例年どおり、正月飾りなし、お節料理もお屠蘇もない倹(つま)しいお正月です。
せめてもと、自作の器に“紅白”のつもりで椿『三河数寄屋』(写真:右)と『ゆかり』(同:左)を。
また、数年前に引退された信楽町(滋賀県甲賀市)のご夫婦作の、12年前の龍を門扉の前に。
しばらく前に飲み友達がくれた正月用の地酒が、冷蔵庫に入れたままであることを思い出しました。
いいお酒を注いだ自作のぐい吞みを口に運べば、しばし陶然!です。
私の花入れ・ぐい吞みをお遊びで店の棚に置いてくださっている信楽町のギャラリーさんから、私のぐい吞みが結構な値段で売れたとの知らせがありました。
素人作で箱もないことを承知の上で買ってくださったとのこと。
今回が初めてではありませんが、売れたことより同好の士がおられたことの方が嬉しいのです。