一週間で勝手に勉強する子供に変わる、
楽しい家庭学習 母勉プロデューサー
小室尚子です。
「転ばぬ先の杖」ということわざがありますよね。
私は子育てにおいて「転ばぬ先の杖は必要なし!」と
常々思っています。
実は私、大学生からつい2~3年前まで10数年、
スキーのインストラクターをしていました。
初心者にスキーを教えるとき、当然滑り方を教えますが、
同じくらい比重を置いて教えるのが、転び方です。
私たちイントラは、
「今の上手い転び方」
「今の転び方は危ないから、お尻から転んで」と
何十回・何百回と指導します。
何故転び方を徹底的に指導するのか、お分かりになりますよね?
それは、大怪我を防ぐためです。
スキーは、後や横に倒れるのは問題ないのですが、
前に倒れると思わぬ怪我をするスポーツなのです。
だから、上手に転んで起きれるようになるまで、ストックは
絶対に持たせません。
自分で立てない人にストックを持たせても、ストックに
頼り過ぎて余計に立てなくなったり、ストックを変について、
手を骨折してしまったらしまうからです。
ですから、まずしっかり転ぶ。
次に自分で立てるようになる。
これが完璧に出来るようになってから、初めてストックを渡します。
子育ても同じです。
まず転ぶ。
そして自分で立つ練習をする。
大事なことは、我が子に「転ばないように気を付けさせる」こと
ではなく、「転んだら立ち方を教える」こと。
杖もストックも、必要ありません。
まずは上手に転ぶ練習を。