オンリーワンとは | フリースクール『寺子屋ありがとう』 新潟

フリースクール『寺子屋ありがとう』 新潟

諦めさせられないでくださいね。
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えぇぇぇぇと。
今さらですが、笑わないで下さい。
SMAP 解散決定なんですね?
知らなかったのかと生徒に呆れられました。

世間でなにか騒いでいるようなそんな声は聞こえていましたが
まさか本当に解散とは。


メンバーの人柄を労務面で分析したものを読んだことがあります。
一人一人個性があって。
それにあった役割を果たして。
だからこその長期の人気。
確かそんな内容でした。


一人一人個性的でしたね。

もちろん私はファンでもなく
誰がメンバーかさえ分かりません。

 

私の中でSMAPといえば

「No.1にならなくてもいい もともと特別なonly one」

この句です。
 

 

「世界で一つだけの花」

 

この歌とフレーズが日本の軟弱化に拍車をかけた
以前そんな批判の声を聞きいたことがあります。

そんな受け止め方もできるのかとある意味感動しました。


オンリーワンであるなら自動的にナンバーワンでもあります。
批判していた人は気づいているのでしょうか?

みんなとは同じではない従来とは異なるナンバーワンのあり方。

この歌の意味を私はそう受け止めていました。

 


~No.1にならなくてもいい もともと特別なonly one~

 

この句を諦め開き直りと受け止めるか
単なる特別意識見るか
それとも、、、
色んな受け止め方ができます。

 

諦め開き直り

どうせ一番にはなれないからみんなと一緒、平凡で結構。
そんな受け止め方もできそうです。
そうであるなら確かに軟弱化に繋がるでしょう。


特別意識

「あなたは特別 あなたのままで素晴らしい」

確かにそうなのでしょうけどそれでそのまま満足して安住の地に留まる
そんなことはないでしょうか。

一時でも幸せになれるならそれで良いのですが。
単なる見て見ぬふりの方便。
また依存心を突かれとことん利用され続ける。
そんなことも少なくないような。

 

学校、家庭、職場、地域コミュニティー
承認欲求を満たすだけの場が増えたことが日本の軟弱化の主因です。


諦め開き直りと特別意識。

上記二つに共通するのはナンバーワンの意味が誰か一人がなれるナンバーワン
ということです。

それは他者と競い抜きん出ること、そこにこそ価値がある。
という思想が根底にあります。

 

 

もう一つの受け止め方として
自分だけがではなく他の誰か一人がでもなく全ての人が
もともと特別なオンリーワン。

 

要は
その分野、時、場、誰かにとって、ナンバーワンであるということ。
それがオンリーワンでありナンバーワンであること。

 

自分だけがでもなく他の誰かだけがでもなく。
全ての人が特別でオンリーワンでナンバーワン。

 

全ての人が特別なら特別な人はいなくもあり特別でない人もいなくもあり。
どちらを見るかの話です。

 


先日フリースクール設立支援でお邪魔した教室。

 

「特別でなければという呪縛は競い合う文化が持たせたもの
 その源流は教育ですか?」

 

そんな質問をいただきました。
正にその通りかと思います。

 

競い合う文化人生の中で最初に触れるのは受験勉強でしょうか。

そこに求められるものは決められた内容を期限内に習得すること。

 

ただ一つの価値を基準に上下優劣を決められる。
ここに全ての人が特別という概念は入れません。

国が司る教育制度ですから必ず国の思惑が入ります。

 

明治5年

徴兵制度の前年にできたのが日本の義務教育制度
なにを目的としたものか。

 

ただ、義務教育制度の功績は大きい。
多くの人に学ぶ機会を与えてくれました。

 

この制度がなければ私が今パソコンの前に座っていることもなかったでしょう。

学ぶ土壌はもらった。
あとはそれに流されずみんなが特別で

そうでない人など誰もいないことを忘れないことです。


「フリースクール」
少なくとも「学校」や「塾」とは異なるものなのですから
異質なものを提供できなければ存在する意味はないですね。

それが私の中でオンリーワンであることです。


それにしても、、、
SMAPの解散は衝撃的でした。