追伸・子供の意見は取り入れない | 1週間で勝手に勉強する子供に変わる、親勉!

1週間で勝手に勉強する子供に変わる、親勉!

東京で全国から参加されるお母さん方に
『1週間で勝手に勉強する子供に変わる、楽しい家庭学習 親勉』を
お伝えしています。


一週間で勝手に勉強する子供に変わる、
楽しい家庭学習 母勉プロデューサー
小室尚子です。


先日のブログの記事、子供の意見は取り入れない
についてご質問がありました。

以下にメールで頂いたものを、ご本人の承諾を得た上で
そのまま引用いたします。



この記事については、正しく理解が出来ているか自信がありません。

お叱りを受けそうですが、私も子供の意見を取り入れてと思っていました。
(それは親の逃げと言われると・・そうだと思います)

中学受験については、うまく誘導しつつ、
子供が自ら望んだと思わせたいなと。

小室様のおっしゃっている「意見を取り入れない」
=嫌がっている子供を
無理やり塾や受験に放り込む
ということではないですよね。

どう子供をやる気にさせるかは親しだい?に
なるかなと思います。

 

ご質問・ご意見ありがとうございました。


「子供の意見は取り入れない」という記事は、
有名ホテルの総料理長をイメージしていただけると、
伝わりやすいと思います。


総料理長がご父兄、才能ある下っ端シェフがお子さんです。

下っ端シェフが料理の一過程を任されたとします。

ミスをしてしまい、お客さまからクレームがきました。

この時、一流であればあるほど、総料理長が謝罪にくるはずですよね。


塾や進路を決めるときも、これと同じこと。

お子さんが「塾が嫌だ」とか受験に失敗したとか、
せっかく合格した学校が「合わない」と言ったときに、
「あなたが決めたことだから」と言って、
責任をとらせるようなことはしないでください。
ということです。


それから、総料理長は下っ端シェフに経験をつませても、
選択肢は与えませんよね。

料理の一過程は任せても、それは下っ端シェフが
自由きままに作ってよいわけではありません。

これは自由を制限しているわけではなく、下っ端シェフが
失敗をする可能性を減らすことにもなるのです。


お子さんたちは、まだまだ未熟です。

その未熟なお子さんが自由に選択し、その結果失敗し、
責任を負うにはあまりにも幼すぎます。

だから、経験をつませるだけで十分なのです。


下っ端シェフが、総料理長が決めた料理の一過程を
確実に出来るようになる。

その経験を完璧にこなせてから、
次に一人で一品を作る許可がおりる。

その一品を完璧に再現できるようになって、
やっとその料理にアレンジを加える選択肢をいただける。

段階をふんだほうが、人は確実に成長できます。

その方が失敗する確率も減り、経験を重ねてこそ失敗しても
責任を負うということを覚えていきます。



今まで私は、進学・編入など、お子さんの人生を決める一大事に
数多くかかわってきました。

私の生徒は12歳以下です。

自分で自分の人生を選択し、責任を負えるほど大人ではありません。

その一大事を決めるときに、私がいつも何度も何度も確認するのは、
子供の意志ではなくご父兄の覚悟です。

そこさえしっかりしていれば、大抵のことは乗り越えられます。