デッキ付きスタイルEF58のその後 | terkey 鉄道・今昔物語

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1980年代の鉄道少年。。。
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少年時代と現代をタイムスリップしながら投稿しています。

前々回「EF58型電気機関車デビューの概要」、前回「EF58・流線型車体の誕生」について書きました。
今回は、「デッキ付きスタイルEF58のその後」について述べます。
イメージ 1
1980. 2 荷2036レ 山陽本線・明石駅 EF58-125(宮原機関区)
 
デッキ付きスタイルのEF58の誕生が1946年(昭和21年)、蒸気暖房装置を搭載した流線型スタイルのEF58-35,36号機の誕生が1952年(昭和27年)でした。
デッキ付きスタイルの1~31号機も、35,36号機が誕生したその翌年から順次蒸気暖房装置を搭載のための流線型スタイルへの改造が始まりました。
 
改造にあたり、流線型の車体は1~31号機まですべて新造されました。
不要となった旧車体は、当時凸型車体であったEF13に流用されました。
 
このデッキ付きスタイルから改造された1~31号機は、スノープロウ取付台座がないのが特徴です。
これがスノープロウ取付座です。
イメージ 2
1980. 2 荷2036レ 山陽本線・明石駅 EF58-125(宮原機関区)
 
1~31号機はご覧のとおり、スノープロウ取付座がありません。
(例外として、7号機だけはスノープロウ取付座が付いていましたが…)
イメージ 3
1980. 4. 5 紀勢線・白浜駅 EF58-24(竜華機関区)
 
1957年(昭和32年)、最後までデッキスタイルで残っていたEF58-5号機の流線型車体への改造をもって、すべてのEF58が現在の流線型スタイルとなりました。