相国寺の特別公開に行ってきました。 | Ternod Official blog

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哲学思想研究、文人画。 反緊縮行動(Anti-Austerity Action)〔生ー政治(Bio-politique)に抵抗する自律労働者(Autonomia Operaia)〕。 ブラック・ミュージックをこよなく愛す。レコード/CD店、古本屋、美術館などで出没することが多いです。

 

祇園の南座にて、「マクロスFとΔ合わせ 京都南座歌舞伎ノ宴」を鑑賞した後は、地下鉄東西線と烏丸線に乗り、今出川駅で降りました。

同志社大学を眺めながら北上すると、相国寺というお寺があります。

相国寺は臨済宗相国寺派の大本山で、室町幕府第三代将軍・足利義満によって創建されたお寺です。

法堂は応仁の乱で全焼しましたが、1605年に再建された建物ですから、築400年を超えています。

ちなみに臨済宗相国寺派には鹿苑寺(金閣)、慈照寺(銀閣)も属しています。

 

 

相国寺を訪れた理由は、この非公開文化財の特別公開があるからです。

実は前々から、重要文化財の法堂の天井に描かれた「鳴き龍」を見たいと思いつつ、日頃は非公開で、なかなか特別公開のタイミングに合わず、ずっと見る機会を逃していました。

だが今回の京都行きで見られる日がやってきたので、見に行きました。

法堂の内部は撮影禁止なので画像は撮っていませんが、相国寺のサイトで画像を見ることができます。

子供の頃、親戚のお下がりで科学の漫画解説本シリーズを一式持っていましたが、その中で、相国寺の鳴き龍の天井画が登場しました。手を叩くと天井から龍の声が聞こえるというので、どういう声か気になっていました。

龍は架空の生物で、当然ながら龍の声を聞いたことのある人などいませんが、私は勝手にゴジラの鳴き声のような声だと思っていました(笑)

今回、墨書きで描かれた鳴き龍の天井画を見て、その迫力に圧倒されました。

そして手を叩いてみると、いわゆる反響音が本堂の中でこだましていました。

体育館やドームの建物て手を叩くのと同じです。

次に方丈で、襖絵を見てきました。水墨技法で描かれた南画です。

 

 

裏方丈庭園です。

箱庭のようで美しい庭園です。

 

 

こちらは烏丸通からの参道です。

こちらから入りました。

 

 

同志社大学のキャンパスです。

 

 

同志社大学のキャンパスです。

美しい赤レンガ造りの建物が並んでいます。