キラキラと美しく、エレガントで海にように深く暖かな御心をお持ちの素敵な女性であり、
いつも素敵なお写真と気付きをブログに綴ってくださるkokoさんが(すみません、リンクが貼れないので、私のお気に入りブログリストから飛んでくださいませ)、リニューアルオープンしたピカソ美術館について、記事にしておられました。
なのでピカソとダンスを今日の記事に。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150410/00/terpsichoredanse/4d/bd/j/o0499040013271601035.jpg?caw=800)
上の絵はピカソの絵なのですが、これはバレエ『Le train bleu』という作品の舞台カーテンに用いられた絵なのです。
初演は1924年6月20日 パリのシャンゼリゼ劇場でした。
アクロバティックダンサーであったアントン・ドーリンを活かすためにあのジャン・コクトーがバレエリュスのプロデューサーであるセルゲイ・ディアギレフに話を持ち込み、台本を書き(tといってもたいした筋書きもないのですが)、曲をダリウス・ミヨー、美術をアンリ・ローランス、振り付けを天才ダンサー、ヴァツラフ・ニジンスキーの妹のブロニスラヴァ・ニジンスカ、そして衣装をココ・シャネルが担当します。
青列車は、カレー、パリ、コートダジュールを結ぶ線で、この一幕もののバレエオペレッタも舞台は海水浴場なのですね。
それまでバレリーナの衣装といったら、チュチュのようなふわふわと妖精的なものが主で、この作品以前にも確かにシェエラザードのアラブ的な衣装や春の祭典のような民族色あふれる衣装はありましたが、シャネルはなんとダンサーたちに水着を着せてしまいました(笑)。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150410/00/terpsichoredanse/46/ff/j/o0648087613271619625.jpg?caw=800)
この作品では、シャネルデザインのファッションや日焼けオイル、フラッシュ付き小型カメラなど当時の最先端の流行を取り入れ、またダンス的にはいわゆるクラシックの型から抜け出し、スポーツ、テニスや水泳、ゴルフの動きを取り入れた振り付けが評判になってそれなりの成功は収めたようです。
煌めきの頂点にいる芸術家たちとバレエリュスのこの時代。また御紹介しますね。
光と宇宙と愛と感謝を込めて