= 一望監視装置 =
教室近くの道路でよく一時停止の取り締まりをやっています。
白バイもよく見かけます。
そしてよく捕まっています。
「隠れていないで堂々と検問やれよ。
それなら違反も減るのに」
ヤンキー風の若者が警察に苦情を申し立てる声が聞こえました。
堂々とやっていたら、見張っていると分かったら。
その時だけはたしかに違反はしないでしょう。
隠れてやるからこそ、どこで見られているか分からない。
だから常に気をつける。
本来そんな意味で隠れてやっているはずです。
隠れてやっていると分かっていながら捕まる。
それは気が抜けていたのでしょう。
「どうぞ気をつけて」
というところでしょうか。
仏思想家、ミシェル・フーコーが説いたパノプティコンという概念があります。
日本語で一望監視装置です。
もともとは刑務所の構造を言ったもの。
被監視者から見えない場所から監視するようになっています。
この状態に置かれると、監視される側はいつも見られている気がする。
その結果囚人は勝手に自分で自分を律するようになる。
そんな仕組みのことです。
「お天道様が見ている」
道徳や倫理も同じ構造です。
そんなことより、車で来室の際はご注意ください。
というお話でした。
皆様安全運転でしょうけど。
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