エピソード記憶 | 1週間で勝手に勉強する子供に変わる、親勉!

1週間で勝手に勉強する子供に変わる、親勉!

東京で全国から参加されるお母さん方に
『1週間で勝手に勉強する子供に変わる、楽しい家庭学習 親勉』を
お伝えしています。


一週間で勝手に勉強する子供に変わる、
楽しい家庭学習 母勉プロデューサー
小室尚子です。


ご父兄から、質問がありました。

寺子屋検定で合格したものも、すぐに忘れてしまいます。
どうしたら、良いでしょう?


先日、元Terakoyaご父兄とランチをする機会がありました。

中学生のご父兄いわく
このレベルになると、Terakoyaでやったことはもう忘れない
ということでした。


だから、低学年のうちは忘れても大丈夫!
覚えては忘れて、また忘れたところを覚える、
くり返しになるのが普通です。


どうして低学年は、簡単に忘れてしまうのかというと、
一問一答でしか覚えていない単純記憶」でしか暗記してないからです。


例えば、低学年に「源義経が活躍した時代は?」と質問すると、

「カードがピンクだから平安時代」と答えるお子さんがほとんどでしょう。

これが、一つの質問から一つの答えしか導くことが出来ない
一問一答の単純記憶になります。


高学年になると、一つの質問からいくつも枝分かれするような、
エピソード記憶が出来るようになります。


「義経は、兄頼朝により殺害された。

頼朝が幕府を開いたのは、1192年の鎌倉時代。

それ以前に暗殺されたから、義経が活躍した時代は平安時代になる。

義経は奥州藤原氏を頼って東北まで逃げ、頼朝かくまってもらっていたが、

最終的に、藤原氏は頼朝の圧力に負け、義経を裏切ってしまう。

この歴史的に大きな背景を持つのが、世界遺産登録となった平泉である。

それから約500年後、義経が逃げた東北までの道を旅しながら、

思いを馳せて書いたものが松尾芭蕉の奥の細道。

有名な「夏草や、強者どもが夢の後」は、奥州藤原氏のことを詠んだ句である」。


このように、一つの点から次の点、そしてまた次の点へと、派生して
物を考えられるようになると、もう忘れなくなります


点の単純記憶から、点から線へ繋げるエピソード記憶に、
変換が可能になる年齢になった時に、記憶が定着されます。

それが出来るようになるのが、3~4年生ぐらいからです。


低学年には、「聞いたことある」という程度でも良いので、
たくさんの勉強用語に触れさせることです。


来るべき脳が発達した時期に、点から点へと線が引ける
エピソード記憶に書き替えられる
ように、
今のうちは、単純記憶を増やすことに重きを置いてください。


この単純記憶を増やす作業が、即ち、百人一首や47都道府県や
星座などを覚えることになるのです。

1週間で勝手に勉強する子供に変わる、楽しい家庭学習 母勉

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