以前、カメラバッグの中にBIGのボールペンを入れておくって話を書きましたよね。覚えてます?
ワタクシ、仕事で持って行くカメラバッグに、必ず入れておくモノがあるんですよ。
そりゃ、カメラとレンズでしょと思ったあなた。
いや、それはそうですけど(笑)、撮影機材以外に必ず入れていくものです。ああ、レンズのクリーニングキットも必ず入っているな。今回はそれ以外のモノってことで。
カメラとレンズ、さらにクリーニングキット以外で、必ず入れて行くものとは?
それが、こちら!
ジャーン。
名づけて、TERUの必需品セット!(いま名づけた)。
バンドエイドはわかりますよね。撮影中って、三脚などのスタンド類に指を挟んで怪我をすることがある。あるいは、カメラバックのベルクロ(マジックテープ)のところで、ささくれが剥けちゃうこともあるんで、絆創膏は必需です。
で、黒い箱状のモノは、コンパクトなCFカードリーダーです。CF(コンパクトフラッシュ)が読み込めるカードリーダーの中で、できるだけ小さいのを選びました。ちなみに写真のはエレコム製です。
PCが必要ないので、カメラしか持っていかない撮影で、現場で突然、撮影したデータがほしいとクライアントさんにいわれて、担当の編集さんに、カードリーダーを買いに走ってもらったことがあるんですよ。それ以来、カードリーダーはカメラバッグに常備しておくようになりました。
さらに、そのCFカードの予備もバッグにいつも入ってます。
写真では4Gバイトの、いまとなっては小容量のCFカードが写ってますが、これはもう使わなくなったCFカードを、予備としてカメラバッグに入れっぱなしにしてあるから。
予備を持ってるのは、CFカードも「故障する」可能性があるから……ではありません。
仕事で使うCFカードは、予備も含めて簡易防水性のカードケースに入れて持ち歩いているんですけど、そのカードケースを丸ごと忘れてしまったときのための、予備の予備なのだ(苦笑)。
そこまでしなくていいでしょう。とわれながら思いますが、われながら忘れ物をする自信があるので(苦笑)、転ばぬ先の杖で、すべてのカメラバックの中に、必ず一個はCFカードを入れっぱなしにしてあるんですよ。
そんな、過剰な心配が、本当に役に立ったことが一度だけあるんです。
撮影の仕事の前の日に、ギックリ腰やっちゃったことがありましてね。でも仕事は休めないので、整形外科で痛み止め打ってもらって、さらに屈辱の座薬も入れて出かけたんですが、いつものカメラバッグは重いから、その日はむちゃくちゃ軽くしたバッグを持って行ったんですよ。
いつものカメラバッグには、予備のカメラとレンズとストロボが入っています。要するに同じモノが2セット入ってるんですよ。万が一機材が壊れたら、予備に切り替えられるようにです。これでカメラバッグが重くなるんだよね。
でも、ギックリ腰の日は予備のカメラなんか持っていけない。必要最小限の機材だけにして、バッグも小さいのに変えて出かけました。
そしたら、CFカードケースを忘れちゃったのです!
しかーし!
わたしは、持っているバッグすべてに、予備の予備であるCFカードを入れてあるので、事なきを得たのでした。
やっぱり、転ばぬ先の杖ですよ。
ヒューマンエラーの可能性があるなら、それは単なる可能性ではなく、「必ず起こる」という前提で準備しておくのが大事ってわけです。
人生も、そうやって準備できてればいいんですけどねえ。ぼくにできるのは、せいぜいCFカードをたくさんバッグに入れておくことくらいです(苦笑)。