あきは自分が苦労を

乗り越えてきたことに

自負心があったのだと思う。

 

それは高校時代から感じていた。

 

私は、そこら辺の苦労知らずの

お嬢ちゃんじゃないという思いからか

まあ、実際そうだったんだろうけど

高見から、同級生を見下ろしている

感じがあった。

 

その後の、うまくいかない恋愛

貴子さんの抱えた借金と返済

自身の病気貴子さんの介護

苦労のオンパレードだったあき

 

「私はなんでも知っているのよ」感は

ナチュラルな上から目線(笑)として

すでにキャラクターとして定着しており、

受け入れられている感じだった。

まあ、それがあきよねという感じで。

 

に対して、おちょこちょいの

サザエさんキャラの私は

あきからしたら格好の

ツッコミ相手だったに違いない。

 

ちなみに、あや

モテ女子ではあったものの

元々田舎の野生児で

のんびり屋さんな所があったからか

あきに突っ込まれることもあった。

ナチュラルな上から目線(笑)で。

 

あきは割と誰にでもそうだったの

かもしれない。

 

そういう立場でいられない相手とは

距離ができるという場面を何度か

見てきた。さやかとか。

 

ちなみに、初めて会った私の後輩には

「姉さん」と呼ばれていた。24歳で(笑)

 

人は、苦労して自分の力で

今の状況を掴み取ったと思いすぎる人は

人にも厳しくなるらしい。

 

あきは人一倍苦労して

乗り越えてきたことが自信となり

努力をしない人(そう見える人)への評価が

厳しかったのかもしれない。