ジャズマスターにTune-o-maticタイプのブリッジを取り付ける | ピクルス卸問屋のブログ

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昨年10月の下記記事

 


において、ジャズマスターのブリッジポストを固定するネタを投稿しましたが、「途中で出てくるTune-o-matic(チューン・オー・マチック)調のローラーブリッジはどうやって付けていたの?」との問合せがありました。


これがそのローラブリッジです。
ジャズマスターの場合、このようなTune-o-maticタイプのブリッジを取り付けるためにはブリッジアンカーをネジ付きのものに取り換える必要がありますが、私はそこまでするのが嫌だったので、色々と調べた結果…


このようなものを見つけました。SCUD製のHW11Aと言う製品です。

(写真はサウンドハウスさんからお借りしました)


サイズはこのような感じ。

 


HW11Aのネジ部の直径が7.7mm、ジャズマスターのブリッジアンカーの内径が約8mmなので、HW11Aのネジ部に水道工事用の水漏れ防止用テープ(たまたま手元にあった)を適当に巻き、ブリッジアンカーの内径になるようにします。前回のブリッジポスト固定のように、アルミテープを巻いても良いと思います。


このような感じで、HW11Aをブリッジアンカーに挿入します。
撮影用にブリッジアンカーは予備のものを使っています。

 


HW11Aとブリッジアンカーがしっかりと固定されていれば、ブリッジの高さ調整用サムナットを回しても問題無いと思います。


ローラーブリッジを乗せたところ。


普通のTune-o-maticタイプのブリッジを乗せたところ。


ジャズマスターのブリッジをこれからTune-o-maticタイプに替えたい方は参考にしてみて下さい。

 


弦のサスティンの面から考えると、ブリッジアンカーをネジ付きのものに取り換える方が良いと思います。
その辺はお好みで…。

 

また、ネックの仕込み角度によってはシムも必要になると思います。
その辺も色々と試行錯誤してみて下さい。

                           ~以下次号~