本日はソフトウエア編ですが、その前に愚痴(苦笑)。
緊急事態宣言延長。
きのうもちょこっと書きましたが、仕事困りましたねえ。
じつは、3月の発売を6月に延期した教養系の本がありまして。
2月はその撮影に忙殺されていたのですが、まだちょっと残ってるんです。6月に出すためには、遅くとも今月の20日までに撮影しておかなきゃいけなくて……
14日に前倒しで、宣言が解除されると助かるんですが。
あるいは、出版をさらに7月まで延期してもらえたら、今月急いで撮影しなくてもいいのですが、こればかりは版元さんにも事情というモノがある。
で、ただいま編集部と協議中です。だって、ご多分に漏れず編集者さんも……
在宅勤務中ですから!
なので……
ぼくもついに、テレワークすることになりそう。
ぼくとモデルさんだけは集まらないとしょうがないので、ハウススタジオの窓を全開にして、風通しをよくしながら撮影を進め、編集者にはZOOMなどのアプリを使って、現場に参加してもらう……
というのを考えてます。
そんなふうに仕事したことないので不安ですが、こんなときこそ新しいことにチャレンジです。
iPadも買ったし、きっとうまい方法があるはず。
というのは長い前ふり(愚痴)で、ここからが本番でございます。
きのうに引き続きまして、Combo Touchでございます。
本日は、ソフトウエア編です。
iPadは、ハードウエアキーボードを装着すると、インライン入力ができます。
大変すばらしい。
インライン入力ができないと、テキストを長時間打ち込むことはできません。
少なくとも、昭和生まれのぼくは(汗)。
とはいえ、このiPadのインライン入力。PCとは少し違っていた。
Windows(Macもそうだったはず)は、日本語を入力したら、それをカナ漢字に変換するため、スペースキーを押すじゃないですか。
ところがiPadは、日本語を打ち込むそばから、勝手にどんどん変換していく。
間違った変換のときだけスペースキーを押して、次候補を選ぶのです。
スペースキーを押す手間がなくていいともいえるし、PCと動作が違って戸惑うともいえる。
もしどちらかの操作に統一できるとしたら、ぼくはiPad方式がよいかな。PCでもこの方法に慣れたら、スペースキーを押す回数が減ると思う。
さて。
以前、テキスト入力にいいアプリがないと嘆いたことがあります。
iPad用の、文章を快適に書くことを謳ったエディターを試したんですが、ファイル管理が独特だったりして挫折していたのです。
そこでつぎに試したのが、「LiquidLogic」です。
これ、よくも悪くもふつうのエディターで、ファイル管理については、完ぺきではないけど、おおむね解決いたしました。
それは、この2つのアプリを併用すればよいことに気づいたから。
「ファイル」と「LiquidLogic」です。
「ファイル」のほうは、iPadに最初から入っているアプリです。文字どおり、ファイル操作するためのもの。
この「ファイル」が優れているのは、Microsoftのサービスである、OneDriveに対応しているところなんです。
iPadからOneDriveの中身をオンラインで見て、かつ操作することができます。
上のキャップチャ画面は、いま絶賛執筆中の、召しませMoney!7を保存しているフォルダー。
ぼくは長い小説を執筆するとき、ある程度の長さまで書いたら、世代を上げて管理してます。
世代を上げるごと、ファイル名の末尾にアルファベットをつけていく。
まあ、それはともかく。
この「ファイル」で見ているテキストファイルをクリックすると……
ジャジャーン!
インストールしておいた「LiquidLogic」が立ち上がって、そのまま編集できるんです。
そのまま編集できるとはつまり、「LiquidLogic」で修正したり、書き足したりしたあと「上書き保存」をすれば、それがOneDriveのファイルそのものを上書きしてくれます。
ちなみに「LiquidLogic」でテキストを編集(更新)すると、10秒後に自動保存されるのも安心感が高い。うっかり上書き保存するのを忘れることがなくなります(自動保存はオフにもできる)。
この一連の動作って、Windowsでテキストファイルを好きなエディターに関連付けしておくのと一緒なんですよね。
これこれ。こういう動きをしてくれないと困るのよ~。「痒いところに手が届く」的な。
以前、「LiquidLogic」自体にOneDriveを開く機能がないので、このアプリは使えないなあ。と思っていたのですが……
「ファイル」を使えばあっさり解決する。
ことに気がついた。と、そういうわけなのです。
問題は「LiquidLogic」の使い勝手です。
このアプリはそもそも、プログラミングを記述するためのアプリです。ぼくみたいに小説しか打たない人のことはあまり考えられていない。
なので執筆用途ではいくつか不満もあります。
中でも禁則処理がないのは、ちょいと痛いですな。行頭に「、」や「。」がくると、やはり変。
とはいえ致命的ではない。
なぜなら、このアプリで文章を完成させるわけじゃないから。あくまでエディターですからね。編集さえできればよいのです。
つぎに、前回開いていたファイルのカーソル位置を覚えていないのも使い勝手が悪い。
三千行目を書いていいるところでその日は仕事を終え、また翌日編集するとき、同じ三千行目が開いてくれると便利ですよね。
「ファイル」から開いているせいかもしれないけど、毎回必ず先頭ページで開いてしまう。
けどこれも致命的ではない。
文末にジャンプする機能があるのです。前回編集しているところは、大抵文末ですから、この機能を使えば、タッチ(あるいはクリック)一発で、何万行もあるテキストの文末に飛べます。
このように、「こうだったらいいのに」という部分はあるけど、どれも工夫でがまんできる範囲。
きのうハードウェア編でも書きましたが、iPadを使うのは、がっつり書くときじゃなく、気分を変えてカフェに行くとか、旅行中に早起きして校正作業するとか、そういうときだけと考えればこれで十分。
iPad用のエディターアプリをすべて試したわけじゃないので、確定的なことはいえませんが、ファイル管理のわかりやすさで、ぼくは「LiquidLogic」を選ぶことにいたします。
ただし、「LiquidLogic」の無料版には、同時に開くファイルが5つまで、かつ合計1MBまでという制約があります。よほどの長文を書かなきゃ1MBあれば十分だけど……
召しませMoney!は、よほどの長文なので完成時には1MBを超えます。
「LiquidLogic」を執筆に使い続けるには、有料版にしなければなりません。
ここが悩みどころ。
有料版は年間1,000円か、月額200円のサブスクリプション。
うーむ。サブスク好きじゃないんだよね。
3,000円でもいいから、買い取りにしてくれないかしら。
と、無いものねだりしてもしょうがないので、1年じっくりお付き合いするつもりで、1,000円払いました。
さて。
話は変わりますが、テキストを打ちはじめて、最初ちょっと戸惑ったことが。
これアプリのせいじゃなく、ハードウエア編で書くべきだったのですが……
書いたテキストを範囲選択してコピペするとき、Windowsだと「Ctrl」+「文字キー」じゃないですか。
コピーは「Ctrl」+「C」
ペーストなら「Ctrl」+「V」
切り取りだと「Ctrl」+「X」
なのにiPadではなにも起こらない。
なんで?
少し考えて、ハッと気づいた。
Commandキーか!
そうなんです。「Command」+「文字キー」だったんですね。
Macってそうでしたっけ?
もうぜんぜん忘れてる。最初はMacユーザだったのに(苦笑)。
テキスト打つとき、キーボードショートカットは、めっちゃ多用するので、WindowsとiPad(あるいはMacも?)併用するのって、器用じゃないと大変かも(汗)。
ぼくは意外と(意外じゃないという声が)不器用なので、カメラもキヤノンとソニーを併用できない。
キーボードショートカットの違いは、なかなかくせ者ですな。
まあ、さっきも書いたとおり、iPadでは、がっつり書かないので大丈夫でしょうけど。
あ、そうそう。
「Command」 +「Tab」がアプリの切り替えなので、基本シングルスレッドのiPadでは、このキーボードショートカットも多用しそうです。
そういえば、「Optionキー」は、いつ使うんだろう?
まだ謎が多い(笑)、iPadです。
しかしなんですな……
これまでの記事を読み返すに、ぼくはiPadを、「PC」に寄せよう寄せようとしているようです。
いまだに「ペン」を持ってない(お高くて買ってない)のも、われながら……
iPadには、iPadの良さがあるのにねえ。
いいかげんペン買うか?
でも1万円以上するぜ。
ひえ~~~っ。
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