買ってしまったタムロンのレンズ | TERUのブログ

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つれづれに

悩みに悩んで、買ってしまった。

 

 

TAMRON SP 45mm F/1.8 Di VC USD

 

手ぶれ補正のついた単焦点レンズ。

 

どーしても、どーしても、50mm付近の焦点距離で、手ぶれ補正つきのレンズが欲しくて、買ってしまったのだ。

 

さっき気がついたんだけど、2016年の11月に、こんなブログを書いていた

 

手ぶれ補正が欲しい

 

2年越しで欲しかったんだな(苦笑)。

 

さて、そういうわけで買ってしまったタムロン45mm。

 

わが愛機につけるとこんな感じ。

 

 

45mmという単焦点レンズにしては、かなり大きい。感覚的には、85mmをつけてる雰囲気。

 

金属筐体なので、触るとひんやり、ズッシリ重い。おかげさまで高級感がある。

 

タムロンの製品名に「SP」がつくレンズは、高い設計思想に基づく「高性能なレンズ群」を差すんだそうです。筐体デザインも一新され、すごくカッコイイ。

 

正直、これまでのタムロンレンズは、デザインがダサかった。

 

 

大きく重いレンズですが、前玉はそれほど大きくないので、持ったときのバランスはよい。

 

このレンズの特徴はいくつかあります。

 

まずは、45mmという、やや変わった焦点距離。

 

ほとんどのメーカーが50mmにするところを、わざと5mm短くしてきた。設計上の理由なのか、それとも他社との差別化なのかわかりませんが、個人的には50mmでも45mmでも大差ない。

 

つぎに、最初に書いた「手ぶれ補正」がついているところ。

 

手ぶれ補正のあるなしは、ぼくにとって大問題なんです。

 

わたくしキヤノン純正の50mmF1.8のⅡ型を持っていて(50mmF1.4は、設計が古くて手放した)、すごくよく使うレンズなんです。

 

というのは、料理の撮影にちょうどいいから(←ぼくの撮影スタイルではね)。

 

でもキヤノンの50mmには手ぶれ補正がないので、どうしても手ぶれのカットが出てしまう。

 

広角から標準の単焦点レンズに、手ぶれ補正は必要ないという猛者もいらっしゃるようですが、ぼくは50mmでもよくぶれる。

 

カメラの画素が増えれば増えるほど、手ぶれにはシビアなんです。正確に数えたことないけど、ぼくの腕前だと、キヤノンの50mmF1.8を使うと、感覚的に2~3割ぶれるかな。10枚撮ったら、2、3枚ぶれてる。

 

キヤノンさん、50mmF1.4の(1.8でもいいけど)手ぶれ補正つきレンズを出してくれないかなあ、と、ずーっと待ってるんだけど、出してくれないんだ、これが……(涙)。

 

ボディ内手ぶれ補正のあるソニーに買い換えたいけど、そんなお金ないし……

 

ということで、タムロンさんです。

 

なんで悩んでいたか?

 

それはキヤノン純正じゃないから。

 

純正じゃないとなにが困るのか?

 

キヤノンの場合、純正レンズ以外は、収差の補正がカメラ内でできないのです。つまりJPEG撮って出しを納品するときは、収差の残るデータを渡すことになる。それはイヤ。

 

しかし、これは大きな問題ではありませんでした。買ってすぐテスト撮影したら、タムロンの45mmには、目立つ収差はなかった。補正なしでも気づく人は少ないでしょう。

 

よかった。第一関門クリア。

 

さらにぼくの仕事は、JEPG撮って出しはほとんどなくて(年に1、2度あるかないか)、Lightroomで現像しての納品がほとんど。Lightroomでなら、きちんと収差が補正できます。

 

それより問題なのは……

 

わたくしレンズがよく壊れるんです(レンズ以外もよく壊れるけど)。

 

いままで純正以外のレンズは4本購入したことがあって、そのうちの2本が故障した。

 

つまり確率50%です。確率高すぎ。

 

内訳はシグマを3本買って、うち1本が故障。タムロンは1本買って、それが故障。

 

中でもタムロンさんのレンズがむごかった。28-70mmF2.8というズームレンズを購入したんですけど、なんと同じレンズが3回も壊れたんです。

 

買ってわりとすぐに壊れて、それから数ヶ月でまた壊れた。直しても直してもすぐに壊れるという地獄。いったいなんの罰ゲームだ。

 

さすがに3回目で懲りて、使うのをやめました。

 

それ以来、純正レンズ以外は使いたくないという思いがあったんです。

 

でも……

 

でも……

 

手ぶれ補正がほしいー!

 

という心の叫びに負けて、Amazonさんで買いました。46,353円(税込み)でございました。定価は97,200円(税込み)なので、半額以下。だいぶお安くなってる。

 

あ、そうそう。もうひとつ、このレンズのいいところが。

 

 

最短撮影距離が0.29mという短さ!

 

50mm前後の単焦点レンズ(マクロは除く)って、最短撮影距離、0.45mなのが多い。

 

キヤノン純正の50mmF1.4の最短は0.45mという凡庸な性能で、しかも設計が古いから、最短で撮ると像がにじむという弊害があった。

 

そこで、50mmF1.8のⅡ型に買い換えたら、最短が0.35mになったんです。この10cmがすごくありがたかった。最短撮影距離って重要。

 

そのキヤノン50mmF1.8に比べても、タムロンの45mmは、さらに6cmも短いのだから、使い勝手はバツグンです。

 

とくに料理の写真では、ホントありがたい。

 

 

どうよ。ここまで寄れれば、ほとんどマクロレンズだわさ。むっちゃ便利よ。

 

さすがに最短を開放で撮ると像に締まりがないけど、にじむほどではない。それもF2.8まで絞るとシャッキリする(上の写真はF2.8で撮影しました)。

 

タムロンらしくボケも素直だし、キヤノンの50mmF1.8Ⅱより、明らかに描写性能は上ですな。お高いだけはあるわ。

 

そして、またまた手ぶれの話に戻ります。

 

上に掲載した写真はストロボ使っています。ストロボ使えばブレないと思うでしょ?

 

これがブレるんだなあ。これだけ寄って、しかも高画素のカメラだと、ほんのわずかな手ブレも許されないのだ。

 

だからといって三脚につけると、構図の自由度が減って撮りづらい。(←お店取材では三脚を立てるスペースも限られますしね)

 

このレンズで、すでに数回料理の撮影に行きましたけど(それぞれお店での撮影です)、手ぶれ補正のおかげで、歩留まりが大変よくなりました。

 

めっちゃ、うれしい!

 

あと、ポートレートにもよく使う焦点距離ですよね、50mm近辺って。ぼくもご多分に漏れずよく使うんですが、被写体の表情を追いかけていると、どーしてもカメラの保持が甘くなるみたいで、やっぱり手ぶれがいくつか出ちゃうんですよ。それが表情のいいカットだったりすると大ショック。

 

このレンズで、ポートレートも撮りましたが(肖像権の関係でお見せできないのが残念であります)、やはり手ぶれは激減。

 

めっちゃ、うれしい!

 

やっぱ、高画素のデジカメには、手ぶれ補正が必須だわ。(いらないって人もいるので、個人の意見でございますけど)

 

あとは、故障の心配だけだな。

 

どーか、壊れずに、ずっと使えますように!

 

こんどまた神田明神いって、お願いしてこようかしら(苦笑)。

 

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