今回は、こんな本。まさに、自己啓発を試みたい私に、ピンポイントなタイトルです。

すごい!自己啓発---「夢」をバージョンアップしろ!/河出書房新社

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さて、まず目を引いたのは、こんな文章でした。

・全体のムードに流されマイナスに引きずり込まれることなく、まだ起きてない問題を想像して不安になる前に、きちんと順序を追って解決の方向に向かうことを忘れてはいけないよね。

これは、マイナス思考の私には、日々当てはまる問題でした。1つ1つの授業において、「退屈されたらどうしよう」「伝えたいことが分かってもらえなかったらどうしよう」

日々、授業が不安で不安で仕方がありません。

でも、良い授業をした。子どもがなかなかの理解度を示してくれた。と、思うときには、黒板に書く内容の精選や、興味を持ってくれそうな資料、はたまたここで脱線してこの雑談など、事前の準備をしっかりできた時でした。

きちんと順序を追って解決の方向に向かうこと

私のような性格の持ち主は、きっと何事も不安から始まるのですが、それを原動力に、順序を追っていけば良いのかな…とも思います。

しかし、順序の追い方が分からない、準備はしたけどそれでも失敗だった。なんてことは多々あります。そんな時には、やはり自分を成長させるしかありません。そんな時には、もちろん実践を積み、経験を築き上げていくのが一番の学びかもしれませんが、その都度失敗を重ねるのはやはり恐いです。そこで、先輩からアドバイスをいただいたり、知りたい分野の本を読んで学習することがやはり大切。

・とにかくプラスを助長する情報のシャワーを浴びるようにすること。将来を悲観すれば現実となり、楽観すれば将来はどこまでも明るく末広がるもの。 

まだ、学校でのトラウマが断ち切れず、教育系の本を読むことはできていませんが、それでも私がこんな時期に読書を続けるのは、

プラスを助長する情報のシャワーを浴びるようにすること。

仕事に復帰した時に、上手く仕事ができている自分になれるように、そんな希望的観測を抱きながら、私にとっては難しい本を何冊も何冊も読み続けているのかもしれません。
もちろん、復帰した時にも、プラスのシャワーを常に浴び続けていられるように、

「読書は続けなさいね!」

そんな風にこの本から言われているようにも感じます。

・「こんな会社だと思わなかった」「もっとこんなはずだった」しかし、これは、そもそもあなたの想定が間違っていたことを忘れてはいけません。(中略)自分の都合のいい会社を探すのはやめて、自分がその会社を変革するのだ。と思うほうが賢明です。

このようなことは、尊敬している先輩からも言われました。

おかしいな?と思うことがあったら、自分が上に立って、それを変えられちゃう立場になった方が絶対に楽だよ。自分がやりやすいやり方で仕事ができるんだから

先輩は、冗談混じりにそのようにおっしゃっていましたが、もちろん周りとの折り合いもつけながらですが、自分でレールを引いてその上を走った方が、自分が走りやすいレールを引くことができるわけですから、当然仕事はしやすくなるでしょう。

そのためには、下積み時代にいかに実力と信頼を周りから得るかにかかっていると思います。

この本にはこんな文章もありました。

・入社三年も過ぎるころからは先輩との実力の差も縮まって、どれだけ自分が成長したのかが実感できなくなるものです。成長を感じることができなくなると、隠れていた将来への不安や焦り、そして無力感が心に充満してきます。 

早くも2年目にうつ病になってしまった私ですが、やはりわずかな私の経験値でも、1年目より2年目のが、できるようになったことも多々あります。もっと言えば、知らなかったことを知ったということが多々あります。ドラクエで、レベルが低い方が、レベルが上がりやすいのと一緒の理屈です。3年目以降、きっと、ドラクエのように、たくさんの経験値を稼がないと、レベルは上がりにくくなるということでしょう。

そして、レベル1の自分より若い人が、めきめきとレベルを上げるのを見て、怖くなったりもするのでしょう。

しかし、『すごい!自己啓発』こんなタイトルの本を読んだのだから、日々、経験値稼ぎを怠ることなく、レベル上げをしていかなければなりませんね。



日々、雑魚キャラを倒して経験値を稼いでレベルを上げてこそ、ボスを倒せるのですから。


教訓:経験値稼ぎを怠らない。そのために日々、プラスのシャワー(読書など)を浴びる。


有線という音楽サービスの魅力は、次に何の曲が流れるのか、分からないランダム感、そしてドキドキ感に魅力があるのだと思います。

自宅に有線サービスを引くなんてことは庶民の私には無理なのですが、似たようなことをしたいなと考え、あることを思い付きました。それは、

iPodを曲順で聞く

という方法です。



いやいや、シャッフル機能があるじゃないか、と思うかもしれませんが、シャッフル機能では過去に流した曲を覚えておいてはくれないため、例えば、

さっきの5曲目が、一度電源を切った次聞くときの2曲目になる。その一方で、さっきも今も流れなかった曲がある

という、偏りが生じてしまいます。

そりゃそうだろう…というような話ですが、約1500曲入っている私のiPod、全曲一度流してみたい!という欲が生まれてきました。

シャッフル以外の方法で、iPodで可能なのは、アーティスト順、アルバム順、曲順。すべてあいうえお順に進んでいくのですが、アーティスト順、アルバム順では、当然同じアーティストの曲がしばらく続きます。

しかし、曲順だと、曲の題名は同じような曲ばかりが続くのですが、

例えば「愛」というよくある題名の始まりにしても、

愛が呼ぶほうへ ポルノグラフィティ

愛コトバ mihimaruGT

愛しい人 misia

など、全然違うアーティストの曲が順番に流れてくれます。

このように、アーティストはランダムになるので、次は誰の曲だろうというドキドキ感を得ることができます

当然、自分のiPodなので、流れるのは過去に自分がインストールした曲。ヒットチャートを賑わす新曲は流れてきませんが、手持ちの駒で最大限有線に近づけて、かつ、手持ちの全曲を満遍なく聞くために、

曲順で聞く

という方法がとても有効だったなぁという報告です。

昨年までの私は、4月始まりの、一週間が見開きで見られる手帳を使っていました。

しかし、今年度はうつになり、早く手帳を買い替えたい!と思うようになり、

教師の仕事は4~3月が一区切りなのに、一月始まりの手帳を買いました。

今年買ったのは、ほぼ日手帳カズン。


1日1ページの大きな手帳を、様々な書き込みでいっぱいにしたいなと思い、これにしました。

うつになる直前は、毎日終わらない仕事に埋もれ、子どもとの関係も上手くいかず、毎日がいっぱいいっぱいでした。

手帳に書いていたやることリストは、減らした以上に増えていき、仕事をやってもやっても、残っているリストを見ると、まったく仕事をした気になりませんでした。

仕事を終えた気にならず、疲れと嫌気だけが増えていく毎日でした。

今後、うつにならないようにするには、日々の小さな工夫、スパイスで、毎日やりきった感を持つことが重要だ、と感じています。

ということで、毎日を楽しく、夜寝る時に

「今日も1日頑張ったな!」

と、励みにできるよう、ポイント表を作ってみました。

初めに作ったポイント表はこれ。




1日5項目にして、1つ20点。合計100点のリスト。

リストに載せることは、大きなことではなく、明日こんなことしたいなという簡単なこと。

それを、前の日の夜に書いておくわけです。
そして、次の日の夜に、その日の採点と次の日のポイント表を書く。

大したことは書いてないので、毎日80点以上は確実。

そんなお手軽ポイント表なのに、その日の夜採点をする時には、

「今日も100点だ、嬉しい!」

という気分になるのです。

そして、ポイント表は次のように進化しました。




1つ20点の5項目で100点満点ではなく、とりあえず、明日やりたいことを書く。そして、ちょっとやるのに努力がいるなーと思うものの配点を上げる。これなら何項目あろうと、100点満点にすることができます。

そして、配点が高いものは、やらないとその日の点数が極端に低くなってしまうので、やらなきゃ!という気持ちになります。

仕事に復帰したら、仕事のやることリストとは別に、達成できそうなポイント表を作り、毎日の励みにしたいと思います。

例えば、

・○時までに起きる
・夜歯磨きをする
・駅まで歩く(家の目の前からバスが出てるので、それに乗りがちでした。)
・1日の歩数(万歩計アプリ)
・職場に着いた時間(早く行く)
・職場を出る時間(早く帰る)

など、自分がやりたいなと思ったことをリストに書いていけば、書かなかったときに比べ、リストを意識するようになり、達成しようとする気持ちが湧くと思います。

そして、達成すれば、その日1日が100点になり嬉しい!

こんな好循環、素敵なループが出来上がれば良いなと思います。 
さて、私の仕事とはあまり関係ないですが、シゴタノブログがお勧めしていたので、こんな本を読んでみました。

口コミ2.0 ~正直マーケティングのすすめ ~ (アスカビジネス)/明日香出版社

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既に10年前の本ですが、「今後のマーケティングはこうなる!」みたいな話題で、著者が口コミの重要性や、口コミの今後を語っています。


アメリカの口コミ関連組織・WOMMA(Word of Mouth Marketing Association)は、口コミマーケティングに際して、3つの方針を示しているそうです。

①宣伝の依頼主を明確にする
②人に自分が信じていることだけを言わせる
③自分の正体についてウソをつかない


という方針があるそうです。私のケータイの中にも、Amazonや食べログのアプリがありますが、それが嘘やサクラで占められていたら、ガッカリすることは当然です。

以前、このようなことがあったそうです。

『ウォークマン体験日記 ★カワイイ★のがいいの!』は、ソニーがiPodに対抗して発売したウォークマンAシリーズを、メカに弱い、「普通の女の子」が使って体験リポートをするという設定のプロモーションブログでした。

「炎上」するきっかけの1つは、「音楽をダウンロードする予定が、自分のパソコンがマックだったことに気づき、撃沈。Windowsのパソコンを買って、やっとダウンロードしてみました」との発言でした。

これに対して、ユーザーからは以前にブログで掲載していた写真について「Windowsマシンではないか」といった疑問や「マックユーザーならiPodを使ったらどうか」というコメントが入り始めます。

「女の子」は釈明しますが、ユーザーの不信感は高まります。

結局、押し寄せる批判に耐えきれず、ブログを閉鎖、現在はお詫びの文章が残るのみとなっています。



そりゃそうだ。

このようなことが10年前にあったことは、私は知りませんでしたが、ウォークマンのために、パソコンを買い替えるなんて、どんだけの浪費を・・・とバカらしく思います。

私は、何かを宣伝するつもりもないし、このブログを商売のために利用するつもりもさらさらありません。

なので、口コミを広げて儲けよう・・・なんて意図はまったくないのですが、やはり情報には真実がないといけないと改めて感じました。


①宣伝の依頼主を明確にする
②人に自分が信じていることだけを言わせる
③自分の正体についてウソをつかない


私は教員なので、①をはっきりさせてしまうとどこの誰だか特定できてしまうので(誰も見てないだろうけど)自分自身の素性はニックネームということにしていますが、

②・③は守れることなので、ウソはつかずに、自分が好きなこと、なるほどと思ったことを伝えていこうと思います。

教訓:ブログにウソはつかない。

このブログがいつか口コミで広がったら、嬉しいけどそれはそれで一つ一つの記事を書くのがプレッシャーになりそうですね・・・。まぁ広まらないでしょうけど。
徐々にうつ病に蝕まれていく間の私は、仕事がまったく楽しくありませんでした。

楽しくない一番の要因は、子どもとの関係。Aさんとの関係が上手くいかず、また、クラスも影響力のあるAさんグループと、今までAさんグループに入れずに孤立していた子どもたちが、少しずつ増えてきてグループを形成。2つのグループはあからさまに対立しており、Aさんに避けられている私は、Aさんには「ウザがられているから声をかけても逆効果だろう。」と感じていました。

私自身とAさんとの関係、Aさんグループと対立するBグループとの仲の取り持ち。

自分ではどうしようもできないと、私は当時、迫る運動会運営のリーダーだったので、そっての仕事をとにかく一生懸命こなし、緊急に必要ないかもしれないこと(校庭のコースロープの張り替えなど)にも手を出し、自分の中の不安から気をまぎらわせていました。

しかし、運動会も終わり、その後はクラス一丸となって取り組まなければならない学校行事が続きます。

不安をまぎらわすことができなくなった私は運動会の1週間後、学校に行けなくなりました。

うつ病と診断され、毎日仕事を休んでいることへの罪悪感に苛まれながら、私はシゴタノブログで紹介されていたこの本を読みました。

仕事は楽しいかね?/きこ書房

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昨年以前の、教員としての仕事は、いろいろな紆余曲折、辛いこともたくさんありましたが、それまで経験したアルバイトや一時期就職した営業の仕事と比べたら、楽しかったです。もちろん、楽しくない日々もたくさんありました。早く終わってくれ!と思うような取り組みもたくさんありました。それでも、トータルで見たら同じお金を貰えるほど、別の分野の仕事で働かなければならないのなら、私にとって、教員という仕事は、楽しい仕事の1つになると言えたでしょう。少なくとも昨年までは。

小学校の教員という仕事は、新人だろうとベテランだろうと、1つのクラスを任されます。同じ学年に3クラスあれば、私には頼れる先輩、道しるべが2人も存在してくれることになりますが、日々の学級経営は新人だろうと自分でこなす。いわば、一国一城の主です。

昨年度までは、自分の城をより良くするために、様々なことに取り組んでいたように思います。

・学習が遅れている子に個みんなとは別の宿題、宿題カードを作り、宿題に取り組んだら毎日シールを貼る。(1年生)

・クラスで1年間、大縄に取り組み、記録を折れ線グラフで教室に貼る。(4年生)1年間で100回も記録が延びました。

・体育の様子をDVDに焼き、保護者会で見せる。(3・4・2年生)

・道徳で、友達のよいところを書き、そ書いた子の名前は伏せて学級通信に載せる。(4年生)

・課題が早く終わった子は「子ども先生」として、まだ終わってない子に教える、または丸つけ係になる。(2年生)何人か子ども先生が誕生したら、私は個別に教えなければいけない子のところに行くことができる。

・縄跳びが回せず、上手く跳べない子に、フラフープを切ったフープ縄跳びを作り、手首を回す感覚を知ってもらう。(2年生)その子はフープ縄跳びで練習した後、普通の縄跳びで両足跳びができるようになりました。


とにかく、一国一城の主として、自分の城(クラス)を良くするために、様々なことを試したような気がします。

今年は、ここに並ぶような、新たな取り組みは、ほとんど思い付きません。

昨年までの4年間の、その城の主のルール、その城に住む人々(子どもたち)のルールを尊重しているつもりになって、新たな取り組みは、ほとんど行わなかったように感じます。

この本には、今年の情けない私の心を鋭くえぐる言葉が、たくさんありました。

・今日の目標は明日のマンネリ

・明日は今日と違う自分になる

・目標に関するきみの問題は、世の中は、きみの目標が達成されるまで、じーっと待っていたりしないということだよ。

・成功の宝くじでは、勝つチャンスは何百と手に入るし、そのほとんどは大損するようなものじゃないってことを。

・きみたちの事業は、試してみた結果、失敗に終わったんじゃない。試すこと自体が欠落していたんだ。

・人は、変化は大嫌いだが、試してみることは大好きなんだ。



何かを試すことを恐れていた私には、これらの文章は、深く心に突き刺さりました。

この本を貫く一文は、きっとこの文です。


・試してみることに失敗はない


私が様々なことを試した、昨年までの5年間は、ここには書けないような失敗もたくさんあったと思います。それでも、トライ&エラーを繰り返し、得たものも多かったように思います。

今年は、エラーを恐れ、トライすることをしなかった年でした。

現状維持に明け暮れ、トライすることを恐れ、その結果が、城に住むの人々(子どもたち)の不満を招き、主である私がうつ病を患うという破滅的な結末を迎えることとなりました。

たまたま、この本の最後は、とある日本人のエピソードでした。そのせいか、もしくは日本語版として出版するためなのか、締めの一言はこのようなものでした。


>「アイデアをいっぱい持つこと。ありとあらゆることをやってみること。明日は今日とは違う自分になること。そして朝を待ち焦がれる、幸せなサムライの一人になってくれ。」


私もいつか、朝を待ち焦がれる、幸せなサムライの一人になりたいです。


教訓:試してみることに失敗はない
自分の行動を科学的にマネジメントできたらいいな・・・

ということで、さて、今回もこの本からです。

パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学/米田出版

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・弱化の原理
行動することで、何か悪いことが起こったり、良いことがなくなったりすると、その行動は繰り返されなくなる。

・行動を弱化する“何か悪いこと”を嫌子(けんし)という。



私は、一時期禁煙していました。それまで何度も禁煙宣言をしていましたが、その都度失敗していました。

私は5年前から、半年に1回、扁桃腺炎という喉の病気にかかりました。扁桃腺がものすごく腫れて、黄色い膿みたいなものが出てきます。声が枯れることはなく、周りからは気づかれるような病気ではないのですが、唾を飲み込むだけで、喉を針で刺されてるような痛みを感じるのでした。

本当に、生涯で一二を争う痛みでした。

それが一昨年、7月と9月に扁桃腺炎にかかりました。今まで半年に1回のペースだったのが2ヶ月に1回となると、さすがに喉に負担をかけるのはまずいと、それ以降あっさりと煙草をやめることができました。

うつ病になってからは、煙草を吸うと落ち着くので、また吸い出してしまっていますが、あの頃は、苦もなく本当にあっさりと煙草を辞めることができたのです。

前回のブログで、

・強化の原理が働くときには、たいてい、「~のとき(A)、~したら(B)、~になった(C)」という関係が成立している。(中略)この関係を分析することをABC分析という。


これを弱化の原理に当てはめると、
日常で(A)、煙草を吸ったら(B)、扁桃腺炎になった(C)。

こうして、弱化の原理が働き、私は煙草を吸う行為を繰り返すことはなくなったのでしょう。

そして、ここは私は専門家ではないので分かりませんが、おそらく扁桃腺炎が嫌子ということになるのでしょう。

例えば、賞味期限切れの食べ物を食べ、腹痛になる。

これも、
冷蔵庫を見たとき(A)、賞味期限切れの食べ物を食べたら(B)、腹痛になった(C)。

腹痛が嫌子となり、弱化の原理が働き、賞味期限切れの食べ物は食べなくなるでしょう。

逆に、
冷蔵庫を見たとき(A)、賞味期限切れの食べ物を食べたら(B)、おいしく食べられた(C)。

となると、強化の原理が働き、他の賞味期限切れの食べ物も気にしなくなるということです。



教師の仕事でも、例えば日々の漢字小テストの際に、

漢字小テストの前の日に(A)、勉強をサボったら(B)、テストの点が悪く、再テストを受けさせられた(C)。

もちろん、前回のブログで書いた、好子で子どものやる気を高めることがベストでしょうが、嫌子を利用して、やらなきゃ!って気持ちにさせることも大切なような気がします。

ただ、嫌子を使いすぎると、勉強そのものが嫌になってしまう可能性があるので、

漢字小テストの前の日に(A)、勉強を頑張ったら(B)、100点がとれた(C)。

という機会に一声「やりゃできるじゃん!」などかけるして、あくまで好子を作用させる ことが大切な気がします。

行動科学にはこんな原理もあるそうです。


・派生の原理
好子や嫌子が現れると、そのとき、そこにいた人やそこにあった物、状況などが好子化したり、嫌子化したりする。


私は、嫌いな人の名言はあまり耳に入りません。ブラック企業と名高い会社の社長が、たとえ素晴らしいことを語っている本を本屋さんで見つけたとしても、とても手に取る気にはなれません。

その逆で、とても好きな人、尊敬している人の言葉は、何気ない一言からも、なんだか自分に響くような気がしてしまいます。

これは、自分に置き換えればすごく恐ろしいことです。

自分が好かれていれば(好子)、自分の一言にも好感を持ってくれる(好子化)。

自分が嫌われていれば(嫌子)、自分の優しくしたつもりの言葉も全く響かず嫌なこととして捉えられる(嫌子化)。

私を避けていた子どもたちにとっては、私は既に嫌子で、私がどんな働きかけをしても、駄目な状況にまでなっていったのかもしれません。私は気づかずに、そのような状況にしていたのかもしれません。


教訓①:好子時々嫌子。でも、最後は好子。

教訓②:自分自身を好子化する。そのためのノウハウを学ぶ。
 
こんな本を読みました。

パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学/米田出版

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・はじめに
行動の科学はここまで進んでいる。勘や経験に頼らなくても、あるいは運まかせにしなくても、我々は自分たちの行動を科学的にマネジメントできる。



とても期待を抱かせる書き出しです。私は、非科学的なものは、あまり信じない性格です。お化けや霊といった類いのものは、科学・非科学といった概念を知る前から、全然信じない人間でした。今でも、例えば人気のない真っ暗な夜道を歩いていて恐いのは、その周りが墓地だったとしても、お化けや霊ではなく、ポケットに手を突っ込んで歩いている人間です。ポケットに何か刃物とか忍ばせていたらどうしよう・・・などと頭に浮かびます。

自分自身に神頼み、御守りを買ったこともありません。大切な人から貰った御守りも、神のご利益をありがたく思うのではなく、その人が私のためにここまでしてくれている、という気持ちを受け取り、その気持ちに感謝していました。(気持ちもある意味非科学的なものかもしれませんが…矛盾。)ということで、行動の科学とはどのようなものだろう…とこの本を読み進めていきました。

・仕事や人間関係がうまくいかないとき、我々はその原因を他人や自分の性格や能力、やる気や適性のせいにして、問題解決のためのアクションをとらないことが多い。これを個人攻撃の罠という。
その指針として、仕事や人間関係がうまくいかないときには、他人や自分を責めるのではなく、問題を解決する方法を考えよう。



私は「個人攻撃の罠」にしょっちゅうはまっていました。とにかく自分のせいにする。自分の力のなさのせいにする。それをバネにして、成長もしてきた一面があることは否めませんが、「個人攻撃の罠」にはまり、問題解決に至らず、やる気をなくしてやるべき仕事に取り組まないことが多々ありました。そして、周りでてきぱき仕事をこなしている人を、「すごいな」と思いつつも、自分はやる気をなくして、やるべき仕事は締め切りの直前に慌てて取り組む。これでは問題の解決になりません。まずは、「個人攻撃の罠」にはまらない方法を知りたいな、とこの本を読み進めていきました。


・強化の原理
行動をすることで、何か良いことが起こったり、悪いことがなくなったりすると、その行動は繰り返される。

・行動を強化する“何か良いこと”を好子(こうし)という。好子はビールのように飲み物や食べ物かもしれないし、娘が笑うように他人からのリアクションかもしれない。

・強化の原理が働くときには、たいてい、「~のとき(A)、~したら(B)、~になった(C)」という関係が成立している。(中略)この関係を分析することをABC分析という。



例えば、
仕事で疲れた時(A)、ビールを飲んだら(B)、すごく美味しかった!(C)。この時、ビールが(好子)になる、ということでしょう。

私の仕事の場面では、
毎週末(A)、学級通信を発行したら(B)、保護者に「いつも読んでます。毎週楽しみにしていますよ。」と言われた(C)。 

社会の水産業の授業の時に(A)、おうちで作った秋刀魚漁の動画を見せたら(B)、子どもたちのリアクションがよ良かった(C)。

上記の例では学級通信や動画が好子なのか、「楽しみにしていますよ」という言葉、子どものリアクションが好子なのかは、勉強不足な私には分かりませんが、好子によって私の、学級通信を作る、動画を準備する、といった行動は強化され、学級通信は毎週末の日課となり、DVDの準備も積極的に取り組みました。

社会で、江戸時代の学問について教える時には、




この、杉田玄白(もちろん偽者)を登場させる、胡麻麦茶のCMを見せてから、解体新書・杉田玄白についての授業をしました。

CMを見せることなど、あってもなくてもその後の授業に影響はないかもしれませんが、子どもたちにとっても、

社会の授業の時(A)、見たことあるCMから授業が始まったら(B)、ちょっと楽しかった(C)。 

のような、あってもなくても授業に差し支えのないCMが好子になってくれたら、私にも子どもにもWIN-WINの関係が成り立っていて、嬉しいなとそう願っています。


教訓:自分の好子、相手の好子を想像する。 
教員の仕事にも、会議はたくさんあります。

月に一回、来月の予定の確認や大きな行事についての運営方法を提案・確認する職員会議。

週に2回、緊急の連絡事項を伝える職員夕会。

週に1回、クラスの様子や気になる子どもについての共通理解を図る生活指導夕会。

会議については、ペーペーの私は大きな発言力などもちろんなく、自分がリーダーとなって運営する行事については「昨年度までのやり方を参考に今年の提案書を作ってみましたがこんなのでどうでしょうか?」と、先輩に頼りきりの私が、こんな本を読んでみました。

すごい会議-短期間で会社が劇的に変わる!/大和書房

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会議を司る日がいつの日か来るのかは先のこと過ぎて分かりませんが、仕事において生かせそうな文をピックアップしてみました。

・さて、それぞれが、問題や懸念を一人ずつ発表するのだが、ハワードは発表するたびに、「では、それを『どのようにすれば~~?』の疑問文に言い換えてくれ」と言った。

これは、まさに今年の私にグサッと刺さる言葉です。

私がうつ病になった理由は、このブログで何度も紹介していますが、クラスの子どもとの人間関係が悪化したことです。


私は、「どうしよう…」「このままじゃヤバイ…」とは思いながらも、具体的なアクションを起こせずにいました。私が誠意をもって日々の授業や学級運営に取り組んでいれば、きっとどうにかなる!と思っていました。クラス全体をどうにかしていれば、きっと状況は好転する。そのように思っていました。

しかし、綻びは一人一人との人間関係から始まります。

私は綻んでいた洋服を、全体をきれいにしようとクリーニングに出すことには一生懸命で、1つの綻びを直すことをしませんでした。

次第に1つの綻びから洋服はボロボロになり、いくらクリーニングに出したところでその洋服は着られなくなります。




私は1つの綻びには様子を見るといった対応で、綻びを直そうとはせず、結果的に人間関係と、私自身のメンタルがボロボロになったのでした。

『どのようにすればこの綻びを直せるか?』 

このように疑問文に置き換え、具体策を先輩に聞くなりし、1つの綻びの修繕に取り組んでいれば、私はうつ病にならずにすんだのかもしれません。

<
そして、仕事の別の一面では、この文章も今後の仕事に生かせそうだと感じました。

・うまくいかない理由を指摘するときは、代替案を提示しろというわけだ。コーチをしていてよく見えるのは、放っておくと会議の時間の95%は「コメントの交換」に使われている、ということだ。
 これを「明確化のための質問」「代替案の提示」「リクエスト」の3つだけに絞ると面白いほど会議が前進する。誇張ではなく2000%会議の効果性があがるのである(なぜなら普通は95%はコメントだから!)


今年は、英語と体育のリーダーを任されていました。

集まった昨年度の反省を読むと必ず、「ここが不満だった。」という意見や、自分の中での「ここが反省点。」が生じます。

私の学校では、職員会議の前に、立場が上の何人かの先生で、運営委員会という、職員会議へ向けての会議が行われます。

そこに各担当の人が提案を提出し、その提案をその先生方で練り、職員会議へ向けてその案の改善や承認が行われます。

この時、仮に私が、

「前年度の反省はこうなので、ここをどうにかしたいです。」

と、提案を持っていったとしましょう。するとどうなるか・・・

確かにここが悪かったね・・・

と、まず、各々のコメントの交換が行われます。

そして、

じゃあどうしたらいいかな・・・

ああしよう・・・

でもそうなるときっとこんな不満が・・・

と、その会議は、私の責任で長くなります。

この時に、私がいくつか代案を用意し、

 「前年度の反省はこうなので、代案を2つの用意しました。1つ目はこれです。このメリットはこう、デメリットはこうです。2つ目はこれです。メリットはこう・・・」

と、代替案を持っていれば、最初に行われたコメントの交換の時間はなくなります。そして、話し合いの焦点は、現状維持でいくか、1つ目の案でいくか、2つ目の案でいくか、もしくはそれ以外の案でいくか等、話し合いは効率的に進んでいきます。

ペーペーの自分が出した案なんて、優れた案ではないのですが、それでも代案を出すことによって、代案にたいして先輩方が、付け足すアイデアを出してくれたり、私の代案をヒントに更に良い案を出してくれたり、話し合いは円滑に進んでいきます。

何か提案をする際には、代案を用意しておくことで、自分の提案がより良いものになります。さらに、他の人の貴重な時間を奪うことにならずに済むのです。

ちなみに、何か提案をする際のテクニックとして、こんな文章もありました。

・「私の提案は・・・」で始めると、背反する意見や、違う意見での不必要なディスカッションが起こり難い。

代案を出すということは、それまでのやり方を変える、つまり嫌な言い方をすれば前年度の提案にケチをつけることになるわけですから、「私の提案は・・・」と一言添えるというエチケットも大事なのだな、と読んでいて思いました。


教訓①:問題は『どのようにすれば?』と疑問文に置き換える。

教訓②:提案には代案を用意する。
 
 
日本人は競争が嫌い。話し合いが好き。

この本の筆者・井沢元彦さんの主張です。

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私もこの主張に当てはまる一人です。競争の中で、集団をかき分けてトップに立つんだ!という欲は、正直ほとんどありません。どちらかというと、昨日の自分より成長できていたらいいな・・・周りの人とは仲良くやれたら良いな・・・と、そのように思うタイプの人間です。

きっと、私のような日本人は大勢いるのではないかと思います。

さて、このような話し合い好きの日本人のルーツは、既に約1400年前にあると、井沢さんは主張します。



みなさんご存知の、聖徳太子

604年に、聖徳太子は「憲法十七条」を定めました。



その時代の、政治の秩序、心構えを示した十七条からなる憲法ですが、この一条と十七条に、井沢さんは目をつけました。

一に曰く、和を以って貴しと為し、忤ふること無きを宗とせよ。・・・・・・

十七に曰く、夫れ事は独り断むべからず。必ず衆と与に論ふべし。・・・・・・



ちなみに、第一条の全文訳は次のようになるそうです。

第一条
おたがいの心が和らいでいる協力することが貴いのであって、むやみに反抗することのないようにせよ。それが根本的態度でなければならぬ。ところが人にはそれぞれ党派心があり、大局を見通している者は少ない。だから主君や父に従わず、あるいは近隣の人びとと争いを起こすようになる。しかしながら、人びとが上も下も和らぎ睦まじく話し合いができるならば、ことがらはおのずから道理にかない、何ごとも成しとげられないことはない。


第十七条は、本には載っておらず私には分かりませんが、夫れ事は独り断むべからず。必ず衆と与に論ふべし。」の部分は、以下のような意味です。

第十七条
ものごとは一人で判断してはいけない、必ずみんなで一緒に話し合いなさい。



第一条と第十七条で、ほぼ同じようなことを、聖徳太子は言っているのです。

十七条しかない憲法の中で、最初と最後で、同じことを言っているのだから、聖徳太子がこの十七条憲法の中で、一番伝えたかったことは、「和(協調性)の心」と「話し合い」を大切にしましょう。ということだと、井沢さんは考えています。


資本主義の荒波の中で「競争社会を生きろ!勝ち抜け!」などと言われたら、思わず尻込みをしてしまうような臆病者の私ですが、そんな私のような日本人のルーツが、既に1000年以上も前にあったとは・・・と思うと、歴史を学ぶのも楽しくなってきます。

そして、競争やサバイバルが苦手な私の性格も、1000年以上前の政策のせいにしてしまえ!と投げやりな気持ちも生まれます(笑)。


6年生に日本の歴史を教えなければいけない!という危機感から自分も歴史に興味を持たなければ・・・と思うようになりました。そして、

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と、読み、ようやく歴史読み物を、なんとなく読めるだけの下地が身についてきたような気がします。

高校生の時に、漢字だらけで訳が分からずそれ以降、食わず嫌いになった日本の歴史ですが、これからもちょこちょこ気楽に学んでいけたら・・・と思います。
以前にも紹介しましたが、私はアーセナルというイングランドのサッカーチームのファンです。



先日、たまには自己啓発本だけではなく、趣味の本に没頭したいなと思い、こんな本を読みました。

サッカー観戦力 プロでも見落とすワンランク上の視点/東邦出版

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いろいろな見方が書いてあり、サッカーファン約20年くらいの私も、なるほど・・・と思うことがたくさんありました。

その中で、私自身の知識として残しておこうと、ここでは、2種類の守備の仕方について、紹介していきたいと思います。

一つ目は、ボールを奪うことに重きを置いた「プレッシング」。日本語では『圧迫する』を意味します。

(本からの引用)ボールをもっている相手に集団でプレッシャーをかけ、ボールを奪う戦術的なアクションを示す。相手の攻撃を待ち構えるのではなく、自分たちから追い込んでボールを狩る、アグレッシブな守備だ。

という風に書かれています。超簡単に言えば、とにかく前からボールをみんなで追いかけて奪ってさっさと攻撃しちゃおうぜ!という作戦です(本当はもっとシステマティックです。説明を単純にするためにいろいろ省いています。)

二つ目は、ゴールを守ることに重きを置いた「リトリート」。日本語では『退却』を意味します。

(本からの引用)ボールにプレッシャーをかける前に、まずは自陣に撤退してブロックを固めてから、守備をスタートする。一旦、相手にボールをもたせておき、網を張ってからボールを絡めとるイメージだ。

という風に書かれています。超簡単に言えば、とにかくまずは自分のゴールを守らなきゃ。一旦自分のゴールの近くに戻ってその後ボールをとろうぜ!という作戦です。(こちらもいろいろ省いています。)

そして、この2つの守り方の特徴や手順について詳しく書かれています。



私の応援するアーセナルは、ペア・メルテザッカーというディフェンダーの選手がいます。



彼は、198センチもあり、空中戦というヘディングのやり合いには、欠かせない選手です。しかし、足が遅いという弱点があり、小柄ですばしっこいドリブルが上手な選手に翻弄されてしまうこともあります。

なので、アーセナルは前からガンガンボール奪おうぜ!という作戦だと、後ろに戻る時にメルテザッカー選手がどうしても足の速い選手に負けてしまうので、あらかじめ後ろでドン!と構えるリトリート型のディフェンスをしているのではないか、という作戦を取っているのでは・・・と思いながらサッカーを見ていました。

するとこの本に、

近年はアーセン・ベンゲルが率いるアーセナルも、リトリートの傾向が強まっている。


と書いてありました。

自分の推測がプロのライターさんと一緒で、読んでいてすごく嬉しくなりました。

ちなみに、前から奪っちゃえ!の「プレッシング」サッカーを行っているチームの例として、ユルゲン・クロップが率いたドルトムントが挙げられていました。

クロップ監督は、この前、リバプールの監督となりました。



リバプールvsトットナムの試合を、フルで見ましたが、リバプールの選手が前からガンガンボールを奪っているのを見て、監督の特徴でこうもサッカーが変わるのか!と見ていてビックリしました。

今までは、「この人のドリブルがすごい!」「この人のパスが上手い!」など、ミーハー的な目線でサッカーを見てきました。しかし、自分が応援しているチームがボールを取られた瞬間、どのような守備をするのか「プレッシング」なのか「リトリート」なのか、そのような視点を持ってサッカーを見るのも、楽しみが膨らむな・・・と感じました。

そんな、サッカーを見る際の、新たな楽しみ方の視点を与えてくれる1冊でした。