2021年を迎えて | Ternod Official blog

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哲学思想研究、文人画。 反緊縮行動(Anti-Austerity Action)〔生ー政治(Bio-politique)に抵抗する自律労働者(Autonomia Operaia)〕。 ブラック・ミュージックをこよなく愛す。レコード/CD店、古本屋、美術館などで出没することが多いです。

 

新型コロナウィルスをめぐるパニックに見舞われた昨年も過ぎ、新たな年が始まりました。

すでに諸外国ではワクチン接種が始まっており、時間はかかっても必ず医学の力で制圧できると信じています。

問題は、社会的ないし経済的なキャパシティにあると思います。

わかりやすくいえば、ひとつは病床数、医師や看護師の人員数など医療機関による受け入れ体制です。

もうひとつは経済的打撃とそれに伴う人々の生活苦や貧困化です。2019年末の消費税10%増税以降、景気悪化によるデフレが進行しており、そこへ新型コロナウィルスの打撃が加わっています。それにより完全失業率および有効求人倍率も悪化しています。とくに観光業、飲食業、サーヴィス業に打撃が集中しており、女性の失業が増加、学生もアルバイト先が見つからず生活の節約で乗り切っている状況です。

そして、こうした職種の多くは雇用形態がアルバイト雇用が多く、社会保険非加入のケースも多々存在すると考えます。つまり失業したら即座に収入が途絶え、失業給付が受けられないということです。

このような事態に対しては、まず当面の間、消費税をゼロにするなどの大規模な減税措置を取ること。真水の予算100兆円以上による大規模な財政出動を行い、国民ひとり10万円の特別定額給付金を第二回、第三回と継続的に出す必要があります。

すでに20年以上も超低金利政策が続き、2010年代後半からはマイナス金利が続いています。そのような中では、新規国債をさらに大胆に発行できますので、国債による財源の調達が可能です。

 

財務省、緊縮派の政治家、マスメディアなどの影響で、日本は公的債務による「国の借金」が膨らんで財政危機にあると思っている方も多いかと思います。

だが、ここで重要なのは、国債などの公的債務が国の財政に与える影響は、国債発行時点での国債利回り、つまり金利の利払いです。超低金利、ゼロ金利、マイナス金利という状況下では、利払い費は限られます。

そして日銀が買い取った国債の利払い費については、日銀はあとで必要経費を除いた額を国庫に返納します。つまり、日銀買受分の利払い費は無いものと考えてもさしつかえありません。

さらに日銀が国債を買い取るということは、市中の銀行等に出回っている国債を日銀は紙幣を刷って買うわけで、無から貨幣を創造することです。つまり貨幣供給量が増え、それによって金利が下がります。

反対に、売りオペによって日銀が国債を手放すと、その分のマネーが日銀に吸収されて貨幣供給量が減り、金利が上がります。

 

それに「国の借金」を問題にするのであれば、デフレ脱却を目指すべきです。「国の借金」が問題だから「財政再建待ったなし」という人たちの多くは、インフレによる債務の減価を「存在しないもの」のようにスルーしているのですから、そこには論理矛盾があると思います。

むしろ、1990年代以降の日本で起きたことは、「財政危機」を言い立てて緊縮財政を取った結果、デフレ・スパイラルが起きてマイナス成長となり、リストラの嵐による完全失業率の悪化につながり、その結果「景気回復」のためのゼロ金利政策の導入、さらに新規国債の発行が増えるということでした。1990年代後半の橋本政権とそれに続く小渕政権、2000年代前半の小泉政権がそれでした。これが「財政再建派」の言うことを鵜呑みにして行った結果です。

 

財政を良くしたいというのなら、まずは金融緩和と財政出動によりデフレ脱却とインフレ・ターゲティングが持続する経済を確立すべきです。年2%程度のインフレ率であれば、生活に影響を及ぼすような物価上昇を招かず景気を刺激し続けます。そして年2%のインフレが10年続けば、債務の価値はどうなっているでしょうか?

同時にGDPが上昇していけば、対GDP比はどうなるでしょう?

ここ数年、公的債務の対GDP比率はゆるやかでしたが減少していました。

 

いま求められているのは、大規模な金融緩和と財政出動により、人々の生活を支えることです。

 

さて、長々と経済情勢についてお話しましたが、次に自分自身のことを書きたいと思います。

まず昨年末に大学院の修士論文を提出し、年明けには口頭試問が行われます。その後、博士後期課程に進学するかどうかは考え中ですが、まずは個人的に研究を続け、学費を貯めることにします。

日本学生支援機構の「奨学金」という名の借金はしたくありませんので。全額貯金から払えるようにしたいと思います。

 

次にピアノの練習を怠っていましたが、また再開したいと思います。

 

それと、早期に引っ越しをする予定です。

いまの家は倉庫の間借りのようなところで、収納棚が一切使えず、物で溢れています。

まずは、きちんとした住居に移り、そこから生活を考えることにします。

新居に移ったら、DJセットも揃えたいですし(笑)

 

やりたいことは、まだたくさんありますが、

今年もよろしくお願いします。

 

画像は今年のおせち料理です。

東急渋谷本店地下の京料理の惣菜店「はな菊」のおせちと、富山名物「ぶりのすし」です。あとお雑煮(東京風)です。