7月16日のこと。
リコーがペンタックスブランドの今後のビジョンを紹介する動画を公開しました。
その一番のコンセプトは――
※画像はリコーのサイトより
これからも「一眼レフ」を作り続けるというメッセージでした。
逆にいうと「ミラーレスは作りません」宣言なわけです。
開き直ったというと怒られちゃうかな（苦笑）。
とにかく、うちは一眼レフで行くんだと覚悟を決めたようです。
ミラーレスを仕事で使っている身としては、うーんと首をかしげたくなるのだけど、企業の生き残りとして、キヤノンもニコンも、ミラーレスに舵を切らざるを得ないいま、一眼レフだけ宣言ができるリコーという会社はすごいのかもしれない。
そもそも、もうPENTAXというブランドは、数を追いかける必要がないのかも。純粋に趣味性の高いカメラとして、ライカのMみたいなポジションに収まるとおもしろそう。
ニコンのDシリーズと、キヤノンの1Dシリーズが、まだしばらく一眼レフのフラッグシップとして、スポーツやイベント系の仕事に必要であることから、一眼レフの需要は、意外と長く続くぞと予想する人もいます。
けどそれは、あくまで究極のフラグシップとして。
どうなるんでしょうねえ。
フィルムからデジタルへの移行は、暴力的なほど速やかに進行したけど、そのフィルムだって、いまだ趣味の世界では存在しているわけで、一眼レフというメカも、仮にミラーレスにすべての機能で負ける日がきても、長く残るのかも知れません。
なんにせよ、PENTAXというブランドが、末永く存続しますように！
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