ふと寝る前に考えていたこと | 寺メダカのめだか三昧

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僧侶をしております。2023年に色々な病気が発病してから日々苦しみを騙し騙し生活しております。後悔のないように生きることだけを現在の目標にしています。

ふと寝る頃に考えていた事です。

祖父が亡くなり17年経過しますが、同級生だと言われた方は健在です。

つまり健在の方はいま、96歳になるわけなのです。

以前よく聞いたワードがありまして、同窓会をすると少しずつメンバーが減る、という話。

5年おきに同窓会をすると、5年の間に数人他界してしまう。
少しずつメンバーが減る、すごく儚い夜の中を実感します。

90を超えると一人で移動が困難な人が増え、認知症で来れなくなる人が増え、生きていてもこれなくなる、施設にいる人が増えるそうな。

儚さの次に虚しさを感じます。

多分96の祖父と同級生の方も健在の方々自体はもう数名かもしれません。

その方々で自分のことを自分で出来る方は何名いらっしゃることか。

また仮に同窓会があるとして残された数名は何を思うのか

とうとう最後まで残ってしまったと嘆かれるのか
それともまだ一人でも頑張れるとおっしゃるのかな
もうよく生かせてもらった。いつお迎えがきても良いと思われているのか。

御本人にしかわからないことです。

我が家の祖母も94になり、他の方よりは長生きな部類に入りました。
80過ぎてからはよく◯◯が中学校に入るのは見れるか、◯◯が高校に入るのが見れるか、と毎回話題にしてきましたが、全てかなえてきた形です。

人の人生は儚いです。

頭では分かっていてもなかなかそれを自分のこととして受け止められる方は少ないように感じます。

最後はまた死にたくないと言う人もいます。
私は全くそう考えないためいつでも旅立たせてもらうつもりです。

この17年、劇的に携帯電話が便利になりました。
17年前から一応はあったサービスも普及しきれていなかったことを感じます。

町にあふれた飲食店の情報がそれです。

行かないと店の広さ、駐車場、メニュー、量、価格は分かりませんでした。
参考にならないレビューもありました。
今は情報が集約されて役に立つようになりました。

昨日祖母がふとじいさまに亡くなるまでに今みたいに色々な飲食店に連れて行ってあげられたらよかった、と言うのですが、

私は、時代が変わったから見つけられた店もある。17年前では分からなかった所もあるよ、なんて話をしていたくらいです。

長生きは意外に簡単に出来てしまう時代かもしれませんが、孤独になったご年配の人が何を楽しみに生きるのか、やりがいがあるのか、人生の意味を問うた時に何を思い、感じるのだろうか、と夜中ずっと考えていました。

そのせいでなかなか眠れない夜でした。

気が向くと1日に20回日記を更新しています。

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