JAXAの小型月着陸実証機(SLIM)が、1月20日の午前0時20分に月への着陸に挑戦しました。
すでに二日まえのことですからみなさまことの顛末はご存じのことと思いますが、ぼくは土曜日の午前0時からYouTubeでの実況(リアルタイム)を、固唾を呑んで見ちゃった!
管制室とほぼ同じテレメトリー画面で、SLIMの高度や姿勢、名エンジンの噴射状況、燃料の残量などなどが映し出される。
着陸が成功すれば、日本では初。世界で見ても旧ソ連、米国、中国、インドに次いで5カ国目になります。
そして想定の0時20分ごろ。
テレメーター上では、SLIMは無事に月面に到着したように見えました。
ここからですよ。
SLIMの状態確認のため待たされる待たされる(苦笑)。
けっきょく実況は0時30分でいったん打ちきられ、記者会見まで待てと。
その後、一瞬、会見場と思われる音声だけが流れたけど、なかなか会見が実況されません。
ヤキモキするぅ~。
月面着陸。アポロ11号がはじめて人類を月面に送ったのが1969年だから、つい現代の技術なら簡単にできそうって思っちゃうけど、じつは超難しいらしい。
今世紀の月着陸の成功率は40%なんだそうです。中国、イスラエル、インド、日本、ロシア、アメリカの計10機の探査機が試みて、成功は中国(3機)とインド(1機)だけ。
なんてことを書きながらずっと会見を待ってますが……
一時間半くらい待ってやっと会見がはじまりました。
すると……
SLIMとの通信はできているという観点から、着陸は成功ということになりました。
しかしっ!
SLIMの太陽電池パネルが電気を起こしていないというのです!
電池の寿命は数時間で尽きるということなので、太陽電池パネルが復帰しなければ、残念ながら着陸後の観測ミッションができないということになります(涙)。
2台のローバーの分離にも成功したようなので、ぜひ電力が回復してほしい!(ローバー単体では地球と直接交信できない)
月は30日単位で太陽の位置が変わるので、今後SLIMの太陽電池パネルに、太陽光が差し込む可能性もあるということなので、電池の回復を願っております!
そして……
気は早いですけど、今回の不具合が起こった原因を解明して、次回こそは「完全な成功」というブログ記事を、ぜひぜひ書かせてください!
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こちらの作品も引き続きよろしくお願いします。
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