ノート(メモ)アプリは奥深い | TERUのブログ

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つれづれに

わたくしいわゆる〝メモ〟と呼ばれるジャンルのアプリを非常によく使います。

 

たとえばWebブラウズしながら、気になった情報があれば――

 

 

Google keepに片っ端から保存します。

 

気になった情報をどんどん保存。

 

PCで保存したメモはAndroidのアプリでもすぐ確認できる。

 

 

このブログで過去に紹介したガジェットなんかの記録がチラホラありますね(笑)。

 

気になる情報だけでなく、たとえば映画のチケット発券番号とか、発券機に入力するとき必要だけど終わったら消していいようなのもKeepに。

 

本当にメモとしてkeepは重宝してます。

 

ちなみにMacにはデスクトップアプリがないのですが、Chromeの拡張機能でKeepが使えます。

 

と、ぼくの使うデバイスすべてで内容が確認できるGoogleKeepは大変便利なのですが、備忘録には合っているけど、データベース的な情報が蓄積していくタイプのメモには向かないのです。

 

情報が蓄積していくタイプのメモ?

 

あるんです。ぼくにはそういうデータが。

 

それは――

 

小説の登場人物です!

 

ありがたいことに、拙作にもシリーズとして数巻書いている作品があります。そうなると、登場するキャラクターが増えていくわけですよ。

 

もちろん、「どんな人物」を出したか忘れることはないのですが……たぶん(汗)。

 

名前が、そう名前を忘れてしまうんです!

 

名付け親に名前を忘れられるキャラ。かわいそうに、うううう(涙)。

 

なのでぼくは、キャラの名前を記録するのにOneNoteを使っております。

 

たとえば神宮寺珈琲店なら――

 

 

こんなふうに、とにかく登場人物の名前を記入していく。整理整頓もなにもなく、本当にただその都度書き足しているだけ。

 

じつは以前、召しませMoney!の登場人物である大久保の下の名前を間違えしまって、読者さまにご指摘をいただいたことがあります(その節はありがとうございました!)。

 

同じミスをしないためにはじめたキャラ名の記入。

 

これがマジで大活躍。あの人の名前なんだっけと、拙作を読み返さなくてもよくなったのです。

 

ですがっ!

 

OneNoteをお使いの方はご存じのとおり、文章をボックス単位で自由な場所に配置できますよね。まるで付箋をペタッと貼り付けるみたいに。

 

この自由度が、とりあえず「書いとく」というアバウトな性格のぼくに合っている気がしたんだけど(じっさい合ってるけど)、記入する名前が増えると、だんだん見にくく(検索性が悪く)なっていくのに気がつきました。

 

蓄積型のデータベースはバラバラに配置してるとダメなんだなあ。

 

って、当たり前のこといってますよねぼく。すいません。本当にアバウトな性格なもんで(汗)

 

なので、そろそろ整理整頓しなきゃ。

 

と思い立ち、そういう使い方にあったノート(メモ)アプリはないかなあと探したら――

 

まず候補に挙がったのが「Notion」です。

 

  

 

このアイコン。見たことある方も多いかと。

 

データベース機能があるノートアプリということで、とても有名で人気もあるらしいです。

 

なので、きのうの11月9日に、日本での正式リリースがはじまったというニュースが出たとき、かなり驚きました。いままでは正式じゃなかったんですね。

 

ともかく、正式版にもなったことだし、さっそくNotionの特徴である、データベースを使っていきましょう!

 

macOS用のデスクトップアプリは、App Storeにはなくて、Notionのサイトからダウンロードしてインストールします。

 

いま執筆中の神宮寺珈琲店の登場人物を入力していきます。

 

 

あ、ダメだこれ……

 

たった2行打ち込んだだけで、挫折しました(汗)。

 

誤解しないでくださいね。Notionのデータベースが悪いといっているのではありません。行ごとに、テキストや通貨などの属性を設定でき、チェックボックスなんかも作れます。かなり本格的なデータベースです。すばらしいと思います。

 

でも……

 

テキストを整理したいだけのぼくには、トゥーマッチです。そもそもセルに一つひとつ打ち込み直すという作業が苦痛です。データベースの挫折あるあるです。

 

なのでNotion最大の特徴であるデータベースは使わず、テキストベースで整理してみました。

 

 

うん、そうそう。こんなのでいいんだよ。

 

やりたいこと……というか整理の方法に方向性が見えてきました。

 

神宮寺は呪文の文言も記録しておきたいので、そちらも入力してみます。

 

 

これで「登場人物」と「呪文」のページができました。

 

このページを「神宮寺珈琲店」の項目にぶら下げると、このような表示になります。

 

 

画像は神宮寺珈琲店のカバーにも使った浅草寺の夜景。

 

Notionはプランによってサブスクのお値段上がる仕組みなのですが、無料で使えるパーソナルでは5MBまでのファイルをアップロードできます。

 

ちなみにパーソナルでも保存するページ数やブロックに制限はないので、アップロードするファイルにさえ気をつければ、安心してデータを増やしていけます。

 

いいですねNotion。

 

人気があるのもうなずけます。

 

ちなみに、パーソナルの上の、パーソナルProにすると、月額4ドルです。

 

ドル建てだ……円安なのに(涙)。

 

ですが、先ほど書いたように、テキストデータは無制限に保存できるので、よほど大きなデータベースを画像付きで作らない限り、フリーのパーソナルで困ることはないかと。

 

以上のように、Notionがすばらしいアプリなのはわかりました。

 

がっ!

 

データベースを使わないなら、高機能なNotionでなくてもいいかな?

 

じつは最初に検索したとき、「Craft」というアプリも引っかかっていたので、そちらも試してみます。

 

CraftはApp Storeにあるので、インストールが楽でバージョンアップも手間がかからない。

 

 

Notionのときと同じように作ってみました。

 

装飾用のツールが右側にあるので使いやすいです。

 

ですがCraftにはデータベースがなく、またテキストの装飾も種類が少ない。それで困るかは人それぞれでしょう。ぼくは困りません。そもそもデータベースが必要ないんだから。

 

必要十分が心地いい。そんなアプリです。たくさんの機能から目的の項目を探す手間が少ないから、直感的にわかりやすいのです。

 

あと細かいところなんですが――

 

テキストに背景色を設定すると、Notionは角が直角のままなんですが、Craftは面取されて丸くなります。

 

 

色が薄くて見にくいかもしれませんが、角が丸いと柔らかい印象になります。

 

対してNotionは――

 

 

角がパキッと直角。ビジネスライクです。

 

Craftのほうがオシャレ〜。

 

と思って、ホーム的な画面にしたとき――

 

 

あ、これもいい!

 

紙のノートが並ぶみたいにページを表示できます。

 

Notionはページが「行」でしたから、Craftのほうがやっぱりオシャレですよね!

 

ぼくはオシャレな人じゃないけど、Craftのほうが性に合ってるかな……

 

と思ったのもつかの間!

 

Craftの無料版は、保存が1000ブロックまでという大変厳しい制限がありました。

 

Craftのいう「ブロック」とは、簡単にいうと「行」です。

 

 

↑これだけでもう3ブロックですよ。

 

ページ単位ではなく、Craft全体で1000行の制限ですから、あっという間に制限に達してしまうでしょう。使い続けるにはサブスクの契約が必須です。

 

サブスクかあ~(涙)。

 

Photoshopやクラウドストレージのように必須であればともかく、OneNoteでやってることを洗練させたいだけなので、Craftは(Notionも)必須ではない。

 

でもまあ、値段を確認しとくか……

 

月額4ドルでした!

 

マジか。完全にNotionを意識した値段設定ですよね。

 

Notionより機能が少なくて同じ値段って割高に感じます。オシャレであることは大事な要素だけど……でもねえ。

 

たとえばね、4,500円の買い切りといわれたら、ぼく即決でCraftを買ってます。すぐ買います。いま買います。

 

けど、いまのレートで計算すると月額約600円ですよ。年間約7,200円ですよ。それが毎年ですよ。ずっとですよ。円高になれば安くなるけど……そんな日はくるのか?

 

Photoshopを筆頭に、サブスクで使っているアプリやサービスがどんどん増える昨今、年間けっこーな金額を払っているので、Craftはパスします。

 

そろそろ支出を抑えていかないと。マジで(汗)。

 

ということで、現時点の結論。

 

Craftを気に入ったので残念ですが、今後はNotionで情報の整理をしていく所存でございます。

 

では気を取り直し、ふたたびNotionに話を戻しましょう。

 

Notionを使うと決めたので、ぼくが持っているすべてのデバイスにインストールします。

 

まずAndroid。

 

野良アプリではなくPlayストアからインストールできるので安心。

 

 

ぼくはAndroidをダークモードで使ってるので背景が黒くなります。

 

 

ダークモードも見やすいですよね。

 

そして――

 

 

iPad版も、もちろんございます。iPad用は(おそらくiPhone用も)、App Storeからインストールできます。

 

さらに――

 

 

Windowsにもデスクトップアプリが用意されています。Windows版もマイクロソフトストアにはないので、macOS版と同じく、Notionのサイトからダウンロードしてインストールします。

 

あ、そうそう。

 

Notionにはブラウザから操作できるWebアプリがあるので(むしろそっちが主流?)、わざわざデスクトップアプリをインストールする必要はありません。でもぼくはデスクトップアプリが好きなのでこうしています。

 

さあ、これでぼくが所有するすべてのデバイスでデータが同期できました。

 

異なるOS、異なるデバイス間の同期は、もはや常識です。

 

こうして使い込んでいくうちに手放せないアプリになって、けっきょくサブスクに入るんだろうな(汗)。

 

さっきも書いたけど、「パーソナルPro」の値段は、月額4ドルです。

 

円安がぁ~(涙)。

 

 

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こちらの作品も引き続きよろしくお願いします。
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