『抽象世界』展&『ジャコメッティⅠ』展 in 国立国際美術館 | Ternod Official blog

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哲学思想研究、文人画。 反緊縮行動(Anti-Austerity Action)〔生ー政治(Bio-politique)に抵抗する自律労働者(Autonomia Operaia)〕。 ブラック・ミュージックをこよなく愛す。レコード/CD店、古本屋、美術館などで出没することが多いです。

 

本日、大阪・肥後橋にある国立国際美術館にて、企画展『抽象世界』展とコレクション展『ジャコメッティⅠ』展を見て来ました。

 

 

私は、所属大学院が国立美術館キャンパスメンバーズに加盟しているため、同館の企画展は学生団体料金で250円、所蔵作品展は無料で観賞できます。

ただ学費を納入した上、資料購入にお金が出て行く一方なので、文化芸術へのアクセスは数少ない見返りにすぎません。

 

さて『抽象世界』展は、主に2010年代以降の欧米での抽象絵画の作品が紹介されていました。

いわゆるモダニズム絵画としての抽象絵画とは別であり、かつ最近ふたたび抽象絵画が注目されるようになったようです。

なかなか見応えがあります。

 

『ジャコメッティⅠ』展は、ジャコメッティの活動した同時代のアーティストの作品が展示の半数近くを占めていました。たとえばセザンヌ、パブロ・ピカソ、佐伯祐三、藤田嗣治にはじまり、戦後美術の作品などを見終えたのち、ジャコメッティと親交のあった哲学者の矢内原伊作との写真や資料、そして矢内原を肖像にした彫刻《ヤナイハラⅠ》が展示されていました。

ジャコメッティの作品は、多くはデッサンで、他には新聞紙などに書かれた落書き、そして彫刻作品は他にもう1点が展示されていました。

ただ、次回は続編にあたる『ジャコメッティⅡ』展が予定されており、やはり《ヤナイハラⅠ》が中心となる展示のようですが、どのような展示になるのか気がかりです。

 

また、古い話ですが、2001年にジャコメッティについて書いた文章をnoteにアップしています。

ぜひお読みください。

 

エクリチュールの断章—アルベルト・ジャコメッティ試論—

https://note.mu/ternod/n/n4d5a05c3fbdf

 

名義は論考などでの名義である園江光太郎名義で、最初の1章分まで無料公開しています。