アメリカ大陸はかつて、西洋人によって次々と武力で植民地とされていきました。アメリカで犠牲になったのは、先住民インディアン。インド人でもないのに、西洋人の勘違いによって「インディアン」と呼ばれたことすら、現在に生きる日本人からしたらかわいそうに感じます。
さて、そんなインディアンですが、西洋人がアメリカの東海岸から西海岸へ、インディアンを徐々に追いやっていきます。西洋人とインディアンの住んでいる境目をフロンティアと言い、フロンティアは西洋人の征服により徐々に西へ西へと移動していきます。
そんな中・・・
「アイデアの模倣」によって考案された文字の典型的な例が、1820年頃に、アーカンソー州で、セコイヤという名前のチェロキー・インディアンが作った音節文字である。セコイヤは、白人が紙に記号を書いて記録をとっているのを目にした。この記号の記録は、白人が長い話を覚えたり、繰り返しいったりするのに役立っていた。しかしセコイヤは、1820年以前のチェロキー・インディアンの多くがそうであったように読み書きができず、英語をまったく知らなかった。だから彼にとって、白人たちが記号で何をしているかはずっと謎のままだった。それでも、鍛冶屋のセコイヤは、ちょっとした絵や図柄を使って、自分の客の付けを書いておく方法を考えだした。やがて絵や図柄を大きさのちがう丸や線に発展させて。帳簿をつけるまでになった。
セコイヤさんすごくない!白人に追いやられる中、白人の会話や記録を基にして、文字を作ったんですって。
その記録がこの写真。
私が、例えば未開の地へ行って、彼らのおしゃべりから文字を作って中身を理解する。なんてことができるかといったら、できるわけありません。
先住民だから、黒人だから、とバカにするのではなく、世の中の差別や偏見がなくなればいいと思います。
とにかく、このセコイヤさんすごいな、と本を読んでいて思いました。
文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)/草思社
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