文したとおり、CoreUltra7 155H の、メモリー32GBでございます。
そして注目点がもう一つ。
Windows11のバージョンが、最新の23H2になってます。
じつはDELLのデスクトップに、この23H2はWindowsアップデートで降ってこないんですよ。もう半年以上バージョンアップされないので、DELLは4年前のPCに最新のWindowsを入れたくないらしい(涙)。
ま、そういうところも含め、そろそろ買い換えの時期ではあったのかなと。
そうそう。
IdeaPadのインカメラ(アウトカメラはないけど)は、Windows Helloに対応しています。つまり指紋認証ではなく、顔認証で使うノートPCです。
最近iPhoneの顔認証に慣れてきたので、PCの顔認証にも違和感がございません。Windowsの起動やスリープからの復帰はもちろん、ブラウザでパスワードを記憶しているサイトならログインにも使えます。
顔認証。なかなかよいです。
ぼくの顔を毎日見せられるiPhoneとIdeaPadには同情を禁じ得ませんが(苦笑)。
なんて冗談はともかく。
Windowsノートは執筆を主に考えているので、気になるのはキーボードです。
ここは好みの分かれるところですが、最近のノートパソコンの中では標準的な品質かなと。写真では消灯していますが、キーボードバックライトもついてます。
ぼくは打鍵の力が強いのか(だからキーボードが壊れる?)、いつものように打つと、少しふわふわした感覚があるので、打鍵感はThinkPadには劣るかな。
けど、たわみがあるわけではなく、そこそこストロークもあるので、MacBookよりこっちが好きという人も多いと思います。ぼくもThinkPad派だったこともあり、IdeaPadのキーボードのほうが好きかな。MacBookはストロークが少なすぎて、いまだ好きになれず。
エンターキーまわりが窮屈なのが残念ですけど、まあ許容範囲でしょう。
余談ですが――
Copilotキーが新設されたのも最近の話題でしょうか。Copilotってぼく使ってないんだけど、これいつか有効なキー(機能)になるんでしょうか?
パームレストについても、Windowsノートとしては平均的かと。MacBookのように巨大なのに慣れると、ここはやや不満。
キーボードの両側にスピーカーもついてます。音質は……まあ、これも平均的なんでしょうかね。悪くはないですが、MacBookPro13インチには劣る印象です。情報系のYouTube見るには十分。ただし(いうまでもなく)音楽鑑賞とか映画を観るときにはイヤフォンつけた方がよろしいかと。
これがぼくのデスクトップ。
Lenovoのユーティリティソフトは、PCの状態をウィジットで表示できます。
ここから電源設定やカメラの起動、ファンクションキーの切り替えなどにすぐアクセスできます。とても便利です。ウィジットなので邪魔にもなりませんし。
バッテリーを長持ちさせるために、ふだんは80%で充電が停まるように設定しました。こうしとけばつねにプラグに繋いでおけるので。
さて。
キーボード、パームレスト、スピーカーについて、どれも平均的と書いてきましたが、モニターだけは別格です。
ええ、そうです。有機ELですよ。
有機ELいいわァ~。
もともとWindowsは背景を黒で使ってますが、有機ELだと黒が本当に黒いので、それだけでも美しいと思ってしまう(笑)。
また有機ELは自発光という特性上、黒の面積が多いほうが電力も節約できますしね。
さらに、有機ELモニターは文字もクッキリしていていいですね。
モニターを写真で撮っても、なかなか美しさをお伝えするのが難しいのですが、文字のクッキリ感は伝わるでしょうか。液晶とは明らかに違うのです。
さすが自発光。
文字がクッキリしているのは執筆マシンとして最高です。もちろん、オフィス系アプリならどれでも恩恵が得られるでしょう。Excelも見やすいですよ。
ただ写真は少し派手かな。彩度が高すぎます。そのせいで見た目はいいです。スマホも写真の印象がよくなるチューニングをしていると思われますが、IdeaPadも似た傾向です。
それとIdeaPadのモニターがグレア(光沢)なのも、気になる人は気になるでしょう。ぼくもノングレアが好きだったんですが、MacBookProですっかりグレアに慣れましたので、IdeaPadのグレアもすんなり受け入れております。
ではそろそろ気になるお題(?)に踏み込んでみましょうかね。
それはズバリ、最新のノート用CPUである「CoreUltra7 155H 1.4GHz」は、4年前のデスクトップ用CPUである「Core i7-10700 2.90GHz」と比べて速度はどのくらい違うのかってこと。
Core i7-10700 2.90GHzは、いうまでもなくぼくがメインで使っているDELL XPSデスクトップのCPUです。
CPU世代は5世代違いますが、方やノート用の省電力タイプ。方やデスクトップ用の電力モリモリ系です。本来は比べる対象ではありませんが、5世代違いますからね。ノートPC用のCPUも、いい線行くんじゃないですか?
この対決のために――
6000万画素のRAWデータ121枚をご用意いたしました!
α7R Ⅴで12秒ほど連射しただけですが(笑)。
さきほどIdeaPad Pro 5iの用途は執筆が主と書きましたけど、ベンチマークソフトの代わりにLightroomの現像速度を見てみようという魂胆です。
まずはIdeaPad Pro 5i Gen 9で現像してみます。
条件はCドライブのSSDにRAWデータを入れて、書き出しもCドライブのSSDです。とくにRAWには手を加えず、そのままJPEGに書きだしてみます。
ただし、条件を完全に揃えることはできません。
なぜなら、DELLのデスクトップには、NVIDIAの「GeForce 2070」が入っていて、現像処理にGPUの助けを借りる設定をしているからです(それほど劇的に変わるわけではないようですが)。
IdeaPadはCPU内のGPU機能しかないので、ここも不利な点です。
という前提で、結果をご覧ください。
それでは、よーい、ドン!
結果は3分32秒です。
遅いなとは思いませんでした。むしろそんなもんじゃない? と。
つまりいつもDELLでやってる現像の感覚に近い。
なんかイヤな予感がしてきましたよ。Intelさんノート用CPUに負けるのか?
はい。同じデータをDELLのLightroomに読み込みました。
条件をなるべく揃えるべく、こちらもCドライブのSSDにRAWを置き、書き出しもCドライブのSSDです。
NVIDIA GeForce 2070のお力も借りて、IdeaPadを振り切れるでしょうか?
では、よいードン!
結果は3分25秒です。
からくも逃げ切りました(汗)。
ここはIdeaPadを褒めるべきですね。
ノートPC用省電力CPUが、5世代前とはいえデスクトップ(しかも2世代前のGPUつき)に肉薄するのだから。
さすが最新世代。
ご参考までに、MacBookPro13インチM1チップでも同じことをやってみましょう。
AppleSiliconは大変優秀ですが、ぼくのMacBookPro13インチは2021年製の素のM1チップで(ProでもMaxでもない)、かつメモリーは16GBです。
素のM1チップは、つまりエントリーレベル。一番性能の低いAppleSiliconです。
では、よーいドン!
結果は3分39秒で、一番遅い結果となりましたが……
さっき書いたとおり3年前の、しかも一番性能が低いM1チップでさえ、この僅差。
やはりAppleSiliconは強い。
しかも今回の処理では、DELLもIdeaPadもファンが威勢よく回りましたが、MacBookProだけ終始無音でした。このくらいの処理ならCPUが熱くなるほどじゃないってことかい。
すごいなあ。AppleSilicon。
Mac Miniが新型になったら、どれだけ早いんでしょう。メインマシンとしてお迎えできるよう、無駄遣いしないでお金貯めなきゃ(汗汗汗)。
オホン。話がそれた。閑話休題。
以上の検証で、IdeaPadの処理性能は十分に高いことがわかりました。
ということは「重くてシンドイ」一太郎を動かしても大丈夫そうですね。
やってみましょうか。
いま発売中の「召しませMoney!8」のテキストファイルを読み込んで、テキストファイルのまま「校正」をかけてみました。
処理はあっという間に終わります。すばらしい。
ただ一太郎の場合、長文を「一太郎形式」に保存して、そこにさまざまな修飾を施したときの処理速度が問題なのです。
そうすると、とたん、重く、遅い、アプリに変貌してしまうので。
これまたやってみます。
同じく「召しませMoney!8」を、EPUBファイルにする直前まで修飾した「一太郎ファイル」を読み込みます。
うん。遅い。重い(苦笑)。
でもデスクトップのDELLと遜色ない重さ(?)です。
写真の現像処理に続き、一太郎ファイルの扱いも、5世代前のデスクトップ並みです。つまり、ぼくのメインマシンと同等の環境を外に持ち出して、どこでも作業ができるということ。
これこれ。これを求めていたのです。
サブマシンにするのはもったいないくらいの性能ですが、だからこそ今後3~4年は安心して使い続けられるともいえます。
この性能で、かつ3年の延長保証をつけて、税込み20万円を切っているのだから、「IdeaPad Pro 5i」は悪くない選択ではないでしょうか。十分に「メインマシン」として使えるのですからね。
とはいえお高い買い物なので、ブログのネタとして明日も引っぱります(苦笑)。
ではでは~。
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こちらの作品も引き続きよろしくお願いします。
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