「薬をかけずに 愛情をかけました」 | 茨木市・寺田接骨院院長の健康法ブログ

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からだの痛み、ゆがみ、かゆみなどを改善するために

あるシンポジウムでお目にかかった農園主・五兵衛さん。


40年前から、農薬・化学肥料を一切使わず、

有機肥料で安全な野菜や果物を作ってこられました。

当時の行政からは「そんなのは農業ではない」と批判され、

何の援助もしてもらえなかったそうです。

五兵衛さんは、芋ほり体験をしてもらったり、お弁当を食べてもらったり、

創意工夫を重ねて、今では農園レストランや、農園で販売するケーキやジャム、

ジュースの加工も手がけていらっしゃいます。


自分の信念を貫いてこられた五兵衛さんの農園を訪ねてみたくなり、足を運びました。

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茨木市から車で約1時間、枚方の307号線沿いに農園はありました。


観光バスも来ていて、駐車場はほぼ満車。たくさんの家族連れでにぎわっていました。


酒蔵だったという本館。大きな酒樽をリフォームしたテーブルへ案内されました。

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皮まで食べられる栗やぶどうに始まり、

50種類近くの食材が手間ひまかけて調理され、出てきました。

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どれも美味しく、目を楽しませてくれます。


こんなフルーツがあるの・・・、こんなものがてんぷらに、おすましに、シャーベットに・・・

とサプライズの連続。


でも、何が出てきたかは、秘密にしておきますね。

行かれた時の感動が減りますから。


これだけの食材を、農薬・化学肥料なしでそろえるだけでも至難のわざ。


それを料亭のように和食にし、パティシェのように洋菓子にしているのは、

五兵衛さんの奥様です。


ご夫婦ともに、研究熱心で努力家だからこそ、成しえられた農園レストラン。


すっかりファンになってしまったので、ちょっと遠いけど紹介しました。


日帰りのドライブにお勧めです。


農園杉・五兵衛 枚方市杉責谷1-951 ℡072-858-0070


★五兵衛さんの奥様にうかがった話です。


野菜や果物は、皮の表面についている白い粉のような酵素に、

すばらしい栄養があるそうです。

それを食べ続けていると、すごく健康になれるんですって。


でも、今の農産物は農薬がかかっているから、酵素ごと農薬を洗い落としたり、

皮をむいたりしないと食べられません。もったいないですね。


★「できたて豆腐が美味しかった」と言ったら、

五兵衛さんが豆腐作りのいきさつを話してくださいました。


もともと豆腐は、豆腐屋さんからの仕入れでした。

しかし、安い遺伝子組み換え大豆が輸入されるようになって、

豆腐の値下がりが激しく、豆腐屋さんが廃業されることになりました。


五兵衛さんは豆腐屋さんと交渉して、

豆腐づくりの機械と職人さんを農園に移してもらわれました。


それから農園の豆腐は自家製になったのだそうです。

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★五兵衛さんの農園には、たくさんの若者が働かせてほしいと訪ねてきます。


農学部を出たような若者は続かないことが多いそうです。


五兵衛さんのようなやり方では儲からないから、

農薬や化学肥料を売っているような会社に就職してしまうのです。


続くのは、このままでは地球の環境がダメになると、

真剣に考えているような若者だそうです。


★五兵衛さんの畑には、除草剤を使わないのに、

うねに雑草がほとんど見当たりません。


働いている人たちが、手作業で草引きをされたのでしょう。


農園には40頭のロバが飼われていました。


草を食べさせ、フンは発酵させて、堆肥にするそうです。


五兵衛式循環農法です。


(子どもはロバに乗せてくれます。ウサギをさわれるコーナーもありました。)

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★台所やトイレでも、洗剤は一切使わず、電解水などで洗っておられます。


農園では化学薬品ゼロ。


農園の地下から、地下水をくみ上げてまかれます。


この日も五兵衛さん、水道の蛇口を修理されてました。


自分で農園に張り巡らしたパイプは、数キロメートル。


★十年前、農水省の偉い方が「すばらしい農業」と絶賛。


行政の対応が一変したとか。


寺田接骨院 寺田弘志