信楽MU(ミュー)レーダー見学ツアー | ピクルス卸問屋のブログ

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アマチュア無線情報サイト「Ham Life」で紹介されてご存じの方もいるかと思いますが、京都大学生存圏研究所の「MU(ミュー)レーダー」の見学ツアーに応募したところ、運よく当選したので行ってきました。

 

ここは焼き物で有名な信楽の山奥にある研究所で、475本の八木アンテナを使って大気の様子を観測するためのレーダー施設です。

これ以上の説明は難しいので、京大のサイトを見て下さい(笑)

 

 

私は午前の部だったので、信楽高原鉄道の信楽駅前に9:45集合でした。

 

焼き物の町「信楽」。駅前には大きな狸が鎮座。ハロウィン仕様になってます。

 

信楽駅からマイクロバスで出発。信楽の街を抜け山奥へ向かうと、しばらくしてから「MU観測所」の看板が見えてきました。警備員さんが誘導してくれています。

 

マイクロバスではギリギリの山道を登っていきます。対向車が来たらすれ違えません。

 

しばらくすると「あと900m」の看板が見えてきました。

 

ほどなくして「信楽MU観測所」の入り口に到着。この表札は焼き物っぽいですね。信楽焼かも。

 

バスが到着した場所から見たMUレーダーのアンテナ群。アンテナフェチとしては胸が高鳴ります。

 

MUレーダーの説明看板。

 

アンテナ群が一望できる観測所建屋のコントロールルームでスタッフの説明を受けます。

 

とても解りやすく説明してくれました。(内容は難しかったけど…(笑))

 

アンテナ群のあるエリアに降りて行きます。ここからの眺めただけでも興奮(笑)。

 

小さな小屋が送受信設備のある建物。100mほどのエリアに6か所この建物があります。

 

間近で見るアンテナ。使用する電波が46.5MHzなので、エレメントの長さは1/2波長(約3m)とのこと。

八木アンテナを直行することによって円偏波にし、複数(475本)並べることによって指向性を変えることが出来る「フェイズドアレー方式」を採用。

 

整然と並んでいる姿が美しいです。

 

説明してくださった京大の教授も足を組んで思わずポーズ(笑)

 

間近で見ると結構大きなアンテナです。

 

形はまさにVHF時代のTVアンテナと同じ。懐かしさを感じます。

 

送信設備のある小屋の中での説明。この送信機からパルス波を出し、送受信を切り替えながら観測をするそうです。

 

年季の入ったM社製の送受信機。

 

ラックから取り外した状態の送受信機。使われている部品も年々入手が難しくなっているようで、コンパチ部品などで何とか繋ぎながらメンテを続けているとのこと。

 

まさにアナログ回路。プロ用機器だけあって、頑丈に作られている印象です。

状態から、とても大切に扱われていることが判ります。

 

MUレーダーの他にも色々なアンテナを見学しました。

 

 

最後に「ラジオゾンデ打ち上げ体験」なるものがあり、参加した何人かの子供たちが打ち上げを担当。

動画もアップしましたのでご覧下さい。

 

 

場所が信楽ということでちょっと遠かったですが、生で見るMUレーダーのアンテナ群はやはり圧巻。事前にネットで見た写真とは違い、迫力がありました。来て良かったと思います。

このツアーは毎年実施されているようなので、興味のある方はぜひ。

                               ~以上~