悩むことができるのは解決できるから | フリースクール『寺子屋ありがとう』 新潟

フリースクール『寺子屋ありがとう』 新潟

諦めさせられないでくださいね。
http://terakoya-arigato.jp/

= 生きること、学ぶこと =

 

以前ネット上に

 

「死ななきゃならないくらいなら

 学校になんか行くな!逃げろ!」

 

という内容の文言が飛び交っていました。

私も随分そういった類いの発信をしてきました。

その後で

 

「行くな!と言うのは簡単だけど

 学校に行かなかったらその後どうなる?

 そこまで考えなければ

 休めないのではないか?」

 

という問いかけの言葉も目にするようになりました。

 

いずれもごもっともの意見だと思います。

豊かに生きるために学ぶための学校であり

そのために死んではならない。

 

ただ、学校に行かない場合どうなるか。

世の中の多くの人は

学校教育の機会を失った子がどうなるか

知らないまま様々なことを言っています。

 

 

学校に行かないだけ

休むだけでは根本的な解決にはなりません。

そして新たな問題が生じます。

 

この問題の一つの答えとして

誰もが学校以外で、学校以上の学びができる

環境を整えることです。

 

13年間私はそれだけを意識して

教室を作ってきました。

 

 

 

 

= 不登校の現状 =

 

小中学生の不登校

公式発表ではここ数年毎年10万人代です。

 

全生徒の中で占める割合

小学生は1%以下、中学生は2〜3%です。

 

この中には

自動車で校門をくぐって登校とされている生徒。

教室ではなく別室に短時間だけいる生徒。

病気による休みとさせられている生徒。

などは含まれません。

 

この子達は不登校ではありませんが

教育を受けいていることになるのでしょうか?

 

 

 

世にフリースクールは多くありますが

居場所を提供するだけ。

民間の単位制高校も卒業手書を渡すだけ。

というところが多いようです。

 

以前不祥事が話題になった学校がありますが

ウィッツ青山学園高等学校

 

これは氷山の一角です。

この程度のことをやっているところ

苦しんでいる人を食い物にしている

教育者もどき、教育機関もどきは

他にもたくさんあります。

どうぞご注意下さい。

 

大切なのは登校することではなく

卒業証書をもらうことでもなく学ぶことです。

 

 

日本では既にそれが文化になっているので

気づきにくいことかも知れませんが

苦しんでいる子ども達の教育を

金儲けのネタにしている時点で

終わっています。

 


 

= 出張の度に思うこと =

 

 

今まで

保護者様の相談と、会えたお子さんとの勉強に

出張中の空き時間は全て費やしてきました。

 

 

学校に行けずに受けられなかった教育を

他で受ける場所がない。

いただくのはそんな相談ばかりです。

 

 

 

出張時の空き時間を全て使っても
東京で教室を開校しても焼け石に水。

 

強烈な無力感にさいなまれるわけですが

その苦しさから

 

「できることをやるしかない

 それしかできない」

 

そんな言葉に逃げるようになりました。

とは言え

逃げても逃げても逃げ切れるものではなく。

 

逃げ切れないと分かっていても逃げようとする。

そんな無様な姿を、私はさらしてきました。

 

 

一昨年からはじめたフリースクール設立支援。

各地でそんなことを

相談するでもなく聞いてもらうことで

いつの頃からか

まだまだやれることはあったと

教えてもらい、気づけたことがありました。

 

 

苦しさは

乗り越える準備ができた時にはじめて感じられて

動き出すまでの間、感じ続けるもの。

なのかも知れません。

 

 

 

教室のゴール

 

「教室のゴールは解散

 誰もこのような教室を必要としない世の中に」

 

そのためには、うちが担っていた機能を

家庭に、学校に、地域にお返しすることです。

 

そこまでの道筋が見えたことが

そして一歩踏み出せたことが

今年の一番大きな収穫であり前進でした。

 

 

{FD5A5192-FAA8-4AD8-A2A7-37FC1CA37779}

 

 

学校以外で学校以上の、ちゃんとした教育を

誰もが等しく平等に受けられる。

 

今私が考えているのは

ご家庭で保護者様が

学校に行けないお子さまに学びを手渡す

というものです。

 

 

海外ではホームスクーリングなどの言葉で

実際に採用されているご家庭も多いです。

 

ある基準を満たせば

それを学校の出席、単位として認めています。

そしてそのための

カリキュラムや教材も整っています。

 

 

 

 

「今まで勉強を教える時、散々怒ってきたから

 私からは絶対に習おうとしない」

 

と保護者様からよく言われます。

ですよね。

 

私もそうでした。

勉強を怒りながら教える。

これも今の日本独特の文化なのかも知れません。

 

もちろんそうならないための、そうなってからの

学びの伝え方、手渡し方も保護者様に

お伝えする予定です。

 

 

 

誰もが等しく平等に

学校で受けられる以上の学びを

学校に行かなくても手に入れられる方法。

 

他にもなにか良い方法

ありませんかね?


=============

 

メールマガジン 『寺子屋ありがとう』

https://88auto.biz/terakoya-arigato/touroku/entryform1.htm

 

岸本達也facebook(原則リクエストお受けします メッセージ不要です)

https://www.facebook.com/tatsuya.kishimoto

 

母信力動画講座 7月東京で開催した1Day講座

その内容を再現した320分の動画講座です

https://peraichi.com/landing_pages/view/20170723

 

web聴き方教室

https://peraichi.com/landing_pages/view/8tbry

 

今後の予定 ===========


12月4日 聴き方教室新潟
10:00-12:00 寺子屋ありがとう

12月8日 聴き方教室 横越
10:00-12:00 横越地区公民館

12月15日 聴き方教室 福島
13:00-15:00 本宮市公民館

12月18日 聴き方教室新潟
10:00-12:00 寺子屋ありがとう

 

12月22日 聴き方教室県央
19:00-21:00 地域の茶の間 仲町

12月23日 こころの教室長岡
10:00-12:00 さいわいプラザ
(※夕方から忘年会です)


12月23日 聴き方教室 柏崎
14:30-16:30「夢の森公園」

 

 

以上、参加オープンのものです

================

寺子屋ありがとう

岸本達也

著書『届いてますか?

  子どもたちからのメッセージ』

http://goo.gl/r5RpOI

================