どうも、BELLです。
ここ最近 寒い日々が続いてますね💦
体調崩さぬようご自愛ください。
オレは、色んなものをセーブしながら生活し 少しづつ日常を取り戻しつつあります。
そんな中、ずっと観たいと思っていた映画を観てきました。
【パーフェクト・デイズ】
ヴィム・ヴェンダース監督で役所広司さん主演
カンヌ国際映画祭で役所広司さんが男優賞を受賞した映画です。
まぁ、受賞なんてあまり興味は無くて 役所広司さん演じる主人公の平山が作中で送る日々が自分の日々に似ていて、この映画を観て何を感じるんだろう?何を伝えたいんだろう?
そんな想いから興味があって早く日本で上映しないかなぁと思っていましたが、カンヌ国際映画祭で受賞をしたことで間違いなく日本での上映はある!と確信しました。
主人公の平山は公共トイレの清掃員
毎日 孤独に淡々と仕事をして、プライベートも孤独に淡々と過ごしている。
俺の日常も同じで仕事自体違うが似たような感じ。
出勤、退勤もアプリで行い誰にも会わず「おはよう」や「お疲れ様です」など言う人も言ってくれる人も居ない環境。
ただ決められた時間に出勤して自分の仕事を淡々とこなしていく。
終わったら独りで退勤ボタンを押して鍵を掛けて帰る。
これを毎日毎日繰り返すのである。
つまらないと言えばそうなんだけど、誰もがオシャレな職場で沢山の仲間達と楽しくミッションをクリアして達成感を感じる充実した日々を送る。のを望んでいる訳ではない。
人間関係に疲れた俺は、敢えて今のこうゆう仕事を選んだ。
作中で主人公平山のセリフ
「この世界は、ほんとはたくさんの世界がある。つながっているようにみえても、つながっていない世界がある」
この言葉を理解出来る人はどれくらい居るだろう。
捉え方は様々だから何とも言えないけどオレは日々の生活でいつも感じている感情だった。
この作品を世の中への最大のイヤミだと言う人も居る。
まぁ、分からないでもないが オレはそんな意味じゃないと思っている。
【パーフェクト・デイズ】
【完璧な日々】
こんな生活のどこが完璧なんだと思う人も世の中には沢山居るだろう。
裕福な家で育ち一流の学校を出て一流の会社に勤めるとか起業して成功する。たくさんの資産を持ち裕福な老後を送る。こんな人生を【完璧な日々】じゃない?と言う人も居るよね。
でも、平山のように毎日同じ時間に起きて植物に水をやり同じ自販機で缶コーヒーを買う、淡々と仕事をして銭湯で汗を流し居酒屋で1杯引っ掛ける。
仕事中は誰もが平山の存在を空気のように感じている。
そこに居ても誰も居ないように感じる。
おじさんが女子トイレに居たら普通は大騒ぎになるだろう警察沙汰になったっておかしくない。でも清掃員というだけで誰も見向きもしない空気のような扱いになる。
この世界は繋がっているようで繋がっていないのである。
その人は存在しないような扱いになる。
そう扱われた人はどう感じるだろう?
この世界は繋がっていない。
まさにそう感じるのである。
俺の仕事も似ていて、いつもそう感じている。
まぁ、気楽なんだけどね。
自分自身のパーフェクト・デイズ【完璧な日々】を見つけて穏やかに暮らしていけたらなぁと感じる事が出来た素敵な映画でした。
この投稿を見て似たような感覚を少しでも感じた人は是非観てほしいと思う。